2019年02月07日 (木)売り切れ続出!津屋崎人形の秘密


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お正月の干支の置物や子供のおもちゃ、節句人形として地域に根付く郷土玩具。若い人を中心に“新しい”と、今、注目を集め始めている。郷土玩具のコレクターで、福岡市中央区で専門店を開く店主・瀬川信太郎さんは「昔、おばあちゃんの家などで見てたけど、最近は身近にない。若い人はそれをSNSとかで素直にカワイイと感じている」と話す。そんな郷土玩具のなかでも入手困難になっているのが、福岡の郷土玩具「津屋崎人形」。吹くとフクロウの鳴き声が出る“モマ笛”と、独特な表情を持つ“ごん太”人形は、全国からも問い合わせが殺到している。これまで細々と直接注文を受けて販売するのみだった七代目・人形師の原田誠さん(66)も驚きだ。
なぜそこまで人気が出たのか。作り手の想像も超える津屋崎人形のその人気の秘密を探る。

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▽筑前津屋崎人形工房  
現在、ほとんどの人形が品切れとなっています。
ホームページなどでご確認の上、取り扱い店舗などにお問い合わせください。
また高額で転売する方がいらっしゃいます。
限定販売の品物以外は、お待ちいただければ、時間がかかりますが通常価格で購入できます。
電話:0940-52-0419
住所:〒811-3304 福岡県福津市津屋崎3-14-3


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▽山響屋(やまびこや)
福岡市中央区今泉2-1-55 やまさコーポ101
電話:092-753-9402  不定休
全国各地に出張・買い付けに行かれているため、留守の時もあります。
ホームページでご確認のうえ、お出かけ下さい。
 

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▽晴 MUSUBI(VTR冒頭で紹介したセレクトショップ)
電話:092-753-6068
住所:〒810-0001 福岡市中央区天神1丁目 天神地下街内 東 10番街 043


【担当ディレクターの一言】
ホーホーと鳴く津屋崎人形のモマ笛。私もぜひ欲しい郷土玩具のひとつです。
現代ならではのSNS、いわゆるインスタによって“映(は)える“ごん太のフォルムや表情は、着物にあしらわれていた玩具柄とはまた違う今にハマる良さがあると思います。
しかし、昔からの一つ一つ手作りで数に限りがあるため、ネット販売などで手に入る今、品切れが続いているのです。私が驚いたのは、焼き物において今ほとんどが電気やガスを使って効率よく高温で焼き上げるのに、ここでは薪を使って火力を調整する昔ながらの釜を使っていたことです。
福津市津屋崎、目の前は遮るものがない海、七代目の誠さんは海風や山から吹き下ろす風を読みながら薪を割ってくべ、温度を調整していきます。それは経験がないとできないことですが、それでも一部に製品にならない人形が出来てしまうのです。しかも釜いっぱいに詰めるまで、土人形をつくらないと焼くこともままなりません。煙にいぶされながら、6時間以上かけてやっとできあがる土人形。そこにはデザインや絵付けだけではない、“制作の難しさ”がありました。
あと10年は息子を一人前にするために、頑張ると仰っていた誠さんと、古いけど新しい人形型を見つけたいと意欲を燃やす息子の翔平さん。これからもお二人が作る津屋崎人形が幅広い人たちに長く愛されていくことを願っています。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分


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