2022年02月04日 (金)越前市・服間地区でみつけ隊!【羽生 ちひろ】

1月31日(月)の「ほやほやみつけ隊」は、越前市の服間(ふくま)地区をご紹介しました。
剣豪・佐々木小次郎の生誕地とされる場所で、
マスコットキャラクター「こじろうくん」がいたり・・・振興会と仁愛大学の学生が協力して考案した、コーヒー「こじろうブレンド」があったり、小次郎を地域おこしにつなげています。
(コーヒーのお供は「こじろうクッキー」。地区の女性の手作りです!)
さて、今回の一福丸からの指令は、
指令 小次郎だけじゃない! 「伝説」を探せ
歴史の宝庫・服間地区。小次郎だけじゃない「伝説」1つ目は、
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にゆかりの人物が関係していました。
それは、源範頼(みなもとの・のりより)。 鎌倉幕府を築いた源頼朝の弟です。
「朽飯(くだし)八幡神社」に、その伝説がありました。範頼が奉納したと伝わるお宝が!
それは弓矢。形の特徴から、源平合戦の頃のものだと考えられています。
他にも、この地に範頼の館があったという伝説や、兄・頼朝から謀反の疑いをかけられ伊豆の寺に幽閉されたのち、この地に逃れて生涯ここで過ごしたという伝説も残っています。
小次郎だけじゃない「伝説」2つ目も、この神社の中に。
それは、ある音が聞こえてくると言われる大岩。「機織り」の音が聞こえる岩とされているんです。
今から1500年以上前、百済(くだら)、今の朝鮮半島から戦乱を逃れて来た機織りの得意な娘が、度々この大岩に座って母国の方角を眺め、故郷への恋しさを募らせていました。
ある時から娘が家に帰らなくなり、大岩から娘の機織りの音が聞こえるようになった、という伝説です。
そんな伝説の残る「朽飯八幡神社」には、織物の神様がまつられていて、機織り発祥の地とも言われているんです。
地元の皆さんが大切に語りつぐ「歴史」と「伝説」にあふれる服間地区でした!
