フォーカス福岡

2018年11月08日 (木)二ホンウナギを追跡せよ! 福岡 柳川


日本で食べられているウナギのほとんどを占める「二ホンウナギ」という品種のウナギ。4年前、この二ホンウナギが絶滅危惧種に指定され、近い将来、食べられなくなるかもしれないとも言われています。まだ多くの謎に包まれている二ホンウナギは、人間の手で繁殖させ、数を増やす技術はまだ確立されていません。こうした中、柳川を中心に自然環境の調査などを行っているNPO法人の呼びかけで、二ホンウナギの生態を調査する重要な研究が始まりました。二ホンウナギの体内に小型の発信器を埋め込んで放流し、その行動を追跡するというのです。かつて二ホンウナギがたくさん生息していた柳川の掘り割りを舞台に行われる追跡調査の現場を取材しました。

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■柳川の掘り割りを舞台に追跡調査を行っている研究チームについて

【調査を企画したNPO法人】
▽NPO法人 SPERA森里海・時代を拓く
住所:柳川市椿原町45番地
TEL:0944―72―2424

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▽京都大学 大学院情報科学研究科
住所:京都市左京区吉田本町36-1

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▽県立伝習館高校・自然科学部
住所:柳川市本町142
TEL:0944―73―3116

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■柳川うなぎ料理組合

▽有限会社 古連(これん)
住所:柳川市三橋町下百町31-6
TEL:0944―72―0026

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【取材ディレクターの一言】

柳川の掘り割りで始まった二ホンウナギの追跡調査。市民も参加したこのような研究は全国的にも珍しく、協力して地域の食文化を守ろうと奮闘する地域住民の方々の姿に、自分自身あらためてふるさとを守っていくことの大切さを感じました。これから2年ほどかけて調査が行われますが、二ホンウナギの生態解明につながる研究結果が出ることを期待し、取材を継続していきたいと思います。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年11月01日 (木)糸島ブランド 仕掛人は"スーパー公務員"


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今、福岡県糸島市の食材を使った「糸島ブランド」が人気を集めている。たいのアラを使った濃縮だしは発売2ヶ月で8千本以上売れ、ふともずくはこの1年半で売り上げ6倍に増加し、大手コンビニでも販売されるようになった。その仕掛け人が、糸島市の職員、岡祐輔さん(39)。「地方公務員が本当にすごいと思う地方公務員アワード」で全国12人に選ばれた“スーパー公務員”だ。

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公務員として働きながら、ビジネススクールでMBAを取得した岡さん。糸島に多数ある小規模食品会社が、いい商品を作っているのに売り上げが伸び悩んでいることに注目し、そのブランド化に乗り出した。そこでタッグを組んだのが、全国でも珍しく商品開発の授業がある博多女子高校。女子高生に、パッケージデザインから、販路の開拓までを担ってもらったところ、メディアからも注目され、ヒットにつながった。岡さんが次なる「糸島ブランド」に育てようとしているのが、放置竹林の竹を使ったメンマ。岡さんの活動に密着し、ヒット商品を次々生み出す秘密に迫る。

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■糸島市役所 ブランド推進係の取り組みについて

▽糸島市役所 企画部 秘書広報課 ブランド推進係
担当:岡 祐輔(おか・ゆうすけ)さん
住所:〒819-1192 福岡県糸島市前原西1丁目1-1
電話:092-323-1111(代表)
窓口受付時間:月曜日から金曜日の8:30~17:15(祝日を除く)

■番組に登場する糸島ブランド商品「ふともずく」「たいの濃縮だし」を置いている店
▽株式会社やますえ 直売店
店舗所在地:〒819-1134  福岡県糸島市多久523-1
営業時間:10:00~17:00
休業日:年末年始 ※土・日・祭日営業
電話:0120-417-555

■番組に登場するメンマ製造会社
▽株式会社タケマン
住所:〒819-1123 福岡県糸島市神在1301-7
電話:0120-020-396 FAX:0120-030-396
電話受付時間 9:00~18:00(月~金)

■番組に登場するもずくの生産者
▽糸島漁協協同組合芥屋支所
住所:〒819-1335 福岡県糸島市志摩芥屋3824
電話:092-328-2023

【取材者のひとこと】

「地方公務員が本当にすごいと思う地方公務員アワード」に選ばれた全国12人の1人が福岡にいる、一体どんな人なんだろうという疑問から取材をはじめました。さまざまな食品をヒットさせ、生産者や食品加工会社から絶大な信頼を集めている岡さん。特に印象に残っているのが、どんなときも常に、笑顔を絶やさないことです。「新しいことをするのは不安。だけど自分が不安そうにしていたらまわりも不安になりますよね」という思いが、その裏にありました。
異分野の人たちと組むことで、ヒット商品を生み出してきた岡さん。しかし、様々な立場の人たちが同じ目標に向かって動いていくことは簡単ではありません。関わる人たちに力を出し切ってもらえるよう、縁の下で支え続ける岡さんの存在が、この商品開発の成功に繋がっているのではないかと感じました。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年10月25日 (木)福岡が支える東京2020 海外選手を全力サポート!


開催まで2年をきった東京オリンピック・パラリンピック。東京から遠く離れた福岡も実は大会を大きく支えています。東京での開催が決定した翌年から、福岡県と県内自治体は海外選手のキャンプ地誘致のため世界を行脚。すでに24の国と地域と合意し、その数はなんと全国トップです。
各自治体では2020年まで数回、選手の受け入れをする予定。こうした機会を通して国際交流を活発にし、町を盛り上げていきたいという目的があります。先月も、太平洋の国と地域から11名の選手がプレ合宿のため、県内4つの自治体(みやこ町・築上町・みやま市・柳川市)に滞在しました。「コーチがおらず動画サイトで覚えた」など、恵まれない環境で頑張っている海外の選手たちを、福岡の自治体がサポートしています。
番組では、レスリング選手5人の築上町での合宿に密着。福岡県立築上西高校レスリング部の部員と共に汗を流している姿や、一般家庭でのホームステイ風景などを追います。町の資源を生かしながら、オリンピックを目指す海外選手の夢を支える、自治体の取り組みにフォーカス!

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■県内キャンプ地の決定状況(基本合意の締結順)
▽福岡県・福岡市―スウェーデン(全競技)
―ノルウェー(ボート・カヌー除いた全競技)
▽北九州市―タイ(卓球)
▽福岡県・久留米市―ケニア(陸上競技)
▽福岡県・柳川市・みやま市・みやこ町・築上町―太平洋15の国・地域
(陸上競技・競泳・柔道・レスリング・ボクシング・テコンドー
・ウェイトリフティング・カヌー)
▽福岡県・宗像市―ブルガリア(柔道)/ロシア(女子7人制ラグビー)
▽北九州市―タイ(テコンドー)
▽福岡県・飯塚市―南アフリカ(車いすテニス・パラリンピック水泳)
▽福岡県・久留米市―カザフスタン
(柔道・レスリング・テコンドー・ボクシング・ウェイトリフティング)
▽田川市―ドイツ(車いすフェンシング)

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■県内キャンプ地の受け入れに関するお問い合わせ先
▽福岡県 人づくり・県民生活部 スポーツ振興課
電話:092-643-3405

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【取材ディレクターの一言】

「キャンプ」というとオリンピック・パラリンピック開催の年に、直前になっておこなわれるイメージを持っていたので、2年前に、しかも東京から遠く離れた福岡で、すでに動き出しているということに最初は驚きました。
受け入れる自治体にとってもこれまで経験したことのない初めての出来事。通訳を募集したり、ホームステイ先を探したり、そして何より「選手」を受け入れるのですからジムやコーチの手配など、本当に「一生懸命」取り組まれている姿が印象的でした。「声をかければ賛同してくれる人がこんなにいることが分かって嬉しかった」と役場の担当の方が話していました。私も取材で多くの人がホームステイや通訳で力になろうと協力している姿を見て、「人の行動」こそがこうした交流を生み出すのだなと実感しました。「レスリングの練習環境が整っている」という町の資源を活かしつつ、今回の受け入れを通して誕生したネットワークが今後も活きていくのだと思います。
そして、太平洋の国と地域からきた選手たち。このような機会がなければ話すことはおろか、会うこともできない国から来た選手もいました。それは町の方々にとっても同じだと思います。遠く離れた外国からやってきて、福岡の町で出会う。人の「縁」を感じました。彼らの夢を、町の人とともにこれからも応援していきたいです。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年10月18日 (木)福岡と深~い関係!?謎のマッチョな弥生人


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数多くの遺跡が残り、弥生文化が花開いた北部九州。当時の権力者がこぞって集めたのが、「貝輪」と呼ばれる貝の腕輪だ。しかしそれは1000キロ以上離れた南の海でしかとれない珍しい貝であることから、誰がどうやって運んできたのか、長い間謎だった。
ところがことし8月、長崎県の高島で、そのヒントとなるものが見つかった。それは、上半身が異様に発達した“マッチョ”な弥生人の人骨。発掘した人類学者の海部陽介さんは、彼らこそが海を渡って貝を運んだ「船こぎ集団」ではないかという仮説を立てた。
専門家チームが骨を詳しく調べたところ、彼らが日常的に肩の筋肉を激しく回していたことや、そうしたマッチョな弥生人が、ほかにも長崎県や熊本県の島から複数見つかっていたことが判明。さらに、沖縄や鹿児島の遺跡を調べると、貝を集め、加工し、北部九州に運ぶ「貝の道」があったこともわかってきた。
マッチョな弥生人の骨を通して、知られざる弥生時代の九州の人々の営みを探る。

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■マッチョな弥生人の発掘調査を行った人類学者の海部陽介さん

(国立博物館 人類学研究部 人類史研究グループ長
「3万年の航海 徹底再現プロジェクト」プロジェクトリーダー)

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■マッチョな弥生人の骨をCTスキャンで分析した
筑波大学足立和隆准教授
(専門はスポーツ科学)

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■長年「貝の道」について研究している
熊本大学木下尚子教授
(考古学)

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■貝輪をつけた弥生時代の人骨が展示されている場所

▽飯塚市歴史資料館
住所:〒820-0011 福岡県飯塚市柏の森959-1
電話:0948-25-2930

■番組内で紹介した貝輪を所蔵している施設
▽福岡市埋蔵文化財センター
住所:〒812-0881 福岡県福岡市博多区井相田2丁目1-94
電話:092-571―2921

【取材ディレクターの一言】
マッチョな弥生人が携わっていたかもしれない弥生時代の1000km以上にも及ぶ貝の交易。とてもロマンあふれる歴史だと感じました。また、貝の交易ルートをたどると貝の集積所や加工所と思われる場所が見つかっているというのは驚きでした。弥生時代に、まるで現代のビジネスにあるようなシステムがあるとは想像もしていませんでした。
今回、様々な研究者に取材をしたのですが、みなさん興味深い発見にワクワクしている様子がとても印象的でした。歴史書などではほとんど記されていない弥生時代の歴史ですが、想像力を働かせながら、遺跡から見つかる骨や貝などの遺物だけから歴史を探るというのは本当におもしろいと思います。研究者によると、最近は人骨のDNA分析などの研究も進んでいるらしく、今後さらにおもしろいことが明らかになっていくかもしれないと感じました。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年09月27日 (木)介護×物理学者!?注目の介護記録アプリ


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福岡県福智町に全国から注目を集める介護施設がある。いつ何を食べたのか、いつ排泄したかなどの記録を独自のアプリで行い、そのデータの分析から、おむつが必要な人を減らすなど、さまざまな成果を出しているのだ。
このアプリを開発したのは、施設の顧問、吉岡由宇さん(35)。大阪で物理学の研究をしてきたが、結婚を機に妻の実家が経営する老人ホームの経営に参加することになった。そこで驚いたのが、介護職員の負担の大きさ。介護の記録を全て手書きで行い、昼食を食べる余裕もない様子を見て、なんとかしたいとアプリの開発に乗り出した。アプリは最小限の手間で入力できるのが特徴で、導入後、職員の残業はゼロになった。さらに吉岡さんが取り組んだのが、集めたデータの活用。水分摂取と排便の関連などを分析したところ、適切なタイミングでトイレに誘導できるようになり、オムツが必要な人は25%減少。便秘に苦しむ人も大幅に減らすことができた。アプリは今、全国の介護施設で導入が進む。
介護を「科学的アプローチ」で改革しようとする元物理学者の挑戦を見つめる。

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【取材者のひとこと】
介護の世界に転身した、元物理学者。一体どんな人だろう?そんな好奇心から取材をはじめました。吉岡さんへの取材の中で、特に印象に残っているのが「大切なのは目的」というお話です。目的は電子化ではなく、働く職員も高齢者もハッピーな施設にすること。そのためにはどんなアプリにするべきか。本当にあるべき介護のあり方を思う、吉岡さんだからこそ、現場に支持される介護記録アプリが開発できたのだと感じました。また、職員を取材する中で驚いたのが、アプリによって自分自身の負担が軽減されたことよりも、今まで記録にあてていた時間を入所者のために使えるようになったことがうれしい、という声です。今までは目の前の人を笑顔にしたいという思いがあっても、バタバタしてその余裕を持てないときもあったそうなんです。誰もが平等に年をとるからこそ、人生の最期をどう過ごすかは多くの人にとって大切な問題です。「ここの職員の人たちは家族みたいに本当によくしてくれる」。そう嬉しそうに話してくれた入居者の笑顔をみたとき、介護現場で働く人に余裕が生まれることは、高齢者の幸せにも繋がっていくのだと感じました。

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■特別養護老人ホーム 福智園
住所:〒822―1212 福岡県田川郡福智町弁城4193―28
電話:0947ー22ー1434

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年08月30日 (木)東京パラリンピックに挑む!


パラリンピック出場を目指す、福岡市出身の立石アルファ裕一(たていし・あるふぁ・ひろかず)選手は8月30日から4日間、中国北京で開かれる障害者卓球の国際大会、中国オープンに出場している。以前より注目されるようになってきた障害者スポーツだが、まだ環境は整っていない。日本代表の立石選手でも、合宿や遠征費にかかる約800万円を自己負担しなければならないし、練習場所の確保にも苦労している。コーチを務める弟のイオタ良二さんや(いおた・りょうじ)家族の支えでパラリンピック出場を目指す立石選手は、自分が金メダルを取ることで障害者スポーツの現状を変えたいと思っている。そのためにも今回の中国オープンでメダル獲得を目指す。

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■立石選手の実家、博多区で100年近く続く老舗の「立石ガクブチ店」
▽代表 立石武泰さん(立石選手の父)
電話・FAX:092-281-4008
住所:福岡市博多区大博町4-32

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■立石選手が通うトレーニングジム「LIGARE」
▽代表 日高秀さん(ひだか・しゅう)
電話:092-791-3305
住所:福岡市中央区高砂1-1-27 プレミールホサカ302

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【取材ディレクターの一言】
まだまだ厳しい障害者スポーツの現状ですが、立石選手の周りには彼の努力する姿に引き付けられた、たくさんの人の応援がありました。立石選手も以前よりは練習環境は整ってきて、期待に応えたいと話していました。
東京パラリンピック開催まで2年を切り、枠を獲得するためのレースが本格化しています。立石選手も自分なりに新しいトレーニングや戦術を取り入れ、今回の中国オープンに向けてパワーアップを図ってきました。「実力的には世界のトップと戦える位置まで来た」というのが弟のイオタコーチの見立てです。ぜひ今回の大会で実力を発揮して自信につなげてほしいと思います。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年08月23日 (木)国境越えた出会い 支え30年 ~アジア太平洋こども会議~


毎年、福岡に200人以上の子どもたちをアジア・太平洋の国々から招待し、日本の子どもたちとの交流を促す、国際交流事業「アジア太平洋こども会議」が今年で30周年を迎えた。
今まで福岡を訪れた子どもたちは、9,000人以上、ホームステイを受け入れた家庭は約7,000にのぼる。
参加者の子どもたちが特に楽しみにしているのが、一般家庭でのホームステイ。番組では、今年来日したパラオの女の子(11)と、筑紫野市のホストファミリーとの1週間の交流に密着。ことばの壁を乗り越えて、子どもどうしが互いに歩み寄っていく過程を描く。
また、「こども会議」を通じて来日した経験が、その後、国際的な仕事に就くきっかけになったという、過去の参加者も取材。初めての異文化との出会いが、子どもたちの人生をどのように変えるのか、探っていく。

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【取材者ひとこと】
パラオから来た女の子と、筑紫野市のホストファミリーの女の子の初対面から別れまでの一週間に密着しました。はじめはどちらも緊張して無言が続き、パラオの子はホームシックもあって涙してしまう場面も。仲良くなれるかな・・・と心配したのもつかの間、2人はことばを使わなくても一緒に楽しめる方法を見つけて、歩み寄っていきました。大人なら最初から無理!と決めつけてしまいそうな場面でも、ものおじせずになんとか乗り越えようとする、子どもたちの強さを感じた瞬間でした。
また、大人になった過去の参加者とホストファミリーとの26年ぶりの再会にも立ち会わせていただきました。お互い、純粋な子どもの時に出会ったからこそ、その後の人生でも忘れられない思い出になるんだな・・・と感じました。
「アジア太平洋こども会議」の事務局では、ホームステイの受け入れ家庭、また、交流事業のボランティアを募集しているということです。

■NPOアジア太平洋こども会議・イン福岡
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-10-1 福岡市役所北別館5階
電話:092-734-7700 (平日10:00~18:45 土日祝休み)
FAX:092-734-7711

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年07月11日 (水)これも定額!? 広がるサブスクリプション


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月々お金を払うと「●●放題」できるという定額サービス。今年に入り、福岡でその動きが急加速している。福岡市にあるヘアサロンでは、月1万円で毎日ヘアセットしてくれる定額サービスを始めた。wi-fiや飲み物もあり、子連れOK。開店を朝7時に繰り上げたことで、通勤前の女性たちの利用が急増。新たなニーズを開拓した。
全国規模の大手も参入。4月からスーツの「AOKI」。職業や好みの色をネットで選ぶと、スーツセットが毎月送られてくる。神奈川の拠点施設ではアプリで利用者の声を吸い上げ、専門のコーディネーターが毎月スーツをセレクト。利用者一人ひとりにあったサービスで差別化を狙う。
定額制が加速する要因となっているのが、「異業種からの参入」だ。福岡のweb制作会社は“定額制に商機あり”と、独自にネット決済の仕組みを開発。月額980円払えば九州や山口の31の“温泉”を巡り放題というサービスを、入浴施設に自ら持ち掛け、スタートさせた。利用行動のデータを施設側に提供。地元のお年寄り中心の温泉に、遠方から若者が訪れるという効果も生まれている。このWeb制作会社は「企業からの受注による受け身ではなく、自分たちで育てる事業を始めたかった」と意気込む。 福岡で活発になるサブスクリプション、その最前線を追う。

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■サブスクリプション ヘアセット専門店 「ブロードライバー」
住所:〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-14-20 イーグルビル3F
電話:092-707-3235

■サブスクリプション スーツサービス
「suitsbox」インターネットで申し込みで利用することができます。
▽お客様相談室 フリーコール
電話:0120-13-7888(10:00~18:00)

■サブスクリプション 温泉サービス「baspo」
スマートフォンで利用できます。
▽VELDOM
電話:092-715-6801

【担当PDの一言】
どれだけ利用しても、定額制のある意味お得な気がするサブスクリプション。
本当に様々な業態にサービスが広がっています。そこには「お得に利用したい」「自分で選んで買ったりするのが面倒」という利用者側と、より「固定客をつかみたい」「今後のサービス・商品に生かしたい」という企業側の思いがあるのがわかりました。
アメリカでは、車はもちろんカミソリの刃や草むしりの依頼までサブスクリプションが広がっています。
それは利用しているモノがITと繋がっていることで、サブスクリプションで消費者と企業側の関係が繋がりやすくなったという利点があります。その一方で、必要ではないのについつい習慣化してしましって辞められない。タイミングがわからず解約しづらくなるなど、全く問題もないとは言えません。
ただ大企業だけでなく、福岡のヘアサロンやweb制作会社が始めたサービスが全国的に広がる可能制も大きい、新たな波にこれからも期待したいです。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年06月28日 (木)"棚田"も"地域"も諦めない ~東峰村棚田まもり隊~


九州北部豪雨からまもなく1年。福岡県東峰村は「日本の棚田百選」にも選ばれた美しい棚田で知られた場所。豪雨により、村の農地1/3が土砂が流入するなど甚大な被害を受けた。被害が深刻な農地は国の負担で復旧工事を受けられるが、河川の補修が優先され、いつ始められるのか全く見通しが立たない。こうした中、村の若手約20人が結成したのが「東峰村棚田まもり隊」。田んぼは一年休むと使えなくなる恐れがあるため、なんとか自分たちの手で復旧しようと立ち上がった。
メンバーのほとんどが農業以外の仕事をしているため、活動できるのは夜か休日だけ。狭く効率の悪い棚田では、たとえ元通りに復旧できても、得られる収入はわずか。それでも活動を続ける背景には、“地域”や“棚田”のつながりが村にとって大切なことだという1人1人の棚田への深い思いがあった。
高齢の農家の間では、災害を機に農業自体をやめる人も増えてきた。まもり隊は、そうした農家の田んぼを引き受け、代わりに壊れた水路を補修したり、田んぼに入った木や石を取り除いたりして、再び米作りできるよう取り組んでいる。
「災害でやられても、棚田も、地域も諦めたくない」と奮闘する棚田まもり隊。春から田植えまで、その活動を3か月を見つめた。

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美しい棚田が広がる東峰村(2016年8月撮影)

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2017年7月5日の豪雨で家や農地が流されてしまった

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「東峰村棚田まもり隊」は昨年秋に結成。
若手兼業農家が中心となって活動

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定期的に集まり、会合を行う

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村に対する思いを語る

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被害にあった農地を借り、米作りをすることに。取水口の修理や、水路の土砂そうじも行う
村の外の人にも呼びかけ、田植えに協力してもらう

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豪雨の後、初めて植えられた田んぼ

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田んぼの水管理は持ち主の農家に依頼

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【取材ディレクターの一言】

彼らがよく口にするのは「自分達でなんとかせんと村がなくなる」「ばぁちゃんやじいちゃんらの笑顔が見たい」など、村の人のことを思うことばばかり。どうしてそこまでしてやるんだろう。その理由が知りたくて取材を始めました。
「あの一日で全てが変わってしまった。それを悲しむより、前に進むしかない」という棚田まもり隊。自分達の仕事や生活もある中、手弁当で活動を継続するのは容易でありません。それでも彼らの活動を見ていく中で、棚田が生み出す地域のつながりや、幼い頃から過ごしてきた棚田のある風景を大切にしていることを感じることができました。
仕事終わりに夜な夜な集まる会合で、互いの気持ちをぶつけ合い、話はなかなかまとまらないけれど、「ちょっとずつ進めばいいか」と笑い合う姿はかっこよく、頼もしく感じます。そんな、東峰村のことを真面目に、強く思う彼らに、これからもエールを送り続けたいです。

■問い合わせ先
▽東峰村棚田まもり隊
事務局 梶原寛暢さん(かじわら・ひろのぶ)

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


2018年06月21日 (木)"野鳥の声"届け人


初夏を迎え、新緑が生い茂るこの時期は1年で最も多くの野鳥が海を越えて九州にやって来ます。そんな野鳥たちを探して山や水辺を巡っている男性がいます。福岡市に住む田中良介さん(79)。探しているのは野鳥の姿ではなく“鳴き声”です。四季を通してさまざまな野鳥の鳴き声を録音して目が不自由な人に届けているのです。活動を始めて15年。これまで集めた野鳥の鳴き声は80種以上にもなります。目が不自由な人にとって野鳥の声は“生きる力”になると毎年オリジナルCDを作っては全国各地の盲学校や点字図書館などに送り、これまでに400か所以上に届けてきました。今回は野鳥の鳴き声を探して届ける活動に密着しました。

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■野鳥の声を届けているボランティアグループ
▽「バードコール」代表 田中良介さん
電話・FAX:092-865-1355

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【取材ディレクターの一言】
田中さんのCDには至近距離で録音に成功したであろう野鳥の美しい鳴き声がたくさん収録されています。それもいいものを届けたいという思いで日々努力を積み重ねた結果なのだと同じ制作者としてとても勉強させられました。
とても79歳とは思えないバイタリティで活動を続けている田中さん。ことしも10月頃に新作を完成させて全国の点字図書館や盲学校などに届けるということですが、CDを聞いてみたいという方がいればお問い合わせくださいとのことです。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | 固定リンク


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