特集番組

2020年10月30日 (金)Run!Run!九州沖縄 カルスト台地で絶景ラン!


本放送 10月30日(金)総合 九州沖縄ブロック(一部地域除く) 午後8:15~8:40
再放送 10月31日(土)総合 九州沖縄ブロック 午前7:35~8:00

---------------------------------------------------------------

 九州沖縄を走って旅する「Run!Run!九州沖縄」。今回の「旅ラン」の舞台は、日本三大カルストのひとつに数えられる平尾台(福岡県北九州市)です。標高300~700mほどの台地に石灰岩と草原が織りなす絶景が広がっています。野山を走る「トレイルランニング(トレラン)」のレースが開催されランナーたちの聖地としても知られるこの大地を、脳科学者の茂木健一郎さんとタレントの中村優さんが走ります。

run_201030_01.jpg
中村優さん

run_201030_02.jpg
茂木健一郎さん

---------------------------------------------------------------

平尾台に到着した二人を待っていたのは、プロトレイルランナーの石川弘樹さん。石川さんは平尾台の美しさに惚れ込み、10年前からここでレースをプロデュースしています。茂木さんと優さんに平尾台のおすすめコースを教えてくれました。

run_201030_03.jpg
石川弘樹さん。世界各国のレースで活躍する日本トレラン界の第一人者です

run_201030_04.png
石川さんのおすすめが詰まった今回のコースマップ

優さんが走るのは、標高586.5mの大平山(おおへらやま)まで駆け上がりゴールの風神山(ふうじんやま)を目指すハードな「トレランコース」。一方、茂木さんは平尾台で暮らす人々と出会う「ふれあいコース」を走ることに。それぞれが違った平尾台の魅力を発見します。

---------------------------------------------------------------

「トレランコース」をスタートして600m。登山道の入り口で優さんが見つけたのはおよそ70体の石仏群。古くは800年ほど前に作られたものもありました。優さんの旅の始まりを優しく見守ってくれているようでした。

run_201030_06.jpg

run_201030_05.jpg
石仏群(平尾石仏)を発見!

---------------------------------------------------------------

一方「ふれあいコース」の茂木さんはぶどう畑を発見。そこで出会ったのは北九州市出身でソムリエの宮木秀和さん。宮木さんは研修で訪れたフランス・ボルドー地方のワイン産地、サンテミリオンの風景が平尾台に似ていたことから、平尾台でのワイン作りを決意しました。

run_201030_08.jpg
フランス・ボルドー原産のぶどう メルロー種

run_201030_07.jpg
オーナーでソムリエの宮木秀和さん

平尾台の原野を開墾し、11年前からぶどう作りを始めました。野生動物に食べられたり、台風で木が倒れてしまったり…。4年前にようやくワイン作りに適した高品質のぶどうが実るようになり、念願のワインが完成しました。
宮木さんは平尾台産のワインを北九州の特産品にしたいと意気込んでいます。

run_201030_09.jpg
メルローという品種のぶどうを味見する茂木さん。このままでもとっても甘くておいしい

run_201030_10.jpg
メルローで作ったワイン。フルーティーで華やかな味わい

---------------------------------------------------------------

中村さんは大平山の山頂を目指し、標高差200m以上の険しい坂道を一気に登ります。フルマラソン28回完走&トレラン経験者の中村さんにとっても、かなりハード!コースの至る所には石灰岩の柱が露出していて、それがまるで羊の群れに見えることから"羊群原(ようぐんばる)"と呼ばれているんです。

run_201030_12.jpg
急な坂道を登ります。まるで登山!?

run_201030_11.jpg
石灰岩の柱(ピナクル)。羊の群れに見えませんか?

スタートから約50分。ようやく山頂に到着!山頂からは平尾台を一望できて、疲れも一気に吹き飛んだようです。

run_201030_14.jpg
山頂に到着!

run_201030_13.jpg
登りはきつかったですが、絶景に出合えて大満足

---------------------------------------------------------------

続いて茂木さんが立ち寄ったのは「産須根(うぶすね)の祠(ほこら)」と呼ばれるパワースポット。深さ10数メートルのくぼ地の底に降りていくと、巨大な岩が連なるその先に小さな祠が祀られています。そこは奥に続く洞窟から冷たい空気が流れ込んでいて、まるで別の世界に来たような感覚を覚えるほど。平尾台の自然が作り出した神秘的な空間に出会って、脳科学者・茂木さんの脳も一段と研ぎ澄まされたようでした。

run_201030_16.jpg
巨大な岩に囲まれた不思議な空間

run_201030_15.jpg
奥には小さな祠が祀られていました

---------------------------------------------------------------

つらかった登りとうって変わって爽快に山を下る優さんが見つけたのは、平尾台の名物「キス岩」。二つの大きな岩が、まるでキスしているように見えますよね。太古の恋人たちもここで愛を誓っていたりして!?
run_201030_18.jpg
下りは最高!

run_201030_17.jpg
「キス岩」にて。おでこにチューしているのかな?

---------------------------------------------------------------

平尾台の集落にやってきた茂木さんが出会ったのは、長年平尾台で商店を営んできた前田康典さん。前田さんは毎年春に平尾台で行われる野焼きに携わっています。野焼きをすることで大きな木が生えず、美しい草原が保たれているんだそうです。多くの登山者やランナーに愛されるカルスト台地の風景が人の手によって守られていたことに、茂木さんも感謝の気持ちでいっぱいになりました。

run_201030_20.jpg
前田康典さん

run_201030_19.jpg
毎年春に行われる平尾台の野焼き

前田さんと別れてすぐ、にぎやかな声に誘われて見つけたのは「北九州こどもの村小中学校」。子どもたちが校庭で授業中でした。92人の児童生徒の半数以上は北九州以外の地域から集まり、ここで寮生活を送っています。授業では平尾台の歴史を調べたり、野山を探検したり。大自然の中で学びながらのびのびと学んでいます。子どもたちに元気をもらった茂木さん。ゴールを目指して、野山を走るトレランにチャレンジ!

run_201030_21.jpg
「北九州こどもの村小中学校」の児童たち

run_201030_22.jpg
茂木さんもトレランらしい森や草原を駆け抜けゴールを目指します

---------------------------------------------------------------

ゴール直前に優さんが訪れたのは、平尾台の地下にある鍾乳洞。全長は数千mにもなり、そのうち1200mを進むことが出来ます。中は至るところに不思議な形の鍾乳石が垂れ下がっていたり、水温14度の水が流れる川の中を進んだりと、気分はまるで探検隊!?トレランで汗をかいた体には、ひんやりした空気が何よりのご褒美となりました。

run_201030_24.jpg
鍾乳洞の入り口にはまるでカーテンのように鍾乳石が垂れ下がっている

run_201030_23.jpg
中には岩の隙間をすり抜けていくような細い道も

---------------------------------------------------------------

夕方5時。二人はゴールの風神山で合流!
それぞれの旅の感動を分かち合いました。
カルスト台地が作り出した絶景と、そこで暮らす人たちとの出会い。そしてハードなトレランも!
盛りだくさんの二人の「旅ラン」でした。

run_201030_25.jpg
ゴールからは行橋市方面を望めます

---------------------------------------------------------------

ランナー:茂木健一郎、中村優
語り:椎葉ユウ

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:21時00分 | 固定リンク


ページの一番上へ▲