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 2016年4月11日(月)
 出演者:食探料理人 田中佳子さん/食探案内人 森下絵理香


春の恵みたっぷり!山菜トルティーヤ

待ち遠しかったが到来し、出かける機会が多くなるこれからの季節。
今回は、はそんな気持ちのよい春に、外で食べたいお手軽料理を作りました。

向かったのは、旬の食材が手に入る福井市内の直売所。そこで、一際目立っていたのが、春の山の恵み「山菜」です。「わらび」や「たらの芽」など、並んでいたのは十種類以上。そのおよそ半分を出荷しているのが、山菜採り歴60年の齋藤宏也さん。日中ほとんどを山で過ごしているという、山菜採りの名人です。

そんな齋藤さんの山で山菜探しを体験させてもらいました。最初に案内してもらったのは、日当たりの良い山の斜面。そこに顔を出していたのは、「わらび」です。春の陽を浴び、凜とした姿で伸びていました。胞子を飛ばし、日当たりの良い所で繁殖するわらび。齋藤さんはそんなわらびを思い、木を間引くなどして、育ちやすい環境を整えているんだそうです。他にも、一見ふつうの枝に見える所に芽吹く「たらの芽」や「こしあぶら」、平地から種が飛んできて芽吹いた「うるい」なども収穫。
収穫した4種類の山菜を使い、料理を作りました。


 



「春の恵みたっぷり!山菜トルティーヤ」

 

 


山菜ならではのほろ苦さを楽しめて、ピクニックなどにももってこいの一品です。

 


 

 

<材料およそ2人分(2枚)

 

<生地>
薄力粉 100g
ひとつまみ
湯(40〜50度) 50cc
オリーブ油 適量

<具材>
わらび 適量
たらの芽 適量
こしあぶら 適量
うるい 適量
鶏もも肉 100g
塩こしょう 適量(鶏肉にまぶす程度)
強力粉 適量(鶏肉にまぶす程度)
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
大さじ2
新玉ねぎ(スライス) 適量
ピンクグレープフルーツ 適量
マヨネーズ 適量
こしょう 適量
薄力粉(わらびあく抜き用) 大さじ4
塩(山菜のあく抜き用) 適量


 

 

<作り方>

【山菜の下処理】
●たらの芽・こしあぶら
「がく」を取りのぞき、包丁で面取りしたら1分ほど塩ゆでしあくを抜きます。
●わらび
水で薄力粉をといたら塩を加え、沸騰させます。沸騰したら弱火にし、わらびを入れて3分ほどゆでます。3分経過したら取り出し、冷水に10分浸しておけばわらびのあく抜き終了です。

【生地作り】
・ボウルに薄力粉・塩・オリーブ油を入れ混ぜ、そこにお湯を2度ほどにわけて入れ、なじませます。
・生地がまとまってきたら丸く成形し、乾かないようにラップで包んで30分ほど寝かせておきます。
・時間が経過したら直径20cmほどの大きさになるまで伸ばし、強火で熱したフライパンで焼いていきます。
・瓶の底などで空気を抜きながら、両面に焼き色が付くまで焼いたら、ラップに包んでおきます。

【具材作り】
・鶏もも肉を2cm角程度に切ったら、塩こしょう・強力粉をまぶします。
・油を少量加え熱したフライパンで焼いていき、刻んだわらびを入れ炒めます。
・わりした(砂糖、しょうゆ、みりん、酒)を加え、とろみと照りが出るまで煮ます。

【トッピング】
・トルティーヤの生地に、炒めた鶏もも肉と刻んだわらび、煮詰めて出た煮汁をかけます。
・スライスしたたまねぎ、山菜、ピンクグレープフルーツを乗せます。
・最後にマヨネーズをライン状にかけ、こしょうをふりかければ完成です。

 

 

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