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ホットな旬の話題を発掘し、「ほっ」とする旅の情報をお届けします

放送日:2015年12月8日(火)
出演者(ほっ旅人):敦士(俳優・モデル)/鈴木崇広アナウンサー

 新幹線はまだ でも絶好調! あわら温泉

今回訪ねたのは、福井県北部の温泉街・あわら温泉
北陸新幹線の延伸は7年後に予定されており、まだ届いていません。しかし、ここは北陸の温泉地で唯一、3年連続で宿泊者数を伸ばしているという盛り上がりを見せています。
そんな“今が旬”のあわら温泉を、俳優・モデルの敦士さん鈴木崇広アナウンサーが訪ねました。




まず訪れたのは、あわら温泉の中心地にある老舗旅館。今年、福井県の旅館としては初めて、国の登録有形文化財に認定されました。
今回、ある昭和の大スターが愛したという特別室を見せてもらいました。

いくつものふすまに仕切られた無数の部屋がある、広々とした特別室を愛用していたのは、石原裕次郎さん
毎年カニの時期になると、まき子夫人や、石原軍団を引き連れてこの部屋に泊まっていたということで、旅館には当時の写真も残されていました。




続いて向かったのは、今年誕生した新たな名所、足湯
誰もが無料で入ることができる、広々とした屋根つきの足湯は、日帰り客からも人気を集めています。
そこで出会ったのは、地元生まれ地元育ちの市職員・島田俊哉さん。現在客足を伸ばし絶好調のあわら温泉ですが、その陰には島田さんたち地元の人たちの努力がありました。

例えば、あわら市が運行する無料バス。北陸新幹線が開通した金沢駅と、あわら温泉を無料でつなぎます。バスの名前は「KANAZAWARA号」。名付け親は島田さんで、知名度がいま一つの地名を金沢と一緒に覚えてもらおうという作戦。島田さんは、これを「コバンザメ作戦」と名付け、勝負に出ました。

他にも、今年で開湯132年を迎えるあわら温泉は、今年が新幹線開通イヤーということもあり、温泉の歴史を“さばよみ”して130周年祭を大々的に取り行うなど、したたかなPR戦略も展開。
その結果、昨年よりも3割ほど多い宿泊客を呼び寄せることに成功しました。




さらに、近隣の観光地とも連携してキャンペーンを展開していると聞き、あわら温泉から車で20分ほどの「金津創作の森」にやってきたふたり。広さ20ヘクタールのこの森には、6人の芸術家が住んでいて、陶芸・ガラス作品・竹細工・染物などの工房が点在しています。 ここでは芸術家たちから作品づくりを習う、講座や1日体験教室が開かれており、あわら温泉の宿泊者は陶芸・ガラス作品づくりの一日体験教室を、1割引きで受講することができます。
教室を体験しようと、ガラス作家の山野宏さんの工房を訪ねると、そこには見たこともないガラスの世界が待っていました。山野さんの作るガラス作品は、細部までリアルに作られた魚や鳥。まるで森の中で生きているかのような精緻な鳥の作品を見た敦士さんは、触発され作品作りに挑戦。不死鳥(フェニックス)を作ると気合十分でしたが…。



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