2013年10月21日

2013年10月21日 (月)

津軽の夏の楽しみ方

津軽を担当した久保田です。

青森ねぶた祭を彩る大型ねぶた。その制作を手がける15人のねぶた師には、一人一人にドラマがあります。番組でご紹介出来なかったねぶた師さんについて少しご紹介させていただきます。 

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2012年、一人のねぶた師が衝撃的なデビューを飾りました。青森ねぶた祭、史上初の女性ねぶた師となった北村麻子さんです。デビューの年に優秀制作者賞を受賞する快挙も果たし、青森で大きな話題となりました。

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父はねぶた師の名人・北村隆さん。名ねぶた師2世というサラブレッドではありますが、デビューまでには様々な困難にぶつかったそうです。

見習い期間中、自分にだけは誰も指示をしてくれない。師匠でもある父に何度も下絵を描いて見せ、自分の実力とやる気を証明するところからのスタート。さらにねぶた師の仕事範囲は多岐に渡り、デザイン、大工仕事から、スポンサーへのプレゼンまで、全てをこなしていかなければなりません。大きさ7メートル、重さ数トンにもなるねぶた制作。その作業は男性でも重労働です。

それでも、北村麻子さんは、小さいねぶたを作るところから周りに実力を証明し、デビューのチャンスを勝ち取りました。

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取材中、あるねぶた師さんが、「ねぶたの顏は、ねぶた師の顏に似る。その人の意志や思いがねぶたの顏に宿ってくるから」とおっしゃっていました。史上初の女性ねぶた師・麻子さんが作るねぶたの顏は、どこか麻子さんご本人のように、しなやかで、その中に強い意志を秘めているように見えます。

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ねぶたの伝統を受け継ぎつつ、そこに女性らしい感性が息づいています。

今も青森ねぶた祭りには、伝統と挑戦が結ぶ新しいねぶたが躍動しています。このねぶたには、ねぶた師のどのような思いが込められているのか?ねぶた祭から、15人のねぶた師たちのドラマを楽しむのも、津軽の夏の楽しみ方の一つです。

 

投稿時間:17:22 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


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