2013年04月02日 (火)

知られざる尾瀬の贅沢タイム

尾瀬を担当しましたディレクターの神です。かれこれ一年以上取材に通いました。お世話になった皆さま有難うございました。そんな中で、自分なりに見つけた、尾瀬の楽しみ方、コレは、是非という事をいくつか、ご紹介します。

まず尾瀬に行ったことがない方には…

とにかく〝尾瀬で一泊コース〟をおススメします。日帰りではなく、泊って下さい。

泊るのは、やはり湿原の小屋が良いです。写真集で見る景色や、実際感動的な風景は、6~7割は、朝か夕方に多いからです。でも美しい風景だけではないんです…   実は、湿原や木道には“誰もいない時間”が、結構あります。それがとても印象的なんです。私はその時間が、特に好きでした。午後三時過ぎ~日没、朝は、7~8時頃がねらい目です。(※朝夕はクマに出会う可能性もあります注意して下さい)

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〝誰も居ない自分だけの空間となる一瞬〟は、何とも言えない、得した気分を味わうことができ、そしてまた現実なのか?幻なのか?という不思議な感覚にもなります。尾瀬の雄大な風景を、独り占めしてしまう贅沢なひと時を、是非体感して頂きたいです。気温差の激しい時間帯ですから、雨具防寒着は、必須です。大きな荷物は山小屋に置いて、カメラだけなど身軽にして。運が良ければ、数分でも、数十秒でも、忘れられないあなただけの尾瀬を味わえるかもしれません。

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もう一つポイントとして、尾瀬では、少し天候が悪くても、ガッカリしないで下さい。そんな時は、時間の許す限りですが、ジッと待ってみたり。視点を変えると、とても楽しめます。カメラマンから伝授されたその術をひとつ。

例えば、霧に包まれたら、風に漂う霧の行く末、消えてく様を観察。雨なら、雨粒が池塘に跳ね返る様に注目。尾瀬は、基本広々としているので、意外と細かな小さなものを見てなかったりします。そして感動の風景は、悪天の後に出ることも…しばしば。

みなさん、尾瀬にお出かけください。(明日の朝の再放送もどうぞご覧下さい!)

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投稿時間:11:12


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