2012年06月12日 (火)

徳島の隠れ里

「祖谷・大歩危(いや・おおぼけ)」を担当した岸本です。
四国山地のまんなか。ちょっと謎めいて、なぜか懐かしい「隠れ里」の魅力を楽しんでいただけたでしょうか?


取材場所は、基本的に全部斜面。正直キツかったです。一日取材していると、体のいろんなところの筋肉が悲鳴をあげます。そんな僕たち取材班を尻目に、斜度45°はあるんじゃないか?という「さがしい」(祖谷の言葉で「急な」)斜面を、笑顔でスタスタ歩いたり耕したりする祖谷・大歩危の人たちはまさに仙人のように見えました。

さて、番組では伝えられなかったオススメスポットをいくつかご紹介します。


①温泉
 祖谷・大歩危は、実は四国有数の温泉郷でもあります。こんなところに温泉宿が?という崖の上や下に、半分宙に浮いた状態で温泉宿があるのです。もちろんほとんどの宿に露天風呂があり、宿専用ケーブルカーで斜面を移動し、秘境のど真ん中でお湯につかる、なんていう贅沢な宿も多数あります。

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 *温泉写真

②妖怪屋敷
 「妖怪村」ともよばれる山城町。番組の中にチラっと出てきた妖怪たちの姿、いかがでしたか?


 実は今、山城では「妖怪」たちが町に元気をくれています。大歩危にある道の駅には地元の人たちが手弁当で作った「妖怪屋敷」という名の観光施設があります。ここは実に怖くて楽しい!また、「妖怪が出る」という場所をめぐるトレッキングツアーなども、人気だそうです。番組に出てきた妖怪たちにも、会えるかもしれませんよ。

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 *妖怪写真

iya_yuokai_03.JPG 

*妖怪屋敷

実は、今回の取材で一番印象に残ったのは、斜面のキツさでも、霧の深さでもなく、人の「やさしさ」でした。道を聞いただけで、なぜか「お兄ちゃん、飲みな」といって出てくる栄養ドリンク。取材先では行く先々で手作りのお餅や、そば米雑炊(そばを米のように焚いて、お汁にいれたもの)、祖谷特産のごうしゅいもなど、おなかいっぱいいただきました。


 聞けば、厳しい自然の中で生きてきた祖谷・大歩危の人たちにとって、助け合うのは当たり前のこと、というか生きるための知恵なんだとか。
本当の意味で豊かな暮らしに触れたような気がした日々でした。

 そんな素敵な祖谷・大歩危にみなさんも「隠れ」に来てみてはいかがですか?

投稿時間:10:23


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