2012年11月20日 (火)

坂の街 函館

「函館」を担当した久保田です。取材の愚痴のような(?)歴史のロマン(?)のような話を一つさせていただきます。今回の番組を作る際、一番辛かったもの・・・それは函館の“坂道”です。

実は函館には、無数の坂道があります。

hakodate1.jpg

レンタル自転車を借りて、取材先のお宅へ伺おうとすると、数百メートル近い“ながーい坂道”・・・。夏の猛暑の中、自転車の一漕ぎ一漕ぎは異様に重く、坂を登りきった時には、もう汗だくです。そこで出して頂いたよく冷えた麦茶には、本当に身も心も救われました。

hakodate2.jpg

しかし、坂道はこの街ならではのオススメスポットを生んでいます。坂の上から見える函館の街。両側に開けた街と、坂の先に広がる港。“街”と“港”を同時に眺められる絶好のビューポイントは、坂が作り出した賜物です。

実は、こんな素晴らしい景色が生まれたのには、開港の歴史が関係しています。函館山が自然の防波堤の役割を果たし、港は“綱知らず”とも言われた天然の良港。ロシア、アメリカ、フランス、イギリス・・・。開港以降、数多くの外国船が押し寄せました。当時、船の動向は国家の動向。今も旧・ロシア領事館は坂の頂上付近に残されているように、“船の動きを見渡せる”高台=坂の上が一等地となり、港を望む“坂”に街が発展していったのです。

hakodate3.jpg

函館山が港を生み、港が船を呼び、船が街を形作る。地形と歴史が、函館独特の景色を作り上げました。

ちょっぴり苦しいけれど・・・函館をこれから訪れる方には坂を頑張って登っていただき、そこから見える景色に、かつて港に溢れていた船と人々に思いを巡らせて頂きたいと思います。

投稿時間:11:06


カテゴリー

新着記事

ブログ内検索

 

カレンダー

2019年04月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

バックナンバー


RSS

page top