2008年10月31日

11月3日(月)~11月9日(日)のおすすめ番組


秋も深まってまいりました。いかがお過ごしでしょうか?
風邪など召されぬようNHK-FMの音楽番組で、爽やかにお過ごし下さい。
それでは、11月3日(月・祝)の週のおもな番組です。

jyuri.jpg「今日は一日“ジュリー”三昧」 
11月3日(月・祝)後0:15~前1:00

還暦をむかえ、ますます絶好調のジュリーこと、沢田研二が「三昧」に登場します。ジュリーのあの歌、この歌、トーク、そして貴重なお宝ライブもお聴きいただきます。
ジュリーへのメッセージ、リクエストも受け付けています。詳しくはホームページをご覧ください 

livebeat.jpg「ライブビート 
~アナログフィッシュ~」
11月5日(水)後11:00~前0:00

ボーカリスト2人のロックバンド、アナログフィッツシュ。2人の変幻自在な曲をライブでお楽しみください。 

NHK2008.jpg「NHK音楽祭2008」
11月7日(金)後7:00~9:10

 毎年、NHKが主催しているクラシックの祭典「NHK音楽祭」。今年のテーマは「魅惑のバイオリン 魂のコンチェルト」です。NHKホールで繰り広げられる、世界一流のバイリニスト、指揮者の夢の競演を生放送でお届けします。
【曲名】歌劇「エフゲーニ・オネーギン」から、ポロネーズ、バイオリン協奏曲 ニ短調、交響曲第5番 ホ短調(以上 チャイコフスキー) 

ito.jpg「オーケストラの夕べ 
~京都市交響楽団定期演奏会~」
11月9日(日)後7:20~9:00
京都市交響楽団の第517回定期公演の模様をお届けします。桂冠指揮者の大友直人がイギリスと北欧の名曲をお届けします。
【曲名】行進曲「威風堂々」第1番(エルガー) ほか 

listennhknidan.jpg         
        Listen♪♪NHK-FM
       NHK-FMの番組を、
    どうぞ今週もお楽しみください。
 

投稿時間:17:00 | カテゴリ:今週のおすすめ番組 | 固定リンク
トラックバック (0)

71歳、円熟したコウトの魅力を堪能できるプログラミング 近藤滋郎


■「ワーグナー指揮者」コウト、最高の《トリスタン》が期待されるAプロ
kouto.jpg11月の指揮者イルジー・コウトは、現在はドイツ国籍ですが生まれは旧チェコスロバキア。プラハの音楽アカデミーで大指揮者カレル・アンチェールらに師事しています。1937年生まれの71歳ですから指揮者としてはもっとも充実した年回りですし、輝かしいコンクール歴と活動歴がコウトの実力を証明しています。そうしたなかで評判になっているのが30年以上にもおよぶオペラ指揮者としてのもので、ベルリン・ドイツ・オペラやライプツィヒ歌劇場などで確かな評価を得ています。とくに「ワーグナー指揮者」としての評価が高く、世界でも数少ない「ワーグナー指揮者」の1人と言ってよいでしょう。
ということで、どうしてもAプロの《トリスタンとイゾルデ》(「前奏曲と愛の死」第2幕)に目がいってしまいます。コウトとN響のワーグナーは、これまでに《ワルキューレ》や《ニーベルングの指環》(ともに一部)などで評判通りの演奏をしていますから、今回の《トリスタン》ではさらなる名演が期待できます。近年は外見的な華麗さを売り物にする指揮者が少なくありませんが、コウトはより深い内面性を追求するタイプの指揮者です。コンサート形式ということで隅々まで注意が行き届いたワーグナーを聴かせてくれることでしょう。もちろん歌手陣も実力者そろいですから最高の《トリスタン》が期待できます。

■ワーグナーからブルックナーへ、そして「敬愛する」パウエルによるBプロ
okazaki.jpgワーグナー指揮者として評価の高いコウトですが、コンサートではその周辺のロマン派作品を積極的に取り上げています。そうしたなかで力をいれているのがワーグナーの影響を強く受けたブルックナー作品で、《交響曲第4番「ロマンチック」》は作曲者自身がこの副題を付けていることからも分かるように、かなりの自信作です。今回演奏されるのは彼の改訂稿をもとに若干の手が加えられたノヴァーク版です。
イルジー・パウエル(1919~)は、指揮者のコウトが「もっとも敬愛する」チェコの作曲家だそうで、「彼に素晴らしい《ファゴット協奏曲》があるのを知っているか」と聞かれた岡崎耕治が「以前にドイツで演奏したことがある」と答えたことから、「それなら是非やってみよう」ということで実現したとのこと。《ファゴット協奏曲》が定期演奏会で演奏される機会はほとんどないので、岡崎の意気込みもなみなみならないものがありますから、素晴らしい演奏になるに違いありません。

■祖国の大作曲家ドヴォルザークとショスタコーヴィチによるCプロ
Cプロはコウトの祖国の大作曲家ドヴォルザークの2作品が取り上げられます。前回、スラブ舞曲で妙味を味合わせてくれましたが、民俗性の強い《真昼の魔女》でもそうした一面が発揮されるでしょう。《ヴァイオリン協奏曲》は名作であるにもかかわらずあまり演奏されてこなかった作品で、ここ数年になってやっと日の目を見るようになりました。
eberure.jpgソリストのヴェロニカ・エーベルレはドイツ期待の新鋭です。1988年生まれで、ヴァイオリンを始めたのが6歳のときといいますから、この楽器としては遅いスタートなのですが、それでも4年後にはオーケストラと共演、15歳のときにイフラ・ニーマン国際ヴァイオリン・コンクールで優勝するといった恵まれた才能の持ち主です。すでにヨーロッパやアメリカで活動を始めていて、N響とは初めての共演となります。
ロマン派作品とともにコウトが積極的に取り上げているショスタコーヴィチの交響曲から、編成も小さな異色の《第9番》が取り上げられます。コウトは2003年に《交響曲第1番》を取り上げていて、こうした渋い選曲からも彼の姿勢を垣間見ることができます。ショスタコーヴィチのさまざまな想いが込められているこの《第9番》を、コウトはどのように聴かせてくれるのでしょうか。

                                                                                 (こんどう・じろう 音楽評論家)

NHK交響楽団11月のコンサート情報(クリックするとNHKサイトを離れます)

投稿時間:10:10 | カテゴリ:N響の聴きどころ | 固定リンク
トラックバック (0)

ページの一番上へ▲

カテゴリー

最近のトラックバック


RSS

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません