スイーツ店倍増!フルーツ王国うきは
今おしゃれなカフェやスイーツ店が次々とオープンし、注目を集める町があります。人口3万人のうきは市です。カフェやスイーツ店の数がここ数年でなんと倍増し、今、市内には30軒以上のお店ができています。週末には地元産の果物を使ったスイーツを求めてたくさんのお客さんでにぎわっているそうですが、その背景にはフルーツで地域を元気にしたいという新たな取り組みがあったんです。市内で生産されているフルーツはなんと100種類以上。市内のカフェではうきは産のフルーツで作ったソースを添えたこだわりスイーツが食べられます。そんなカフェの情報をうきは市のスイーツ案内課が発信。さらに、うきは産のフルーツに新たな光を当て、新商品の開発に取り組むパティシエも登場。フルーツ王国うきはの魅力を、取材しました。


■うきは産のイチジクで作ったソースを添えたスイーツを出していたカフェ
▽MINOU BOOKS&CAFE
住所:うきは市吉井町1137
電話:0943―76―9501
営業:午前11時~午後7時
定休日:火曜日 第3水曜日


■うきは産のフルーツを使って新商品の開発を行っているスイーツ店
▽miel cake cafe
住所:うきは市吉井町1340
電話:0943―75―3802
営業:午前10時~午後7時
定休日:第3水曜日

■うきは市の取り組み・スイーツ案内課について
▽うきは市役所
住所:うきは市吉井町新治316
電話:0943-75-3111
投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | カテゴリ:フォーカス福岡 | 固定リンク
お正月の海の幸!"のうさば" ~福岡県宗像市・鐘崎~
福岡県宗像市の鐘崎で、年の瀬が迫るこの時期にだけ見られる冬の風物詩がある。家の軒先や海岸のあちこちで三角形の魚の開きが干されているのだ。正体は、地域でお正月に食べられる郷土料理「のうさば」。でも“さば”にあらず。サメの一種“ホシザメ”の干物なんです。
フグやタイなど、玄界灘の豊かな海の幸を水揚げする鐘崎では、はえなわ漁の際にホシザメが網にかかります。値段が低いため普段は海に戻しますが、この季節だけは特別。漁から戻った漁師たちは一斉このホシザメをさばき、漁港中に干すのです。実はこののうさば、別名「鐘崎かずのこ」ともいわれ、冬の食べ物が乏しかった時代に代用品として正月に食べられてきました。その風習が今も続き、漁師たちは毎年正月には船神様にお供えし、漁の安全と大漁を祈ります。
しょうゆやダシ、柑橘類などの味付けで小さく短冊に切り、コリコリした食感がお酒の肴にもぴったり。家庭ごとに味付けがちがい、代々レシピが引き継がれてきました。まき縄漁を行う権田猛雄さんのご家族では、お孫さん「のうさば」が大好き。長年受け継がれる、地域のお正月の味をお伝えします。



■のうさばが購入できるお店
▽道の駅むなかた
住所:福岡県宗像市江口1172
営業時間:9:00~17:00(10月~5月)
8:30~17:00(6月~9月)
休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)
※お正月休み・・・12月31日~1月5日
電話:0940-62-2715
※“のうさば”は例年11月末~旧正月まで販売します。ただし、在庫状況は年によって異なります。

■権田夫婦が営む水産加工店
▽明神丸水産
住所:福岡県宗像市鐘崎230-66
電話:090-1083-2012



今年も残りわずか!「食いち」も2018年最後の放送になりました。
そんな締めくくりの今回は、この時期にぴったりの食材!
宗像の鐘崎地区のお正月の定番メニュー「のうさば」。
福岡の人は、聞いたり見たりしたことある方もいらっしゃるかと思いますが…、“さば”ではありません!”サメ”なんです!!
サメを食べる機会がなかなかない私にとって、非常に新鮮でした。
そのまま食べると、歯ごたえがあり、かみしめるたびじわじわと出てくる魚のうまみ。
素朴な味でした。
鐘崎ではそのまま食べるのではなく、各家庭に伝わる味付けをしてから、味わう食材なんです。
今回お邪魔した権田さんのご家庭でも、権田家ならではの味付けで“のうさば”をアレンジ!
これがまたおいしかったんです~!
ご家族のみなさんも、この味が大好きなんだそう!
取材でお邪魔したときも、あっという間にお皿からなくなっていました…!
作る過程の一部を見せていただいたのですが、食卓に並ぶまでには、干して、下準備して、調理してと、時間と手間暇がかなりかかっていました。
それでも、鐘崎で長い間“のうさば”が受け継がれています。
鐘崎のみなさんの地元への思いと家族のつながりがあってこそだと感じました。
最近は、私も、つい簡単なものを選びがちで、きちんと節目ごとの伝統や文化を考えられていないような気がします。
ですが、鐘崎地区のように、九州沖縄、それぞれの地域で伝わる伝統の味を絶やすことなく、大切に繋いでいけるよう改めて考えていきたいと感じました。
投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク
佐賀 期待の新品種 いちごさん~佐賀~
全国各地で、「ご当地いちご」が人気の中、佐賀県も「さがほのか」にかわる新しいイチゴを開発した。その名も「いちごさん」。佐賀生まれの人気品種「さがほのか」以来、20年ぶりの新品種となるいちごを11月15日から市場に初出荷した。
絵に描くイチゴのように凛とした美しい赤色と形。そして口に入れると華やかなで優しい甘さ。さらに果汁もみずみずしいという特徴がある「いちごさん」。佐賀県内166戸の農家で、およそ18ヘクタールの栽培面積、出荷量を900トン目指すという、佐賀県の一大プロジェクトだ。
目的は新規就農者を増やすこと。佐賀県の農業にとって「いちご」は、たまねぎに次ぐ主要な作物。しかし、農家の高齢化などで作付面積と出荷量が徐々に減ってきている現状がある。そこで、さがほのかより収量も上がり、高収入にもつながる新しいブランドのいちごを開発し、新規のいちご農家を増やしたいという希望もあるのだ。
消費者にとっても生産者にとっても期待を集めている「いちごさん」。生まれたばかりの超おいしいイチゴ「いちごさん」を紹介する。
■新品種「いちごさん」

■佐賀県農業試験研究センター 木下さん

■いちご農家 渡邊さん

■いちごさんの購入は
佐賀や福岡の百貨店、スーパーなどで販売しています。
金額は、店舗によって違いますのでお問い合わせください。
また、現在は品薄の状態が続いていますが、これから12月末にかけて販売される量は増える見通しです。
■いちごさん問合せ
▽佐賀県農業協同組合 JA佐賀直営店「さが風土館 季楽(きら)」
住所:〒840-0811 佐賀市大財3丁目7番16号
電話:フリーダイヤル 0120-894―151

「いちごさん」。かわいらしい名前の、佐賀県のいちご。
11月15日にデビューしたばかりで、話題の人気新品種なんです!

私もデビュー直後に頂いてきたのですが、甘さだけでなく、酸味もしっかりと感じられるさわやかな味わい。後味もすっきりしているので、何粒でも食べられそうなほどでした!
佐賀県農業試験研究センターでは、開発秘話をたくさん伺って、このいちごにかける、佐賀県のみなさんの思いをすごく感じました。
農家の渡邊さんは、栽培に関するデータや、育成のコツなどを、他の農家さんとも共有するなど、いちごさんをもっと佐賀県全体で盛り上げたいと活動されているんです。

今年も徐々に出荷量が増えていくそうなので、見かける機会も増えてくると思います!いちごさんがますます広がっていくのが、楽しみです!
投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク