これまでの放送

新たな歴史刻む みんなの湯
佐賀県
嬉野(うれしの)温泉

■放送日:2010年9月25日

1300年の歴史がある嬉野温泉に、この春14年ぶりに復活した公衆浴場。常連の熱い思いで再建された温泉には、たくさんの笑顔があふれている。

嬉野(うれしの)温泉は佐賀県の南西部にあります。市の中心部をゆったり流れる嬉野川のほとりに、今年(平成22年)14年ぶりに営業を再開した公衆浴場がにぎわいをみせています。
名前は「シーボルトの湯」で、江戸時代の終わりに長崎滞在中のドイツ人医師シーボルトが嬉野を訪れ泉質調査をした史実に由来しています。この公衆浴場は、はじめは藩の湯治場としてスタートし、大正時代にゴシック調の建物が作られました。町の社交場として多くの客が訪れましたが、平成8年に老朽化のため取り壊されました。このお湯と共に育った常連さんたちは、町のシンボルだった公衆浴場を復活させる取り組みを行い、1万2千人の署名を集めました。
バリアフリーの町を掲げる嬉野市。新しい公衆浴場には、身体の不自由な人もゆっくりつかれるリフト設備などが備えられました。
番組では、昔からの常連さんの公衆浴場復活への思いと、若手従業員の山口香菜さん(20)の奮闘ぶりを通して、新たな歴史を刻み始めた公衆浴場の姿を伝えます。
語り: 丹沢 研二 アナウンサー(NHK佐賀)

大正13年に建てられたゴシック調の公衆浴場。平成8年に営業を停止、建物も取り壊されましたが、常連さんたちが町のシンボル復活に取り組み、この春、当時の姿そのままに再スタート。 朝6時のオープンとともにやってきたのは、この湯と共に育った一ノ瀬好正(よしまさ)さん。温泉再建の署名をした1人です。朝風呂で地域の人と話すことが毎日の活力になると言います。

今、公衆浴場は1日約150人、多い日には500人以上の人で賑わいます。肌になじむトロトロの湯は、「美肌の湯」と言われ、女性に大人気です。 20歳の山口香菜さんは、4月から働く新しい従業員です。香菜さんの目標は「誰もが楽しめる温泉」。貸し切り温泉の利用客の好みを記した接客ノートを作って、お客さんに少しでも喜んでもらおうと奮闘中。

新しい温泉はバリアフリーです。身体の不自由な人もリフトを使って入浴できます。山口恵子さんは、月に2回通ってくる新たな常連客。佳菜さんのサポートで、ぬるめの湯にゆっくりつかり温泉を楽しみます。 常連さんの思いが集まり復活した公衆浴場には、従業員の笑顔があり、お湯に浸かるお客の笑顔も絶えません。


DATA

泉質/ ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
泉温度73.4度 加水 循環式
料金  大人400円 小学生200円
効能/ 1.腰痛
2.神経痛
3.リウマチ
4.婦人病 など
宿泊/ 日帰り入浴のみ
※周囲の温泉街には、約40軒の宿があります。
【営業時間】午前6時~午後11時00分 (※入場制限時間 午後10時30分)
【休館日】毎月第3水曜日
【設備】全館バリアフリー 大浴場男女各1室 貸切湯5室     
    足の不自由な方もリフトで入浴することができます。
    ※要予約
    タオル、石鹸は各自で持参、または受付で購入してください。
観光/ ▼お茶
嬉野市は全国有数の生産量を誇る茶どころです。市内には多くの茶畑があります。
▼温泉湯どうふ
嬉野温泉水で豆腐を煮込むと、煮汁が豆乳色に変わり、トロトロになる「温泉湯どうふ」。嬉野温泉の名物料理です。毎年11月3日には「湯どうふフェスタ」が開催され、その味をたんのうできます。市内の店舗、旅館で食べることもできます。
交通/ *マイカー/長崎自動車道  嬉野ICから車で約5分
*高速バス「九州号」
 1.博多駅総合センターから2時間2分
 2.長崎駅前から1時間
*公共交通機関
 1.JR佐世保線・武雄駅からバスで30分 
 2.佐世保駅からバスで1時間
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お問い合わせは

嬉野市役所 企画部 嬉野総合支所 観光商工課
TEL 0954-42-3310(土日祝日休み)
※掲載している内容は放送時の情報です。