2017年05月16日 (火)

無色透明なのに奥が深い?! 水の旅

「水の旅 潤いの道」を担当した滝口です。

今回の番組では、今まで撮りためていた映像に加え、名水の里・長野県安曇野市と、水郷・千葉県香取市を新たに取材しました。

私の「水の旅」が始まったのは3月上旬。取材先で透き通った水を見るたびに、心が洗われるような思いがしたものです。そんな旅先で出会った、とっておきの情報をご紹介します。

1wasabi002.jpg「水の旅」は長野県安曇野市から始まりました。今回、安曇野を取材した理由のひとつに『「名水百選」選抜総選挙』があります。環境省が平成28年「名水百選」30周年を記念してインターネット上で行った人気投票で、「安曇野のわさび田湧水群」は「観光地」と「景観」の2部門で1位に輝きました。そんな安曇野を代表する観光スポットが「大王わさび農場」です。ここは、東京ドーム11個分(!)に相当する広大なわさび田を見ることができます。わさびは成長するのに1年半から2年かかり、時期を問わずに収穫できるため、場所ごとにローテーションを組んで収穫しています。湧き水が穏やかに流れるわさび田の風景には誰もが癒やされるはず。名水百選の水も楽しめます。入場料無料なので、近くにお立ち寄りの際は気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

2wasabinohana.jpg撮影で訪れた3月下旬、わさびの花が咲いていました。恥ずかしながら、わさびに花が咲くこと自体知りませんでした・・・。安曇野に春の到来を告げる白くて可憐なわさびの花ですが、なんと食べられます。わさびの香りと辛みがほのかに感じられておいしかったです。生でも食べられますが、地元の方はおひたしにしたり三倍酢につけたりして楽しむのだそうです。3月中旬~4月下旬限定ですが、わさびの花を味わいたいという方は是非。

 

3wasabosoftcream.jpg大王わさび農場には、レストランやカフェがあり、様々なわさび料理が楽しめます。オリジナルの名物デザートがわさび味のソフトクリームです。どんな味かって?もちろん、わさび味です!これ以上説明するのは野暮というもの。ご自身の舌でこの味をお確かめください。

 

4ayamepark.jpg「水の旅」第二弾は、千葉県香取市。利根川の下流に広がる中州、十六島にある「水郷佐原あやめパーク(旧・水郷佐原水生植物園)」を訪ねました。撮影を行った3月中旬、リニューアルオープンの準備中で少し寂しい風景でしたが、見頃を迎えるのはこれから。5月下旬から6月に開かれる「あやめ祭り」では、400品種150万本もの花菖蒲が咲き誇ります。番組で紹介した嫁入り舟も6月に行われます。ちなみに、嫁入り舟はかつて十六島で行われていた結婚式の再現ですが、舟に乗る新郎新婦は本物のカップル。毎年3組が一般公募で選ばれます。水郷情緒に存分に浸るのであれば、6月がおすすめです。

 

5koedo.jpg番組では利根川の北側の水郷、十六島を紹介しましたが、利根川の南側にある佐原もまた江戸時代は東北地方と江戸を結ぶ水運の町として栄えました。当時の大動脈だった小野川沿いは、江戸時代の建物が数多く残る「小江戸」として知られ、国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。この小野川でも舟めぐりが楽しめます。舟から見る小江戸の街並みもまた格別です。 

皆様の「水の旅」に少しでもお役に立てば何よりです。心にも潤いを!

投稿時間:11:00


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