フォーカス福岡

2018年06月21日 (木)"野鳥の声"届け人


初夏を迎え、新緑が生い茂るこの時期は1年で最も多くの野鳥が海を越えて九州にやって来ます。そんな野鳥たちを探して山や水辺を巡っている男性がいます。福岡市に住む田中良介さん(79)。探しているのは野鳥の姿ではなく“鳴き声”です。四季を通してさまざまな野鳥の鳴き声を録音して目が不自由な人に届けているのです。活動を始めて15年。これまで集めた野鳥の鳴き声は80種以上にもなります。目が不自由な人にとって野鳥の声は“生きる力”になると毎年オリジナルCDを作っては全国各地の盲学校や点字図書館などに送り、これまでに400か所以上に届けてきました。今回は野鳥の鳴き声を探して届ける活動に密着しました。

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■野鳥の声を届けているボランティアグループ
▽「バードコール」代表 田中良介さん
電話・FAX:092-865-1355

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【取材ディレクターの一言】
田中さんのCDには至近距離で録音に成功したであろう野鳥の美しい鳴き声がたくさん収録されています。それもいいものを届けたいという思いで日々努力を積み重ねた結果なのだと同じ制作者としてとても勉強させられました。
とても79歳とは思えないバイタリティで活動を続けている田中さん。ことしも10月頃に新作を完成させて全国の点字図書館や盲学校などに届けるということですが、CDを聞いてみたいという方がいればお問い合わせくださいとのことです。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年06月07日 (木)薬剤師が変わる


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今年4月、調剤報酬制度が大きく変わった。これまで薬剤師は処方箋の調剤が 中心だったが、今後は薬の飲み合わせや副作用までを見極め、場合によっては医師に提言まで行う。いわば患者の薬のマネージメントを担おうとしている。
背景には、たくさんの薬を飲むことで高齢者の身体に有害な症状が起きる、ポリファーマシーの問題がある。
西区の白十字病院では、薬剤師が毎週、薬を見直すポリファーマシーカンファレンスを実施、医師へ減薬提案を行っている。
薬の適正使用について研究している福大病院の神村教授は「分解機能の低下した高齢者は薬効が体内に残り健康被害が起こりやすい、薬は薬の専門家である薬剤師にも相談してもらいたい」と話す。
街の調剤薬局でも新たな取り組みが。小郡市の調剤薬局では複数の病院で処方された薬が適正かどうかを独自に検討。さらに市販の薬やお酒との飲み合わせなど患者からの問い合わせに24時間対応している。
薬を渡すだけじゃない、時には減らす薬剤師の新たな取り組みを追う。

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■ポリファーマシーカンファレンスを実施している病院薬剤部
▽社会医療法人財団白十字会 白十字病院
電話:092-891-2511

■かかりつけ調剤薬局
▽杉山薬局 小郡店
電話:0942-23-8700
処方のお薬をお渡ししている患者さんに24時間対応の薬局です
一般の方は対象ではありません。

■お薬で気になることは
各都道府県にある薬剤師会で一般の方の相談を受けつけています。


【担当PDの一言】

24時間対応の調剤薬局。ドライブスルーで処方薬がもらえる調剤薬局。
実は、今いろいろな薬局ができています。
そして、以前は医師の診断がないともらえなかったお薬が薬剤師さんのいる薬局で買えるものもあります。
だからこそ、本当に飲み合わせは大丈夫か。
市販薬は、サプリメントは大丈夫だなんて思わず相談することが大事です。
意図をせず身体に有害な症状をもたらすこともあるというのがポリファーマシーです。
現場の薬剤師は、決して食べ物だから大丈夫とかサプリメントは薬じゃないと思っていると、そうした飲み合わせで高齢者は救急車で運ばれてくることもあると言います。市販薬もよく見ると、高齢者は「かかりつけ」を作ることが本当に大事、健康サポートもしてくれるという薬局、なのだなと思いました。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年04月13日 (金)あなたの笑顔を覚えていたい ~生前遺影 家族の思い~


生きているうちに遺影を撮る“生前遺影”。ここ数年、終活ブームの中で広がってきたが、全国でもいち早く生前遺影の撮影を始めた写真館の1つが福岡にある。
福岡市の郊外にある写真館。明石一矢さん(69)と智津子さん夫婦が二人三脚で撮る“とびきりの笑顔”が評判で、これまでに2000人以上を撮影してきた。亡くなってからあわてて探した集合写真などから合成して作るのが一般的だった遺影。明石さんは「その人を思い出すための特別な一枚が、画質も表情も悪いものでは悲しすぎる」と考え、生前の撮影サービスを始めた。当初は高齢者本人が撮影を依頼するケースが多かったが、近年増えているのが、家族からの依頼だ。抗がん剤で髪が抜ける前に母の写真を撮って欲しい-。認知症の妻が自分のことを覚えているうちに、夫婦の仲の良い姿を残したい-。ここには毎日、亡くなったあとも“その人らしい笑顔”を忘れたくないと願う家族のドラマがある。家族の思いを見つめてきた写真館を取材した。

■写真館 問い合わせ先
▽フォトスタジオ ビタミン
住所:〒814-0123 福岡市城南区長尾4-6-23
電話:092-862-2351
FAX:092-865―9368
営業時間:09:30~18:00(火曜定休日)

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【取材ディレクターの一言】
幼い頃、おばぁちゃんの家に行くと、座敷の奥に飾ってあった遺影写真。ピンぼけしているし、表情は暗いしで、幼心に「怖い」という印象を持ったのを覚えています。
取材を通じて、「その人らしい遺影写真を残すこと」は、残された家族のその後の人生を大きく左右する、と思うようになりました。撮影中に出会ったご家族は、お母様が認知症となり、性格も変わってしまったことで、娘さんが心身共にとても苦労したとお話していました。ときには親子の関係さえも否定したくなるような感情にかられたと言います。ただ、写真を撮るときは、「自分の大好きだった母の笑顔を残したい」と、お母様のお洋服や髪の毛を整え、一緒に撮影に参加されていました。とても柔らかく、よい表情の写真を撮られていました。
大切な誰かの写真を、その人が感じられるものとして残したい。人間の記憶は非常にあいまいであやふやなものです。ただ、たった一枚の写真でも記録があることで、自分の記憶がありありとよみがえってくる。そこに写真の力があるのだと改めて感じました。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時17分 | 固定リンク


2018年04月06日 (金)子ども時代の〝骨づくり〟で寝たきりを防げ


 

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高齢になった後、元気に生活できるか、ベッドの上で過ごすのかを分けるのが、“骨”。高齢になると、骨密度が低下して骨がスカスカになる骨粗しょう症になりやすい。骨粗しょう症になると、ささいなことで骨折し、そのまま要介護や寝たきりになる人も少なくない。骨粗しょう症になってから、骨密度を上げるのが容易ではない中、注目されているのが“子ども時代”の取り組みだ。骨の中のカルシウム量は20歳ごろにピークを迎え、そのあとは年齢とともに減り続ける。骨が活発に成長する子ども時代に“ピーク時の骨密度”を増やしておくことが、将来骨粗しょう症になるリスクを減らすのに効果的だからだ。
こうした中、福岡女学院看護大学の松尾和枝教授は、市や学校と連携して、骨にいい生活習慣を身につけてもらうプロジェクトを行っている。全児童の骨密度を毎年測定。骨の成績表を配って骨を強くするモチベーションを持たせると共に、骨密度を高める食事や運動を教えてきた。取り組みを始めて3年、骨密度が上がる児童が続出するなど、成果も出てきている。
注目される“生涯にわたる骨づくり”について取材した。


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■子どもの“骨”づくりに取り組む専門家
▽福岡女学院看護大学 松尾和枝教授
電話:092-943-4174(代表)

■骨粗しょう症について取材をした病院
▽健愛記念病院
電話:093-293-7090

■取り組んでいる学校
▽福岡県古賀市立小野小学校

【取材者のひとこと】
取材させていただいた小学校の子どもたちが、『まごたちわやさしい』(骨にいい食事のポイント)や『骨粗しょう症』などのことばを、いとも簡単に覚えて話す姿に驚きました。小学生の頃に覚えた歌や言葉は、大人になっても覚えているものです。この取り組みが子どもの記憶に定着していると感じました。「子どもは宝」と言われていますが、育てるのは親。小学校に通う親たちも、『一緒に外遊びをしよう』とか『お母さんもいろんな食材使ってご飯がんばるね』と意識改革がはじまっているのを感じました。
私もこどもを持つ母親。毎日の食事や取り組みが子どもの将来につながると思い、『かかと落とし』をしながら、台所に向かいたいと思います。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:13時32分 | 固定リンク


2018年04月02日 (月)社会は僕らの"発想"で変える!


今回は、会社をおこす『起業』の話題です。福岡市も含めて、いま起業を志す人への支援の手が広がっています。特に注目されているのが、10代の起業家の存在です。世界でも豊かな発想力で次々に新たな会社を立ち上げています。3月末に福岡で行われた若者向け企業育成キャンプを取材しました。

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■「イノベーションキャンプ」をNPO法人 ハックジャパン
住所: 大阪府豊中市桜の町3丁目7番7号 2F
お問い合わせは「NPO法人ハックジャパン」のホームページをご参照ください。

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桜も満開になり天気もよく、お花見日和が続いていますね。
春といえば、就職活動の時期でもありますよね!
進路に悩む高校生や大学生のみなさんも多いかと思いますが、
今回は“就職”ではなく”起業”を選択肢として考えている学生たちを取材してきました。
取材で伺ったのは、九州大学で行われた「起業家育成キャンプ」。
中学1年生~高校3年生の学生たちが集まっていたのですが・・・
自分のやりたいことや事業プランを堂々と話す学生たち!本当に驚きました。
キャンプで教えられることも、実際に起業するために必要なノウハウで、
学生たちも真剣そのものでした!
世の中を変えたい!もっとよくしたい!そうした熱い思いを思った学生たちは、
とても輝いていて、このキャンプに指導員として参加した企業の担当者の皆さんも、
「まだまだ荒削りだけど、おもしろいことができる発想を持っている」と、
学生たちに期待していました!今後の学生たちの活躍が楽しみですね!

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時55分 | 固定リンク


2018年03月09日 (金)離職を防げ!精神障害者の支援とは


近年、「うつ病」や「統合失調症」など精神疾患を抱える人が増えている。それに伴って、精神障害者の就職件数も増加している。しかし、課題となっているのが、離職率の高さ。就職した精神障害者のおよそ半数が、一年以内に辞めているという実態がある。
番組では、離職を防ぐための取り組みをすすめる、就労移行支援事業所を取材。精神疾患があり、「仕事を続けられるか」という不安を抱える男性と、男性の就労を支援する事業所の取り組みを紹介した。

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■「就労移行支援事業所 キャリアチャレンジカレッジ博多」
住所:〒810-0005 福岡県福岡市中央区清川3丁目14番7号 ファーストビル2F
電話:092-406-6462/FAX:092-406-6463
※電話受付 10:20~18:00(左記以外の時間は留守番電話で対応)

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:14時31分 | 固定リンク


2018年03月01日 (木)ドライブレコーダーで事故を防げ


ドライブレコーダーが捉えた決定的瞬間が、事故の真相究明につながるケースが相次いでいる。さらに、“ドラレコ”の進化は、「危険運転をするドライバー」や、「事故が起きやすい場所」の傾向を明らかにしようとしている。映像に加え、自動車の挙動を場所や時刻とともに記録しているためだ。
リポートでは、そのドラレコを活用することで始まった交通安全対策を紹介する。1つは、行政による道路上への対策。ドラレコが検知した、危険運転が多く見られたエリアに、「ハンプ」と呼ばれる段差を設置しているのだ。2つ目は、ドライバー自身への対策。運送会社が150台ある車全てにドラレコを設置し、運転中のドライバーを監視し続けるサービスを導入しているのだ。「加速」「減速」「ハンドリング」などの項目で運転を分析し、点数にしてドライバーや管理者に伝える仕組み。これによって事故2割減少などの成果をあげている。ドラレコが普及されることで、新たな展開を見せる交通安全対策の最前線を伝える。

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■福岡市の道路対策について
▽福岡市
電話:092-711-4111

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年02月09日 (金)"はじめまして、ばぁちゃん。" ~共感広がる 認知症の祖母への歌~


認知症の祖母について歌った「はじめまして、ばぁちゃん」。福岡を拠点に活動するバンドが去年作った歌で、介護に悩む人たちの間で「号泣した」「前向きになれた」など共感が広がっている。動画の再生回数は4か月で5万回を超え、反響を受けて2月にはメジャーデビューも決まった。
この歌は、メンバーの高尾和行さん(33)の実話を元に作られた。孫の自分のことも忘れてしまい、会うたびに「はじめまして」という祖母(90)。歌は、そのエピソードをユーモラスに描きながら、認知症を受け入れ、共に過ごせる限られた時間を大切にしたいという高尾さんの思いがつづられている。ときに、家族の名前や思い出までも忘れてしまう認知症。妻の変化を受け入れられずにいた80代の男性は、この歌を聴いて「初めて温かい気持ちで向き合えるようになった」と語る。
多くの人の心を動かす歌はどう生まれたのか。共感する人々の思いと共に伝える。

■CD名「はじめまして、ばぁちゃん。」
税込み:1500円
歌い手:ミサンガ
発売元:よしもとミュージックエンタテイメント
▽よしもとクリエイティブ・エージェンシー プロモーションセンター
電話:03-3209-8636

■イベント情報
▽六本松蔦屋書店 2月10日(土)14:00~
住所:〒810-0044福岡県福岡市中央区六本松4-2-1 六本松421 2F

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福岡を拠点に活動する3人組バンド、「ミサンガ」のみなさん!先月、岡垣町で行われたライブにおじゃましました。初めて歌声を聴いたのですが、元気をもらえる歌声で、3人のハーモニーがとてもよく響き合い、温かい人柄が歌から伝わってきました♪中でも1番心にしみた曲は、「はじめまして、ばぁちゃん」。歌詞には、リーダーの高尾さんが認知症の祖母との思い出や祖母を思う気持ちがつづられていて、とても温かい気持ちになり、私も自分の祖母に思いをはせるきっかけになりました。会場のお客さんの中にも身内に認知症の方がいるご家族の方は、「優しい気持ちになった」と涙を流していました。

聴くと心が温かくなるこの曲。人と温かく接したいという気持ちになりました。「ミサンガ」の皆さんの活躍が楽しみです♪

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時15分 | 固定リンク


2018年02月05日 (月)うちの会社 継ぎませんか ~広がる"第三者への事業承継"~


中小企業庁によると、2025年には、日本企業の約3分の1が、廃業危機に直面すると予測されています。その理由は、後継者問題。中小企業では今、経営者の高齢化が進んでいて、あとを継ぐ子どももいないなどで、後継者不在の企業が増えているのです。こうした中活発化しているのが、「第三者への事業承継」。会社とは全く関わりのなかった社外の人材に、事業を引き継いでもらおうという動きです。事業承継に乗り出した企業を取材しました。

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■「粉末だし」を企画販売している会社
▽(株)すぱいす・1
住所:福岡市西区姪の浜1-21-17
電話:092-836-6228

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■「転職サイト」を運営している会社
▽株式会社ビズリーチ 福岡オフィス
住所:福岡市中央区西中洲12-33
電話:092-406-5003

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■転職サイトのサービスを使って後継者候補を探している会社
▽株式会社アスクメンテナンス
住所:熊本市中央区西唐人町28番地
電話:096-326-1911


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会社の経営を後継者に引き継ぐ「事業承継」。
継いでくれる子どもや社内の人材がいない場合に、全く関係のなかった“第三者”に引き継ぐ動きについてお伝えしました。
この「第三者への事業承継」、私は聞き慣れない言葉でしたが、最近、多くの新聞や雑誌等でも取り上げられているほど、注目を集めているんです!
全く知らなかった人に、大事な会社を渡してしまうの!?
というのが率直な最初の感想でしたが、取材をしていく中で、慎重に、時間をかけて、双方の思いもぶつけながら引き継ぎを行っている様子を見させてもらい、「本気で会社をなんとかしたい」と思っている人たちだからこそ、事業承継が成立するのだと感じました。
これから、後継者不在による廃業はますます深刻になっていくと考えられます。
なじみのお店や伝統の技術がそうしたことで失われるのは、とても悲しく思います。
手遅れにならないように、ひとごとだと思わず、考えていきたいです。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時27分 | 固定リンク


2018年01月15日 (月)九州北部豪雨 絆つなげて


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九州北部豪雨から半年あまり。被災地・朝倉は徐々に復興が進みつつある。しかし、山間の小さな集落では未だに復旧の手が入らず、発災当時のままのところも少なくない。
杷木志波の道目木集落もそのひとつ。先行きが見えない中で、住民たちはさまざまな悩みを抱えている。家を濁流で流された人。家があるのに帰ることが出来ない人。柿の栽培を辞めざるを得ない人。
集落のある住人はいち早く1人で集落の家に戻った。それから2か月あまり、そこは、家を失った人たちが集う憩いの場になりつつある。豪雨がきっかけでバラバラになった集落の絆をいかに維持するのか。その取組を追う。

■企画中にお伝えした加工品は企画段階のもので、まだ販売されておりません。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時21分 | 固定リンク


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