2019年10月31日 (木)坂井市高椋(たかぼこ)東部地区でみつけ隊!【今村 有希】

10月31日(木)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
坂井市の高椋(たかぼこ)東部地区に行ってきました♪
高椋東部地区は、坂井市丸岡町の南部に位置する自然豊かな地区。九頭竜川の恵みを受けて農業が盛んです。
今回紹介した内容はこちら↓↓↓
☆地区の自慢☆
■地区のシンボル「鷹取山」
標高454メートルの鷹取山は、地区のシンボルとして昔から親しまれています。コミュニティセンターから山頂までは2時間程度で、気軽に登れることが魅力です。山頂からは坂井平野が一望でき、晴れた日には20キロ先の日本海まで見渡すことができます。
■郷土料理「ごんぼ汁」
高椋東部地区では、昔から「ごんぼ汁」と呼ばれるごぼう汁を日常的に食べる習慣があります。ごぼうのほか、油揚げ・こんにゃく・ネギなどを具材とした醤油味の汁で、そばやご飯にかけて食べたりもします。小学校の運動会など地区の行事の際には、まちづくり協議会の人たちがごんぼ汁をふるまうそうです!
☆イチオシ☆
■継体天皇の母・振媛(ふりひめ)の生誕地と伝わる
継体天皇はおよそ1500年前の第26代天皇で、越の国を開拓し、福井県の豊かな農業の原点を作った人物だと伝えられています。さらにその母・振媛は高椋東部地区の出身なんです。写真左:継体天皇の石像
写真右:振媛の想像画
「絶世の美女」だと伝えられている振媛。その美しい姿は広くうわさになり、応神天皇の孫・彦主人王が(ひこうしのおおきみ)、振媛を現在の滋賀県高島市に迎え、妃にしました。
その後、振媛は3人の王子を出産しましたが夫の彦主人王を若くして亡くしてしまいます。
そこで実家のある高椋東部地区に戻り、熱心に子育てに励んだといいます。
振媛は、30歳の時には「越の女王」になって国を治めたとも伝えられているんですよ。
地区の南に位置する高向神社は、継体天皇とその母・振媛をまつる神社として県内外から多くの人が訪れます。絶世の美人といわれた振媛をまつる神社ということで「美貌」、振媛は3人の子を産んだことがら「安産」、さらに天皇の位へと上がっていった継体天皇の「出世」の御利益を求めて訪れる人が多いんだとか!写真左:高向神社
写真右:高向の宮跡
神社の境内には、「高向の宮跡」と書かれたほこらが収められています。
地区の歴史に詳しい方によると、神社の裏にある田んぼ付近に振媛と継体天皇は暮らしていたと推定されていますが、明治時代に宮跡は神社の境内に移されたそうです。
先日即位された天皇陛下は126代で、継体天皇は26代。令和の時代は、この時代から数えてちょうど100代の節目の時代なんです!このタイミングで高向神社を訪れたことに何かの縁を感じました。皆さんもぜひ行って、その歴史の深さを感じてみてくださいね。
(振媛を演じさせていただきました…。)
取材に協力してくださった高椋東部地区の皆さん、ありがとうございました♪

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