2014年10月28日

2014年10月28日 (火)

大山に登るなら

新日本風土記「鳥取 大山」を担当した松本です。

大山は「おおやま」ではなく、「だいせん」と読みます。日本百名山の一つ。中国地方最高峰の山です。周りに大山より高い山のない独立峰のため、どーんと目立つ山。地域の人々が誇りに思うのもうなずける立派な山です。

 

大山にはいくつか登山道があるのですが、登山客のほとんどが「夏山登山道」という頂上を目指すルートを登ります。頂上から見える360度の景色は見事です。

 

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でも今回おすすめしたいのが、敢えて頂上を目指さない登山コース。東の稜線の途中にある小さな山小屋までの「ユートピアコース」です。頂上には行けないため、あまり人気はありませんが、登ってみると驚くような光景に出会えるとっておきのコースです。

 

8月の中旬、深夜2時にこのコースを登り始めました。暗いうちに稜線に出て日の出を待ちます。ご来光を拝んだ後、振り返ります。ここでしか見られない光景が待っていました。大山の北の壁が朝日に照らされ、徐々に赤く輝き始めるのです。その時間はわずか数分間。大山は「神宿る山」とも呼ばれていますが、それを実感するような一時でした。

 

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そしてもう一つ見て欲しいのがこの稜線に咲き乱れる高山植物の花々。8月の一週間ほどの短い間だけ見られる貴重な光景です。この光景からいつかしか、ここが「ユートピア」と呼ばれるようになったそうです。

 

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大山の頂上に登ってみた後、もう一度大山を訪れる時には、このユートピアコースを登ってみてはいかがでしょうか?

 

 

投稿時間:10:13 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


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