2019年6月12日

コシが命!"島原手延べそうめん" ~長崎県南島原市~


長崎県南島原市は江戸時代からそうめん作りが盛んで、今も約250軒もの製めん工場がある。島原“手延べそうめん”は、小麦粉を練った生地を少しずつ引き延ばして細くする“手延べ”製法で作られる。平らに延ばした生地を切って細くするそうめんと比べ、コシが強いのが特徴だ。
創業69年の製麺工場の三代目・本村幸雄さんのそうめん作りは朝4時に始まる。コシの秘密は小麦粉に含まれる「グルテン」というたんぱく質。生地にねじりを入れながら細く引き延ばすことで、グルテンが緻密になる。生地を何度も延ばしては寝かせ、最後は直径約1.2mmにまで細くする。乾燥させ、二日がかりで究極のコシを持ったそうめんの出来上がりだ。      
さらに本村さんが力を入れているのは、全て島原半島産の材料で作った「“純”島原手延べそうめん」。畑を耕し自ら小麦を育てている。「元々は地元の材料で作られていたのが本来の島原そうめんの姿。昔ながらの島原そうめんを次世代に残していきたい」と意気込む。
島原で400年近く続く伝統のそうめん作りに迫る!

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南島原市役所の商工観光課に去年10月に誕生した「そうめん振興班」の皆さん。
島原手延べそうめんの知名度アップを目指し、今年の夏は大忙し!

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祖父の代からそうめんを作る本村幸雄さん。
そうめん作りの傍ら、材料となる小麦の栽培にも挑戦中!
目指すは全て地元の材料で作った“純”島原手延べそうめん。

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そうめん作りは、生地のこね具合を見極めることから。
その日の湿度や気温によって、微妙に加える塩水の量を調整。
長年の経験が必要な難しい工程。

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生地を細く延ばしながら回転させ、ねじります。ねじることで生地のグルテンがより緻密になり、強いコシが生まれます。

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生地を長く細く引き延ばしていきます。

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最終的には、細さ1.2mm、長さ2m以上にまで延ばされました。
はじめは大きな小麦粉の塊だった生地が、まるで白いカーテンのよう!
乾燥させて切断すれば、コシが強い“島原手延べそうめん”の出来上がりです。

■本村さんのそうめんに関するお問い合わせ
▽本村製麺工場 
電話:0957-82-2145

■南島原市のそうめんに関する問い合わせ
▽南島原市役所 そうめん振興班 
電話:0957-73-6633


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今回の食いちは、“島原手延べそうめん”をご紹介しました!
だんだん暑くなってきたこの時期に、まさにぴったりでしたね。

しかし実は、そうめんは、年中食べるものなんだそうです。
夏の暑さで食欲がないときでもそうめんなら食べられる、ということで、夏場によく食べられますが、今回取材させていただいたそうめん振興班の方々は、「1年を通してたくさんの人に食べてほしい」とおっしゃっていました。

また、今回そうめん作りを見せてくださった本村幸雄さんは、取材中、島原そうめんへの思いを熱く語ってくださりました。
「生地の状態に、人間が合わせてやらないといけない」
そう言いながら、その日の生地の状態を見て、加える塩水の量や寝かせる時間を調整していました。
そんな本村さんの姿を見ていると、本村さんのそうめん作りへのこだわり、そしてプライドを強く感じました。

島原そうめんは、のどごしがよく、コシが強いことが特徴です。
私も食べましたが、本当にコシが強くて、つるっと食べられました。そして、小麦の味がしっかりとしていて、とても美味しかったです。

たくさんの手間と時間をかけて少しずつ延ばして作る“島原手延べそうめん”。
ぜひ、食べてみてはいかがでしょうか。

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク

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