2018年03月06日 (火)ありがとうのことば(1)


ご無沙汰しております。井上二郎でございます。
このブログ、だいぶ遠ざかっておりましたが、実は皆様にご報告があり再び筆を執ることとなりました。

3月いっぱいで、福岡放送局を卒業いたします。

3年間にわたる福岡での生活。本当にありがとうございました。ただただ感謝の言葉しかございません。
この場を借りてお礼申し上げます。

町の曲がり角、ブロック塀、街路樹、標識一つとっても、様々な思い出が刻まれています。
振り返るのは少々早いかもしれませんが、私の大好きな福岡、九州のこと、場所を文字にしていきたいと感じています。
これから何回かにわたって書き連ねていこうかと思っています。

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最初の場所は「福岡ヤフオクドーム」。プロ野球ソフトバンクホークスの本拠地です。
野球のだいご味、応援する楽しさ、感動を共有する一体感・・。私がいた3年のうち、実に2度も日本一に輝く強いチーム、勝利の喜びを教えてくれました。自分は「にわか」だとちょっと引け目を感じつつも「ロクいち!福岡」の放送が終わって何度となく駆け付けたものです。

通路からグランドが見えてくる瞬間が大好き。多くの人が行きかう通路からゲートを入っていくと、ウワァアア・・という大歓声が耳に、まばゆいばかりの照明群が目に、飛び込んできます。テレビの中だった選手たちが屈伸したり、深呼吸をしたり。全力での応援の声、せわしなく動く売り子たちの動き。3万を超える意識がしゅうっとグラウンドに注がれる。たまらない瞬間です。

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そして。
この場所が、私にとって特別な理由。
『びょうきにかつ。もう一度、しあいをみにいく』。

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3年前のことです。
突然、数十万人に一人という難病に見舞われた息子がよりどころにしていた場所が、このドームでした。急に自らの命と向き合わされた彼は、毎日病院のエレベーターホールの窓から見えるヤフオクドームを、飽きずに見つめ続けていました。
「もう一度応援したい」。「もう一度、もう一度」。私たちは合言葉のように話していました。私は「ここを元気に出て、必ずもう一度、連れていくよ」と約束しました。根拠はないけど、スポーツには何か分からないすごい力があるって聞いたから。

それから。
普段はあんまり約束を守れない親父は、沢山の支えと本人のがんばりのおかげで、その後きちんと約束を果たせてほっとしたのでした。

今は?ですって?
もう人並み以上に元気になって、声をからして応援しています。静かにしなさい!って言われるくらい・笑。

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投稿者:井上二郎 | 投稿時間:10時30分


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