2015年03月09日 (月)

小樽を楽しむ秘訣

「小樽」を担当した札幌放送局ディレクターの吉田です。

小樽と聞いてまず思い浮かべるのが、「小樽運河」ですよね。でも大体の皆さんは「きれいだよね。レトロだよね。じゃあ、写真一枚とって帰ろうか…」と、滞在時間1分、撮った写真1枚、となってしまいがちなんですが、それだけではもったいない!せっかく小樽まで来たのだから、運河をもっと楽しめる「秘訣」をお教えしましょう。

 

①こんな場所から運河を見ちゃおう!

 運河の船旅を楽しむのはいかがでしょう。1時間に1回ほどのペースで運河を一周する観光船が出ています。所要時間35分。予約は必要ありません。運河の中からは、ちょっと違った景色が見えます。例えば、周りに建つ倉庫の入り口が全て運河向きに作られているのが分かります。これは、運河から倉庫に効率よく荷物を運び入れる工夫。さらに倉庫の屋根に見えるシャチホコは、船でやってくる人たちに商店の繁栄ぶりを見せつけようという小樽商人の見栄のあらわれ。ガイドの案内もあり、おすすめです。

 

②運河の歴史に思いをはせよう!

 美しい運河ですが、実はとっても暑苦しい歴史を持っています。そもそも港湾労働者の作業場所として作られた運河には、かつて働く男たちの汗と喧噪があふれました。さらに、運河埋め立ての危機には、市民が立ち上がり戦いました。あまり目につかないのですが、運河脇の散策路にはかつて労働者で賑わった頃を描いたレリーフがありますので注意して見て下さい。「新日本風土記 小樽」をご覧いただくと、運河の知られざる歴史を知ることができ、旅行をより楽しめますよ。

 

③「雪あかりの路」に行こう!

 例年2月の上旬~中旬にかけ行われる祭り「雪あかりの路」の時期は抜群におすすめです!運河をはじめとする街のいたるところを市民がろうそくで照らす祭りなのですが、言葉は不要。ただただ美しい光景が待っています。

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投稿時間:12:38


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