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ニュースザウルス 食探いろどりレシピ 2017年7月3日(月)

食探いろどりレシピ

2017年7月3日(月)
出演者:食探料理人 栗塚明さん/食探案内人 別司愛実キャスター

「厳しく育てきちんと守る むだのない “アスリートトマト”」

今回の食材は、福井市大畑町のハウスで作られている「トマト」。
生産者の中山義晴さんが作っているのは、フルーツのような甘さの「フルティカ」というトマトです。
この時期の糖度は平均で12〜13度。高いもので14度以上のものもあり、これはメロンや桃と同じくらいの糖度だと言います。甘さの秘けつは、全国でも珍しい栽培方法にあります。行なっているのは特殊なフィルムに根を張らせる方法。フィルムには、水がやっと通るほどの小さい穴があいており、下にある白い布から水と養分を吸収します。植物は自由に水を得ることができず、より強く吸い上げようとするため、エネルギーの元となる糖分を多く作り出し、甘みの強いトマトになるのだと言います。こうして必要最低限の水と養分だけで育つトマトのことを、中山さんは「むだなものをそぎ落としたアスリートのようなトマト」だと話します。触ってみても一目瞭然。どのトマトもかたくてハリがあります。これは身がしまっていて糖度が高い証拠なんだそうです。また、中山さんは厳しく育てるだけではありません。ハウス内の気温や、日射量、二酸化炭素の量などは、常に最適になるように管理。家にいるときも、外出中も、トマトにとって一番良い環境になるよう見守っています。必要なものはしっかり与え、優しく育てることが必要と話す中山さん。
今回はそんな中山さんが手塩にかけて育てた甘いトマトを使って料理を作りました。










今日の料理

シャリシャリ冷や冷やトマトうどん


シャリシャリ冷や冷やトマトうどん

<材料・1人分>

<うどん>
冷凍うどん(乾麺可)…
1人前(180g)
<おつゆ>
ミディトマト…
4コ
めんつゆ(ストレート)…
50ml
絹ごし豆腐…
15g
塩…
小さじ1/2
酢…
小さじ1/2
<天ぷら>
ミディトマト…
3コ
オクラ…
1本
天ぷら粉(まぶす用)…
適量
水溶き天ぷら粉…
水 80ml
天ぷら粉 50g
サラダ油…
具材が浸るくらい
<トッピング>
ミディトマト
(凍らせておく)…
2コ
水菜…
適量
レモン…
適量
※ミディトマトはミニトマトでも代用できます。

<作り方>

(おつゆ)
・ヘタをとったトマト、めんつゆ、塩、酢、豆腐を、20〜30秒ほどミキサーにかけます。
・器にうつし、冷蔵庫で冷やしておきます。
(天ぷら)
・ヘタをとったトマトに包丁で十字に切り込みを入れます。
・トマト、ヘタをとったオクラに天ぷら粉をまぶし、水で溶いた天ぷら粉にくぐらせます。
・具材が浸る程度の油を弱火で熱し、約170度の油で揚げていきます。
・箸でつつき表面がカリっとしてきたら取り出します。
(盛り付け)
・ゆでて氷水で冷やしたうどんを器によそい、まわりにおつゆを回し入れます。
・水菜、レモン、天ぷらをのせます。
・1時間ほど凍らせたトマトを、おろし金で天ぷらの上にけずれば完成です。