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学生たちの“わが家の湯”
宮城県
川渡(かわたび)温泉
■放送日: 2008年10月12日
宮城県の北部・大崎市にある開湯千年以上の「川渡温泉」。昔から脚気(かっけ)や神経痛に効果があると言われ「脚気川渡」の名で知られている。
宮城県の北部・大崎市に、開湯千年以上という「川渡温泉」がある。1軒の共同浴場と11軒の旅館があり、県内各地からたくさんの人がこの湯を求め訪れる。
この温泉街から車で10分程の所にウシやヒツジなどが群れる東北大学の付属農場がある。昭和24年、農業や環境などを学ぶための研究施設として設置された。ここで学ぶ学生の多くが、研究で疲れた体を癒やしに川渡温泉へとやってくる。
川渡温泉の一角に、創業350年のしにせ旅館がある。旅館を切り盛りしているのは、18代目・女将の藤島勝子さん(72)。古くから湯治場として親しまれてきたこの旅館では、部屋の一部を学生たちに提供している。
東北大学大学院の今治安弥さん(27)もその一人。4年間、自炊生活をしながら東北大学の付属農場で研究している。今治さんの専門は森林学で、多くの種類の木々が森の中でどううまく共存しているかを探っている。一日中、野山を歩き回ることもしばしば。そんな今治さんの疲れを癒やしてくれるのが毎日の温泉だ。「温泉がなかったら、4年間続けられなかった」という。
旅館では、研究熱心な学生のために深夜0時まで営業している。閉店間際の常連学生の入浴料は100円。一人一人、別々の研究をしているため、農場ではほとんど会話を交わすことはないが、お湯につかると話がはずむ。温泉は学生たちの交流の場になっているのだ。
毎年9月中旬に行われる「川渡温泉石神社例大祭」では、学生達もお湯の恵みに感謝しておみこしを担ぐ。ちょっと熱めのお湯は、地元の人や学生たちを心の底から元気にしてくれる。
語り:岩元 良介アナウンサー
ちょっと熱めのお湯は、昔から脚気(かっけ)や神経痛に効果があると言われ「脚気川渡」の名で知られています。
創業350年のしにせ旅館を切り盛りしている18代目・女将の藤島勝子さん(72)。日帰り入浴は200円です。
4年間、下宿している東北大学大学院生の今治安弥さん(27)(写真右)。森林学を研究している今治さんの疲れを癒やしてくれるのは毎日の温泉です。
旅館は、研究熱心な学生のために深夜0時まで営業しています。常連学生の入浴料は100円。一人一人、別々に研究をしている学生にとって、温泉は大切な交流の場になっています。
泉質/
含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉 など
効能/
脚気 神経痛 筋肉痛 関節痛 疲労回復 など
宿泊/
あり
入浴時間:午前7時~午前0時
観光/
温泉石神社:
「続日本後紀」にも登場する由緒ある延喜式内社。古来延命の御利益があるとされています。祭典は9月15日。
鳴子温泉郷:
11種類の泉質のうち8種がここに集まっています。源泉数は400本以上。春は新緑、夏は避暑地、秋は紅葉、冬はスキーが楽しめるリゾートエリア。
交通/
車:東北自動車道 古川ICから車で約40分。
鉄道:JR陸羽東線・川渡温泉駅下車
バス:川渡駅からバスで約5分。川渡温泉前下車。
川渡温泉旅館組合 TEL:0229-84-7005
※掲載している内容は放送時の情報です。
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