2021年04月30日 (金)福井市・文殊地区でみつけ隊【太田 実穂】

4月26日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、福井市の文殊(もんじゅ)地区です。
文殊山のふもとに広がる文殊地区。
田園地帯を走り抜ける北陸自動車道に加えて、いまは北陸新幹線の建設工事が進み、
地域の姿は変わりつつあります。
そんな文殊地区には「趣味」を究めた“究極の趣味人”がたくさんいらっしゃったんです!
【美しい巨大作品!94歳の“名人”】
森 義夫(もり・よしお)さん。御年94歳!
何の名人かというと・・・
“ひょうたん”です!!
実は、森さん、秋篠宮さまが名誉総裁を務められるひょうたん愛好家の団体・「全日本愛瓢会」の名誉会長。
森さんは、福井県農業試験場に勤めていたころ、福井県愛瓢会から講演を依頼され、
顧問に就任したのをきっかけに、ひょうたんづくりを始めました。
森さんが人生をかけて作ったのというのがこちらのひょうたん!
高さ1メートルにもなる巨大なひょうたん!
これだけ大きく美しい形をしたひょうたんは世界でも非常に珍しいんです!
森さんが巨大ひょうたんを作ることになったきっかけは、秋篠宮さまの「日本のひょうたんを大型化する研究をしてみてはどうか?」というおことばだったそうです。
完成には、8年の歳月がかかりました。
制作途中には、森さんの自宅を訪ねられた秋篠宮さまと
ひょうたんについて語り合ったこともあったといいます。
森さんにとって、ひょうたんは「心の糧で、心を豊かにしてくれるもの」。
いま、森さんは文殊公民館でひょうたんの育成講座を開くなど、元気に活動を広げています。
“究極の趣味人” 森 義夫さんでした!
【明治時代から続く?!〇〇を演奏するグループ】
〇〇とは“雅楽”!
文殊地区の太田町の雅楽グループ「太田清音会」です。
発足はなんと明治28年!
途絶えることなく受け継がれているそうなんです!
神社の祭事などで演奏し、最近では、文殊山山頂のお堂新築の際の神事でも演奏されました。
会長の宮越喜久夫(みやごし・きくお)さんです。
35歳から本格的に雅楽の練習を始めた宮越さん。
祖父の代から“笙(しょう)”の演奏を受け継いでいます。
宮越さんが愛用する笙(しょう)のお値段は、なんと300万円!
雅楽にかける思いの強さを感じました・・・
太田も装束に身を包み、笙(しょう)に挑戦!
きれいな音がなかなか出ず、苦戦しました。。。
太田清音会のみなさんも趣味の世界を広げて、
文殊小学校の子どもたちに雅楽の演奏や体験授業を行っています。
「雅楽」ですてきな人生を送る“究極の趣味人”たちに出会いました!
■お問い合わせ
福井市文殊公民館
住所:福井市太田町4-11-2
電話:0776(38)0550
