2021年11月19日 (金)鯖江市・吉川地区でみつけ隊!【上原 美穂】

11月15日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、鯖江市吉川地区をご紹介しました。
鯖江駅から車で15分ほどのところにある吉川地区。
田園風景が広がり、農業が盛んな地区です。
毎年盛り上がるのは、吉川ふれあいまつり。
注目は、手作りのおみこし。上に乘っているのは農村地帯ならではの「かかし」です!
吉川小学校の児童など、地区の子どもたちが作りました。
そして、地区の子どもたちが作ったものがもう一つ!
「ジャンボかるた」です!
およそ20年前に、当時の小学生が作りました。
今では、毎年、小学校の行事の昔遊びで使われています。
さて、一福丸からの指令は?
【“農村文化”を訪ねよ!!】
吉川地区ならではのナスがあると聞き、農家を訪ねてみると・・・これが吉川ナス!
丸くてかわいい!!
この吉川ナスは、なんと、450グラムもあります!!!
(ふつうのナスの5本分の重さなんです!)
文献などによると、なんと1000年以上前から吉川で作られていると言われています。
栽培が難しく、一時は作り手が1人だけになりました。
12年前、種を受け継いだ人たちが、吉川ナスを作る「鯖江市伝統野菜等栽培研究会」を結成したんです。
その研究会の会長・福岡重光(ふくおか・しげみつ)さん。
次世代につなげたい!という思いで栽培しています。
吉川ナスは重みがあるので、
茎が折れないようひもでつるしたり、
ひとつひとつが大きくなるよう選別したりと、工夫して育てているそうです。
おすすめの食べ方を教えてもらいましたよ!
チーズをのせて、電子レンジで加熱するだけ!
勝手に名前を付けました。
実が詰まっていて、ナスとは思えないほどの甘さでした✨
続いて、米にまつわる“おもしろいもの”を作る人がいると聞き、訪ねてみると・・・。
ミニチュアの米俵が!!!
それだけじゃありません。
部屋の奥には、びっしりと積み上げられています!!
およそ320個あるそうです!
米俵を作っている福岡賢二(ふくおか・けんじ)さん。
今まで、およそ1800個の米俵を作ってきたといいます。
ひとつ作るのに5時間かけて丁寧に作っているそうですよ。
福岡さんは、定年退職したあとに飾り物の米俵を作り始めました。
実家が農家で、子どもの頃に米俵作りを手伝った経験から、
昭和時代の農村文化を形に残したいと思い作り始めたといいます。
9年前から、地元の小学校や公民館で稲わらを編む体験授業を行っているそうです。
吉川地区で大切に守られている農村文化。
こうして子どもたちにも受け継がれていくんですね~!
■お問い合わせ
吉川公民館
住所:福井県鯖江市大倉町5−14−1
電話:0778-62-1020

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