お知らせ

2019年06月11日 (火)落合陽一さん インタビュー


皆さん、お元気ですか?アナウンサーの浅野達朗です。先日、5月31日(金)の「ロクいち!福岡」で、落合陽一(おちあい・よういち)さんへのインタビューを放送しました。ご好評におこたえし、このブログで、あらためてその内容をお伝えしたいと思います。

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シャボンの膜に投影されているのは「ちょう(蝶)」。超音波で振動を与え、光を乱反射させた、世界で初めての作品です。

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宙に浮いたハートマークは触ることができます。

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こうした作品は、超音波などの波動を、コンピューターで計算して生み出したものです。

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作ったのは「現代の魔術師」とも言われる落合陽一さん。
2015年には、最先端テクノロジーの研究者として世界的な賞を受賞するなど、今、世界が注目する研究者です。

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落合さんが最近特に力を入れて開発しているのが、テクノロジーを使って人間の体をサポートする機器です。この球体は、音と連動して光や振動が変化します。聴覚に障害のある人でも、音楽を楽しむことができるのです。
落合さん「僕らってテクノロジーによって問題を解決する。今社会にあふれる問題や、もしくは新しい価値、それに対してつながるようなアウトプットにやっていければいいなと思っています。」

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浅野「落合さんは『テクノロジーをどう社会に役立てるか』をテーマに研究していて、『未来』についても、その著作で数多く提言しています。落合さんが見つめる未来の姿とはどのようなものなのか、伺いました。」

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5月16日、G20の開催を前に、世界中の起業家が集まったイベントです。落合さんは、気鋭の研究者として登壇。高齢化社会に突入する日本の未来について語り、注目を集めました。

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落合さん「人間の体が動かないとか、例えば目が見えないみたいな問題を、どうやって扱って、ということをテクノロジーを入れながら解決していきたいと考えてやっています。」

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この日の滞在は5時間ほどでしたが、帰る間際、空港で話を聞くことができました。
講演を終えたばかりの落合さんにまず伺ったのは、日本で今後必要なテクノロジーについてです。

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落合さん「日本の課題は人口減少と高齢化だから、高齢化だからって、まあほかの課題がいっぱいありますけど、だからメインは僕、そこだと思ってて、そこはね、意外とテクノロジーとの親和性がいいから」

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こちらは落合さんが作った車いすです。従来の車いすに、自動運転機能を付けました。障害物を感知すると、自動的に止まります。
また、遠隔操作もできるようになっています。利用者はもちろん、介護する人の負担も軽減することができます。落合さんは、社会の高齢化も、テクノロジーによって乗り越えられるといいます。

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落合さん「機械でサポートするというのは、あたりまえの発想で、紀元前から我々はやってきているわけですから。人類はね。それをやっていくのが大切だと思いますけどね」

浅野「紀元前から!?」

落合さん「だってテコの原理使ったりとか、時計を発明したりとか。全部テクノロジーですから。」
「目が見えなくなる、耳が聞こえなくなる、体が動かなくなる、まあ色んな課題があって、でも多分目が見えなくなってくる課題っていうのは、ひょっとしたらメガネじゃなくて、もっと電子メガネみたいなもので解決できるかも知れないし、耳が聞こえなくなる課題はもっといい補聴器とか文字起こしのツールとか、あと例えば触覚で情報を伝えるとか色んな方法があるかも知れないじゃないですか。」

浅野「じゃあ少子高齢化などを解決するためには、テクノロジーが大切。」

落合さん「めっちゃ大切!めっちゃ大切!!もうどのくらい大切かと言うと、ほんとう大切。植物に対する水ぐらい。」

一方、高齢化社会で課題になると思われるのが、テクノロジーを使える人と、使いこなせない人との格差です。落合さんは、社会全体で格差を縮める努力をすることが必要だと考えています。

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落合さん「つまりデジタルデバイドの人っていうのをどうやって減らしていくかってことは大切で。」

浅野「デジタル格差。」

落合さん「そうデジタル格差。」
「周囲が助け合いながらやっていくっていうのが大切なことだし、なんか、僕は自己責任って言葉はすごく嫌いなんですよ。なんでかって言うと、自己責任って、だって別に生まれてくる社会を選べないじゃないですか。」
「自己責任って言われない社会を、どうやってデジタルと親和しながら作っていくかってことは、別にそれは政治家だけの仕事じゃないですよ。一人一人のエンジニアやプログラマーが考えないといけないし。」

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日本が直面する高齢化社会。私たちがその課題と向き合い、解決していくことは、世界の課題解決にもつながると言います。
落合さん講演(英語)「私たちのテクノロジーは、自分たちの地域の問題を解決するために使うことができるでしょう。そうすれば将来、多くのアジア地域の問題解決にも使えるでしょう。テクノロジーは、さまざまな地域の問題解決に役立つのです。」

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落合さん「中国だって2040年以降、高齢化の社会に入っていきますし、アジアとかヨーロッパの諸地域は、これと同様の困難にぶつかるはずですから。それに対して我々がどうやって安全安心もしくはソフトウエアを届けられるかというのは、大きな課題ですね。それをね、解決していくことが、グローバルに我々がまた成長や輝きを取り戻す1つの原動力になると思いますよ。


浅野の取材後記
元々落合さんのファンで、「いつかお会いしたい!」と思っていた私。今回落合さんが福岡に来られるとの情報を聞きつけ、まさに寸隙(すんげき)を縫って独占インタビューさせて頂きました。
放送をご覧になった方はお分かりだと思いますが、とにかく頭の回転が速い!追いつくのが精一杯でした…。

お話の中で特に印象に残ったのは「『自己責任』という言葉が嫌い」という言葉。それに続けて落合さんは「今の社会には『父性』が足りない」とおっしゃっていました。父親のように、立場や力の弱い人を、包容力をもってみんなで支えていかなければいけない。それをテクノロジーを使ってどうやって解決するのか、これからも研究していきたいとおっしゃっていました。

日本を代表する最先端の研究者が社会の課題を解決したいという目線で研究をしているというのが、非常に頼もしく感じました。

アナウンサー 浅野達朗

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:13時10分 | 固定リンク


2019年01月09日 (水)2019年もランニング!


皆さん、新年あけましておめでとうございます。今年も「ロクいち!福岡」を宜しくお願い致します!

年末年始と言えば、お休みを頂いて自宅で「紅白」と「ゆく年くる年」を見て寝たあとは・・・

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初日の出RUN!NHK福岡のお隣、大濠公園では多くの人が初日の出をカメラにおさめていました。

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少し雲があって心配でしたが、なんとか!

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2019年、とっても気持ちの良いスタートを切ることができました!
今年も良い年でありますように・・・。

浅野 達朗

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時35分 | 固定リンク


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