2015年10月20日 (火)医療、介護・・・コスト減らす"秘策"?


今年、65歳以上の高齢者は3000万人を突破。社会保障費も年々増えています。膨れ上がる行政コストをどう減らすのか。新たなコスト削減の取り組みが始まっています。
福岡や熊本など9つの自治体で、認知症の予防と重症化を防ぎ、社会福祉費用を削減するための実証実験が始まっています。用いられたのが、「ソーシャルインパクトボンド(=SIB)」と呼ばれる、新たなコスト削減の仕組みです。
SIBは、行政がコストを削減したい分野を選択し、その事業の運営を民間事業者に委託。資金は、財団や篤志家といった民間投資家から集めます。その資金で民間事業者は、事業を実施し、行政が本来負担するはずだったコストより削減できた場合、その削減した中から投資家に報酬として配当を与えるというものです。
しかし、SIBは、コスト削減の額をどう評価するのか課題です。評価法も現在研究の途上にあります。果たしてSIBは、コスト削減の秘策になるのか?お伝えします。

■ソーシャルインパクトボンドに関する問い合わせ
▽福岡地域戦略推進協議会 担当:石丸修平さん
住所:福岡県福岡市中央区天神1-10-1
電話:092-733-5682

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■学習療法に関する問い合わせ
▽公文教育研究会学習療法センター
住所:東京都港区高輪4-10-18 京急第一ビル 12階
電話:03-6836-0050

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■大川市の老人介護施設

▽社会法人道海永寿会(永寿園・ふれあいの里道海)
住所:福岡県大川市大字道海島859番地
電話:0944-88-0810
 
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認知症予防の教材は、簡単な計算や読み書きをさせるもの――実は、ただそれだけではありません。
たとえば、みなさんが取り組んでいた読み書きはこんな文章です。
「縁日で射的や金魚すくいをした」
「きょう封切りの映画が上映されるとあって、映画館は大にぎわいだ」
どこか懐かしい響きだと思いませんか?
これは、読む・書くという単純な動作の中で、シニア世代が若いころの記憶を思い出せるようにという仕掛けだそうです。なるほど、これまでも様々な学習サービスを提供してきた企業ならではの工夫ですよね。
介護施設のスタッフの方は「認知症が改善されることは、ご本人が明るくなるだけでなく、家族の負担も減る。施設スタッフのやりがいにもつながっている」と仰っていました。行政や介護施設だけでなく、社会全体で取り組むという姿勢が必要なのだと改めて感じました。

投稿者:福居万里子 | 投稿時間:18時30分


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