2016年02月15日 (月)恥のかき直し


バレンタインの日、部活を終えて真っ暗な道の中、家の前で待っている女の子がいる。息を整えつつ、髪を整えつつ近づくと、鉢植えの木のシルエットだった。
サッカーの試合の勝利監督インタビュー。内容を熟考し、「会場の皆さん、見事勝利した・・」とまで言って、相手の名前をど忘れ。「えー、・・どちら様でしたっけ」と小声で聞くという無礼を働く。
・・・そう。数え上げればきりがない、「恥ずかしい記憶」。すべて実話の井上二郎です。

i_160215_01.jpg

恥、かいてますか?若いうちは恥をたくさんかいて、そこから成長するんだ。よく言われました。
先日、とてもいい言葉に出会いました。
「もう一度、恥のかき直し」
え?と一瞬戸惑う言葉ですよね。
この言葉をいただいたのは、スウェイン佳子さん。

i_160215_02.jpg

福岡市で開かれる国内屈指のコンテンポラリーダンスの祭典、「福岡ダンスフリンジフェスティバル」の仕掛け人でアートディレクターもつとめていらっしゃいます。私が訪ねてインタビューをさせていただきました。
プロのコンテンポラリーダンスは、間近で見ると、迫力と緊張が押し寄せてきます。

i_160215_03.jpg
作品タイトル Murky Depths 振付:Edouard Hue 出演:Edouard Hue, 大島匡史朗

i_160215_04.jpg
作品タイトル 泡 AWA a bubble 振付:乗松薫 出演:太めパフォーマンス(鉄田えみ 乗松薫)

私、ダンスなどというものとは無縁の世界で生きてまいりましたので、無事にお話をうかがえるかかなり心配だったのですが、伺うどころか、「じゃあ踊ってみますか」
「お断りします」という言葉が自らの辞書から消されているのがアナウンサー。お父さん、戦ってきたよ。

i_160215_05.jpg

自分との戦い。内なる恥ずかしさとの戦い。外からの乾いた笑いとの戦い。・・・。ところが。で、あります。「なによ、ちょっと楽しいじゃない」。踊っているうちに、楽しくなってきちゃったのです。こんな自分、自分も知らない・・・。
そこで出てきた言葉が「恥のかきなおし」。スウェインさん曰く。「恥をかいて成長するのは若い人だけじゃないですよ。どんなに年をとっても、恥を恐れず挑戦して、恥をかいて違う自分に出会えますよ。いつまでも、成長はしつづけます」
うーん、深い。し、この恥だらけの人生もまた、よし。としますか。

【問い合わせ】
■「福岡ダンスフリンジフェスティバル~ダンスの発火点~vol.9」
【日時】
2月13日 A/15時30分~ B/19時~
2月14日 C/15時00分~ D/18時~
【会場】
ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)

▽福岡ダンスフリンジフェスティバル事務局/NPO法人コデックス
住所:福岡市中央区薬院1-14-21-56
電話 : 080-5259-2577

投稿者:井上二郎 | 投稿時間:14時34分


ページの一番上へ▲