2018年09月04日 (火)

お散歩の村。

「いつもでない一日」を担当した鈴木です。ご覧いただきありがとうございました。

ここでは、美しい棚田に囲まれた島根県益田市真砂(まさご)地区をご紹介します。番組では「園児たちのお散歩」を取材させていただきました。益田市は島根県の西部。真砂地区は市街から広島方面へ車で20分ほど向かった山あいの里。撮影は、美しい棚田の中を園児たちと一緒に歩くことが中心でした。重い機材を抱えたカメラマンは大変ですが、ディレクターの私はほとんど手ぶら。自然豊かな里山をお散歩する贅沢なひと時を味わいました。  

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午前10時。お散歩へいざ出発。園児たちはすぐに田んぼの畔へ分け入っていきます。田んぼは私有地ですが住民が理解を示しているので、歩くことが許されているのです。畔を歩くと、すぐにこんな発見が。草むらに潜んでいたカエルが、次々と田んぼの中へ飛び込んでいくのです。「蛙飛び込む水の音だ!」と、軽い感動。カエルにとっては迷惑なことですが、自分の動きに合わせて生き物が反応するって、実に楽しい!「大人になるとは、道で遊ばなくなることだ」という、ある詩人の言葉を思い出しました。

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畔を抜けて集落の中心へ。園児たちは行き交う人に大声で挨拶します。すると、その声を聞きつけたお年寄りが家から出てきました。伺うと、子どもの声が聞こえると「あ、来たぞ!」といつも待ち構えるのだそうです。子どもたちとじゃれ合うひと時が、元気の源になっているとか。子どもの力は、偉大ですね。

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真砂地区では、園児と住民の関係を深めるこんな取り組みも行われていました。

給食に使用する野菜を、住民たちが庭先で栽培しているのです。お散歩で住民と園児は全員がお互い顔見知り。知った顔の子どもが食べるので、農薬を使わない安全な野菜作りへの意欲が高まり、暮らしにハリが生まれたそうです。

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一方、子どもたちにとっても、栄養価の高い旬の野菜を毎日いただくメリットが。給食時には「今日のほうれん草は〇〇さん家のものだよ」といった会話が行き交い、作った人の人柄まで味わっているようでした。そのせいなのか、それともお散歩で単にお腹が空いているだけなのか、食べっぷりは実にお見事!ご飯もおかずも多くの園児が“おかわり”していました。

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真砂には商店がなく土産物もないので旅行先としては物足りないかもしれません。でも、美しい田園風景の中をお散歩する心地良さは格別です。もし、山陰の小京都、津和野などに旅行する機会があるときは、ちょっと足を延ばして真砂地区(住所は波田町)をお散歩してみてはいかがですか?子どもたちに声を掛けられ、元気をもらえるかもしれませんよ。

投稿時間:11:00


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