2018年04月20日 (金)vol.1「写真家・鋤田正義~母への思いをシャッターに込めて」


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九州・沖縄ゆかりの人々のその後を「決定づけた」場所と時間を探り、その人の人生をたどるミニ人間ドキュメント「九州・沖縄クロスポイント」。新年度から始まる新コーナーの1回目は、福岡県直方市出身の写真家・鋤田正義さん(79)を取り上げる。イギリスのロックシンガー、デビッド・ボウイやテクノ音楽で世界を席けんした「YMO」など、国内外のスターたちのポートレートで世界的に知られる鋤田さんだが、「今も超えられない1枚」と話すのが、昭和31年、高校時代に実家の縁側で初めて撮影した母親の写真だ。父親を戦争で亡くし、戦後の貧しい時代を女手ひとつで子どもたちを育て上げ、苦労を重ねた母親への思いをシャッターに込められた1枚。この1枚が鋤田さんの写真家への道を切り開いた。昭和40年代、日本や世界が大きく揺れ動くなか、鋤田さんは社会を変えようという若者たちの熱気にレンズを向け、さらには、ロックスターに行き着く。半世紀以上にわたって、世界中の人々の心に刻む数々の作品を生み出してきた鋤田さん。母親、そして故郷の直方への思いに迫る。

■鋤田正義写真展
4/3~5/20
場所:直方谷尾美術館 直方市殿町10-35
電話:0949-22-0038

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【取材者のひとこと】
多くの人々にとって、おそらく見覚えのある海外の名だたるアーティストたちの写真が、日本人、さらには福岡・直方出身の写真家の手によるものだという驚きから取材を始めました。
そして、80歳を迎えることし、福岡に戻ってこられると聞き、鋤田さんの故郷への強い思いを感じ、原点となった場所や時代背景を伝えたいと思いました。インタビューを通じて、鋤田さんから感じたのは、常に時代の渦のなかに身を置いていたいという鋤田さんの強いバイタリティーです。九州に戻ったあとは「美しい自然を撮りたい」とおっしゃっていましたが、今後、どのような作品を出されるのかとても楽しみです。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時20分


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