高知 神々と棲む村

高知県
2013年2月8日 放送

四国山地の奥深く、高知県物部町。ここに、400年以上伝えられてきたと言われる、古い民間信仰が残されている。「いざなぎ流」と呼ばれるその信仰は、神道や仏教、修験道、自然崇拝などさまざまな要素が重なりあい、山の暮らしに合わせて変容した、独特のものだ。
その祈りを伝えてきたのは、「太夫(たゆう)」と呼ばれる人々。物部の人々は、生活の様々な場面で、太夫を通じて神と語らい、その意志を問いながら暮らしてきた。
いざなぎ流の大きな特徴のひとつが、太夫が作るさまざまな形の「御幣(ごへい)」。小刀一本で和紙を切って作られる御幣は、神々の似姿であり、神の宿る依り代。その種類は200ともそれ以上とも言われる。またいざなぎ流の祭では「祭文」と呼ばれる唱えごとで、神を喜ばせることが重要とされている。
山の恵みの中で生きる物部の人々。いざなぎ流の信仰は、かつて日本のどこにでもあった、神と人が語り合い、共に生きる暮らしの記憶を伝えている。

紹介したトピックス
旅のとっておき

「高知 神々と棲む村」を担当した岸田です。
今回の舞台は物部。「もののべ」ではなく「ものべ」です。歴史に詳しい方でしたら、「古代の豪族『物部氏』と関係する土地なのでは?」とお思いになるかもしれません。続きを読む

ポスター
高知 神々と棲む村
写真:吉村淑甫/竹村 豊/高知県立歴史民俗資料館 協力:高知県立歴史民俗資料館
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