2019年03月07日 (木)未来へ伝える"祈りの光"


教会の窓を飾る祈りの光・ステンドグラス。それを支える老舗工房が福岡市内にあります。全国各地のステンドグラス製作や復元を手がけている「東洋ステンドグラス」です。大正末期、長崎の教会で見たその美しさに惚れ込んだ創業者・七條泰雄氏がドイツで技術を習得し、昭和2年に福岡市柳橋で設立。商人の町・博多の料亭やサロンを飾る装飾窓として大人気を博し、その後、教会からのステンドグラス製作の依頼も入ってくるようになりました。しかし、時代の変化の中で後継者は減少。工房は全国で最古のステンドグラス工房となっています。長崎と天草地方の教会群が世界遺産に認定され注目を集める中、ステンドグラス伝統の技術を伝えることも大切になってきています。「ガラスに込められた祈りを伝えるためにも伝統の技術を絶やしたくない」と3代目社長・高木成忠さん(73)は語っています。福岡市にある老舗ステンドグラス工房の歴史と、現在の思いを取材しました。
(※高木さんの高の字ははしごだか)

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「東洋ステンドグラス」3代目社長の高木成忠さんと娘の高木ゆりさん

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稲佐教会(長崎市)のステンドグラス

■東洋ステンドグラス株式会社について
住所:福岡県福岡市南区大橋2-22-12 共和ビル1F
電話:092-512-1313

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「東洋ステンドグラス」3代目社長の高木成忠さん

【取材ディレクターの一言】
今回、東洋ステンドグラスを取材して、改めてステンドグラスの歴史と製作の難しさを知りました。教会で目にするステンドグラスはおよそ200年の耐久性があると言われていますが、台風や地震などで細かな修復は度々必要になります。長崎の教会群が世界遺産に認定された今、「初代から預かった工房を次世代に返す」と語る高木社長の言葉のように、ステンドグラスの歴史と技術をしっかりと受け継いでいって欲しいと思います。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分


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