2013年05月20日 (月)

柴犬の里「妻籠宿」

「にっぽんの犬」を担当した馬場です。

さて、ここでは取材で訪ねた旧中山道の宿場町、長野県木曽郡南木曽町(なぎそまち)「妻籠宿(つまごじゅく)」についてご紹介します。番組では、柴犬を使ってサルの食害から田畑を守る町として取り上げました。

 “木曾路(きそじ)はすべて山の中である”

文豪、島崎藤村が「夜明け前」冒頭で綴った木曾路の風景の中に、「妻籠宿」はあります。

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全長およそ500メートル。その両側に、江戸時代の旅籠を思わせる伝統的な家並みが連なります。見所の一つは建築です。特徴は二階が一階よりも一尺ほど突き出た出梁(だしばり)造り。二階の面積が広がり、より多くの客を泊まらせることができたそうです。また、庇の役目も担ったそうで、軒下に立つと、雨宿りする庶民の姿が目に浮かびます。

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取材班もそんな「妻籠宿」に宿を取り、撮影の拠点にしました。

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宿のご主人は猟師さん。害獣駆除として自ら捕えたイノシシが、そのまま夕餉に並びます。新鮮なシシ肉の嫌味のない味わいは絶品でした。夕食後は囲炉裏を囲んで語らいの時間・・。ご主人が、クマと遭遇したときの武勇伝など、自然とともに生きることの厳しさや楽しさを、教えていただきました。

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皆様も、是非、「妻後宿」で、山の暮らしの豊かさを味わってみてください。

おいしい料理とかわいい柴犬が、旅の疲れを癒してくれますよ。

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投稿時間:12:27


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