2018年11月27日 (火)

ばん馬に魅せられて。

「そこに健さんがいた」の回を担当しました、アシスタントの木村です。
取材でお世話になったたくさんの皆様、番組をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

北海道帯広市にある帯広競馬場(ばんえい十勝)は、世界でここにしかない、ばんえい競馬場。
今回は、そのばん馬の魅力を紹介します。

まず、「ばんえい」「ばん馬」について。
「ばんえい」は漢字で「輓曳」と書き、「輓」も「曳」も荷物をひくという意味があります。
荷物をひく馬なので、輓き馬、輓馬(ばんば)と言われるようになったそうです。かつて、北海道の人々の暮らしに馬は欠かせない存在で、農耕や木材の運搬などで開拓の時代も支えてきました。
ばん馬は、サラブレットに比べ約2倍の大きさ、体重は1トン近く、たくましい体格をしています。

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私は、それまで競馬場というところに少し怖いイメージを持っていたため、当日はちょっとドキドキ。しかし、競馬場に着いて、一気にイメージが変わりました。
最初に驚いたのは、客層。家族連れやカップル、友達同士で来ている若者が多く、アミューズメントパークに来ているかのような活気。お客さん達のワクワクしている顔を見て、ここは地元の方に身近な場所として、ずっと愛され続けてきたんだろうなあと感じました。

敷地内には、ばん馬はもちろんウサギなどの動物に餌をあげられたり、ポニー乗馬体験ができる「ふれあい動物園」もあり、子ども達に大人気です。

初めての競馬。競馬新聞を読み、パドックでこれから走るばん馬たちを観察。
パドックで、ばん馬たちは言います。「私、頑張るよ!」「小さい子いる!遊びたいな」「俺が一番だ。」私は、バッチリ目が合うと、この馬が勝ちそうな気がする、そんな勘がして“推し馬”を決めました。

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スタンディングゲートに立つ馬たちの凛々しい姿に「頑張って!」と心の中で声をかけながら、これから始まる闘いに、ドキドキそわそわ。スタートした途端、重量感のある足音、ソリの金具の擦れる音、に興奮をあおられ、観客が一斉に声援を送ります。馬たちと並走する人もいて、誰もが熱くなり、会場全体に一体感が生まれます。

普通の競馬と違うのが、ソリを引いて、障害を越えなければいけないところ。第2障害では、大きな坂を、重いソリを引き上げ越えなければなりません。時には膝をつき踏ん張る馬もいて、そんな時はひと際声援が響きます。その馬が坂を越えた時には、拍手が起こり、こみ上げるものがあります。
競馬場を出た時には、ばん馬が大好きになっていました。
強靭な身体につぶらな瞳。迫力あるレース。私は家族や友人、会う人会う人に、この日の経験を話し、いかにばん馬が素晴らしいかを伝えるほど、ばん馬に魅了されていました。

実は、この興奮を味わえるのも、帯広の方々のおかげ。
帯広競馬場は一時存続の危機を迎えましたが、競馬場関係者だけでなく地元市民までもが、存続を訴え続けたことで守られました。それは、北海道と馬が共に歩んできた歴史を守ることでもありました。昔から今までずっと、愛され続けるばんえい競馬なのです。

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帯広競馬場ではナイターも開催しています。
砂埃やばん馬の息が映え、これがまたすごい迫力。イルミネーションもつき、昼間とはまた違う雰囲気で、レースを楽しめます。

ちなみに、私の“推し馬“たちはやっぱり一番。馬券、買えばよかった…。

一日中楽しめる、ばんえい競馬。
皆さんも是非足を運んでみてください。

投稿時間:11:00


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