2017年04月18日 (火)

懐の深い、おおらかな島の人たち。

「種子島」を担当しました、濵田です。番組の取材に御協力して頂いた皆様、どうも有難うございました。

これまで同番組で、「屋久島」、「奄美大島」を紹介していますが、取材してみて、種子島は前者2つとは全く異なる趣きの島だ、ということを実感しました。種子島には「おじゃり申せ」という方言があります。これは「いらっしゃいませ」という意味で、京ことばの影響を受けていると言われています。また「おおきに」という言葉を使う方たちが多く、種子島が奈良時代以降、京や堺との深い関わりがある土地柄であることを肌で感じました。

種子島を味わう、私のお勧めをいくつか紹介します。

①    サーフィンの海

1-1.jpg種子島と言えば、サーフィンが盛んなことで有名。サーファーたちからは「風の島」として呼ばれています。2月初旬の真冬にも関わらず、いい波が来ると、どこからともなくサーファーたちが一人また一人と集まって来て、自分のペースで気持ち良さそうに波に乗り始めます。

1-2.jpg取材した、東京出身の山﨑さんは安納芋を作っている農家。サーフィンは「生活の一部で日課のようなもの」と語り、娘さんと一緒にサーフィンする幸せな光景が目に焼き付いています。種子島には、サーフィンショップやダイビングショップもあります。心地よい風のなか、サーフィンを体験してみては、いかがですか。

②    沖ヶ浜田の黒糖

2-1.jpg2-2.jpg黒糖は鹿児島県内ではお茶受けとしてお客に出す、定番の菓子。「種子島の黒糖は美味しいよ」と聞いてはいましたが、黒糖の味の違いなんて五十歩百歩だろうと、高をくくっていました。初めて“沖ヶ浜田の黒糖”を食べてみると、千歩くらい違うことに少し動揺。今まで食べた黒糖と違い、あくがなく、甘いだけじゃなく旨味が口の中に広がり、さっと溶けていきます。作る過程を見て話を伺い分ったことは、手間を惜しまず誠実に作ったものは裏切らない、ということでした。沖ヶ浜田の黒糖を買い求めることができるのは、生産期間中の12月から3月。お願いすれば、黒糖小屋で作る様子を少し見せて頂くこともできます。島の人が「サトウキビそのものの味がする」という黒糖を、ぜひ一度ご賞味ください。

③    島の芸能 

3-1.jpg「芸能の宝庫」と呼ばれる種子島。多種多様な郷土芸能があり、同じ芸能、舞でも歌詞や振りが集落ごとに違うそうです。島の外から伝わった芸能が島の風土によって、深化し熟成されている感があります。

3-2.jpg何よりも演じている人たちが楽しそうだし、手拍子で合いの手を入れる客たちも嬉しそう。舞や唄を愛でる島民の方々の幸せそうな雰囲気に場が包まれ、温かい気分になります。四季折々にある、そんな島の芸能に触れてみてはいかがですか。夏の盆踊りも風流で良いですよ。「島の芸能に触れる旅」をして、あなただけのお気に入りを見つけてみてください。

④    インギー地鶏

4-1.jpg取材するまで知らなかった、インギー(どり)。平成25年に鹿児島県の天然記念物に指定され、食べることはできなくなった。しかしインギー鶏の特徴が見られない、インギー地鶏は食べることができる。南種子町で「何か名物料理を?」と町の人に聞くと、お勧めされる店が「食堂 美の吉」。インギー地鶏の親子丼、鳥刺し、焼鳥、鉄板焼きと、インギー地鶏づくしを堪能することができる。

4-2.jpgロケットの打ち上げ見学のお客さんの中には、ロケットとインギー地鶏を楽しみにやって来る常連さんもいるそうです。鳥好きなお客さんは、「名古屋コーチンに匹敵する!全国レベル。」と絶賛していました。地魚料理もおいしい種子島ですが、ここにしかいないインギー地鶏を島の焼酎を飲みながら食べると格別ですよ。

⑤    島独特の雄大な景色 

5-1.jpg最後に忘れられないのが、種子島の独特な風景です。平らな島だけに、高台に上ると遠くまでが見渡せます。それは一面に広がる、さとうきび畑であったり、水田だったりします。

5-2.jpg浜之山を見下ろせる一番眺めの良い場所は、七色観望台。 鉄砲伝来の門倉岬から車で直ぐの観望台からは水田、防風林・浜之山、海岸を一望できます。天気が良ければ、遠くにロケット発射場を眺めることもできます。また島の東海岸は太平洋の荒波に洗われてできた海蝕岩が見ものです。波に浸食された奇岩の広がる浜田漁港近くの「千座の岩屋」は種子島で最も大きな海蝕洞窟で、中に千人が座れると言われています。近くには浜田海水浴場があり、シーズンには多くの観光客で賑わいます。私も今度は夏に、鴨網猟の時に出会った“満点の星空”を再び眺めに行きたいです。

投稿時間:11:00


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