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“坊っちゃん”の心伝える 道後の湯
愛媛県
道後(どうご)温泉 椿(つばき)の湯


■放送日: 2008年2月3日

道後のシンボル・道後温泉本館の前に連なる道後商店街からちょっと入ったところにあるのが「椿の湯」だ。松山市が運営する温泉で、道後温泉本館と同じ源泉を使っている。

 四国、愛媛の道後温泉は年間100万人以上が訪れる観光地。一般に知られている「道後温泉本館」は、観光客が目立つが、この本館から200mほど離れた商店街の一角にある「椿の湯」は地元の人たちが利用する「地元の温泉」。朝6時半から夜11時まで、商店街や近くに住む常連たちで一日中にぎわいを見せる。
 お湯に集まる、常連客の楽しみが、2階に設けられた休憩室での碁や将棋といった集まり。中でも活発に活動しているのが、この地を舞台にした小説「坊っちゃん」を愛好する「坊っちゃん会」。例会では会長の頼本冨夫さん(71)を中心に、小説の朗読をはじめ、主人公の性格分析、小説の舞台めぐりなどを楽しみ、最後に温泉につかるのが定番のコース。頼本さんは普段も道後かいわいを散歩し、この椿の湯に入ることを日課にしている。
 地域のつながりに欠かせない「椿の湯」の魅力を紹介する。

語り:長野 亮アナウンサー

椿湯の料金は330円と本館より70円安く、あいている時間も夜11時まで地元の常連客でにぎわっている。泉質は単純アルカリ泉で神経痛、筋肉痛、関節痛に効くといわれている。 道後温泉では、17本の源泉から出た湯を貯水タンクに集め本館、椿の湯、ホテルなどに送っている。源泉の一つが、椿の湯の中庭にもある。

昔から地元の商店街には内湯を持たず、温泉に通う家もある。3代にわたって和菓子店を営む城下さんの家も、代々椿の湯に入ってきた。夜10時、商店街の閉まる時間になると隣近所に声を掛け合って椿の湯に向かう。なじみの顔ぶれで湯につかり、語らううちに、一日の疲れが癒やされていくという。 椿の湯2階の和室で道後ならではの研究を続けているのが「松山坊っちゃん会」という小説「坊っちゃん」の研究グループ。会長の頼本冨夫さんを中心に、朗読会や登場人物の性格分析などを行っている。中でもメンバーが楽しみにしているのが会終了後に漱石も愛した「道後の湯」。「坊っちゃん」の時代に思いをはせながら入る湯は格別と語る。


DATA

泉質/ アルカリ性単純泉
料金:大人330円、小人140円
効能/ 1.神経痛、2.筋肉痛、3.関節痛 など
宿泊/ 椿の湯は宿泊不可。周辺に温泉を備えた宿泊施設多数あり。
観光/ 道後周辺は夏目漱石、正岡子規など文豪達が愛した温泉地。日本最古の木造温泉建築である道後温泉本館をはじめ、近隣には四国88ケ所の石手寺などもあり、歴史を味わいつつ、散策を楽しむことが出来る。
交通/ *鉄道:JR予讃線 松山駅下車、駅前より市内電車「道後温泉ゆき」で「道後温泉」下車(所要20分)。
JR予讃線 松山駅から市内循環バスあり(所要20分)
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お問い合わせは

松山市観光産業振興課 TEL:089-948-6556
※掲載している内容は放送時の情報です。