日本列島 だしの旅

2012年11月2日 放送

日本人の食を語る上で欠かせない「だし」。鰹節や昆布、煮干しなどの自然の恵みを乾燥してうまみを凝縮し、調理の際に水に「うまみ」を抽出する。日本の風土の中で長い時間をかけて育まれてきた、世界に類を見ない食文化だ。
お米や野菜をだしで煮た離乳食、毎日食卓に上る母親のみそ汁、駅のホームの立ち喰いそばに、日本料理店の極上のお椀・・・日本人の暮らしには、どんな時も傍らに「だし」がある。今や「だし」は、脂分や塩分を抑えても十分な満腹感を得られるなど、その効用も科学的に証明され始め、世界から注目が集まっている。
番組では、極上の鰹節を生み出す鹿児島枕崎の職人、家族で支えあう北海道知床の昆布漁師一家などに密着。日本全国、四季折々の「だし」にまつわる人々の物語を通して、日本の風土が育んできた、独自の食文化を見つめ直す。

旅のとっておき

「日本列島 だしの旅」の制作スタッフ、松井です。離乳食から先祖との共食まで、「だし」を巡る味覚の旅、楽しんでいただけましたでしょうか。放送のちょうど一年前になります。「だし」についてリサーチをはじめたのはいいものの、味噌汁すらろくにつくらない自分には、「だし」ってなんだ?続きを読む

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桜写真:青木千波/岡田正人/越野龍彦/迫文彦/タケウチトモユキ/竹内康訓/田澤純/中島健藏/橋本タミオ/星井欣/柳澤俊次/油谷勝
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