2019年02月13日 (水)冷た~い北風が生む甘~いゆで干し大根~長崎・西海~


長崎県西海市で冬の間作られる特産品の「ゆで干し大根」。大根をゆでてから干すのが特徴で、地域の保存食として昔から食べられてきました。スライスした大根をゆでて五島灘沿いの崖に組んだ「やぐら」に広げ、海から吹き上げる風に一昼夜さらします。大きな大根が一握りほどにまで小さく、色合いも飴色に。出来上がりには大根のうまみと甘みがぎゅっと濃縮されています。地域で30軒ある農家でもベテランの濱脇賢一郎(はまわき・けんいちろう)さんは、妻の邦子(くにこ)さんとともに40年間独自の工夫を生かしながら作り続けています。見た目や食感を考え、大根を切る長さにもこだわります。干してからも目配りはかかせません。
毎日2、3回大根の乾き具合を確かめ、空気を含ませながら手で返していきます。甘みを増してくれるのは「冷たい北風」。濱脇さんは「大根はこの風が一番の好物」と笑顔を見せます。お昼にはゆで干し大根を使った邦子さん特製のみそころ(お煮しめ)や、友人たちが持ち寄ったオムレツやひじき煮などアイデアゆで干し大根料理も。地域の人たちの熱意と冷た~い北風で作られる「ゆで干し大根」のおいしさの秘密と魅力を届けます。

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■ゆで干し大根を購入できるところ
▽特産直売所 よかところ
住所:長崎県西海市西海町木場郷490
電話:0959-32-1101
営業時間:午前8時~午後5時まで(3月以降は午後6時まで)

▽伊達本舗
住所:長崎県西海市西海町蛎浦郷980-17
電話:0959-35-2121
(日曜日は電話がつながりません。店舗は開いています)

▽中野和一郎商店
住所:福岡市西区小戸4丁目18番27号
電話:092-881-1831
営業時間:午前9時~午後5時45分まで


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「宮脇さん、高所恐怖症ではないですよね?」と第一声にディレクターから聞かれ、
始まった今回の企画。
不安を抱きつつ向かったのは…長崎県西海市!
町についてすぐ、ディレクターに聞かれた意味が分かりました!
海にせり出すようにして組まれたやぐらが、ずら~っと並んでいるんです。
防波堤沿いに組まれているものもあれば、山を登った崖のような所に組まれているものも。
見るだけでも足はすくむし、手足の感覚がなくなるほどの”強烈な寒風”!
そんな不思議な場所で作られているのは、「ゆで干し大根」。
この環境だからこそおいしくできるんだとか・・・。
長崎県西海市の五島灘に面した地区ならではの、伝統食なんです。

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大根を加工して作るゆで干し大根ですが、なんと専用の大根を育てるところから
始まっているんです。
栽培・収穫・加工と出荷までの工程は、長い道のり。
しかも寒く過酷な環境での作業。
 
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浜脇さんご夫婦を初めとしたゆで干し大根農家さん、心から尊敬です。
私もほんの少しだけ、作業をさせていただいたのですが、
大根は重いし、ゆでたては熱いし、干し場は怖くて寒いし…
そんな過酷な中でも、おいしくするためのこだわりがたくさんあって…
もう、身をもって生産者のみなさんのすごさを感じました。
ですが、からっとした冷たい風に吹かれながら行う作業は、すがすがしく感じ、
気が引き締まる思いでした。

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地元の伝統の味を代々受け継いでいく、西海市のみなさんの静かで強い気持ちに
胸がきゅっとなりました。
和・洋・中なんでも合っちゃうゆで干し大根、みなさんもお試しあれ~♪

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分


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