9月29日(月)~10月5日(日) 今週のおすすめ番組
今週のおすすめ番組では、1週間のFM番組の中から、おすすめの番組をピックアップして紹介していきます。
9月29日(月)の週のおもな番組をご紹介します。
|
「秋の夜長の偉人たち」 9月29日(月)~10月3日(金) 後11:00~前1:00 各界の著名人が自分の最も愛する20世紀の音楽家を紹介する音楽夜話の特集です。 去年の夏に続いて、今年も5夜連続でお楽しみいただきます。
9月29日(月)「岡春夫・志らく的ベスト10」 出演 立川志らく 昭和歌謡好きな落語家 立川志らくさんが、敬愛する歌手 岡春夫さんの歌と時代を語ります。
9月30日(火)「マービン・ゲイ。そしてソウルが始まった!」 出演 松尾潔 音楽プロデューサーであり、R&Bジャーナリストの松尾潔さんが、ソウルの巨人 マービン・ゲイの才能、音楽性などを様々な角度から検証します。
10月1日(水)「私が燃えるエアロスミス」 出演 藤あや子 ロック好きなことでも有名な演歌歌手の藤あや子さんが、愛してやまない、エアロスミスについて熱く語る120分です。
10月2日(木) 「僕だけが知るビル・エヴァンス」 出演 小川隆夫 3000枚以上のライナーノーツを手がけ、多数のジャズ関係の本の著者である小川隆夫さんが、ビル・エヴァンスとっておきのエピソードの数々を語ります。
10月3日(金)「“ちあきなおみ”への旅」 出演 中村 中 70年代の歌謡曲に強く影響を受けたという中村中さんが、特に思い入れの深い、ちあきなおみさんを独自の分析で紹介します。
|
「サンデークラシックワイド ~海外コンサート ビオラの魅力~」 10月5日(日) 後2:00~6:00 ビオラの深く渋い音色に魅了された作曲家は、数多くいます。今回は、ビオラのために書かれた作品を集めてお送りします。演奏は、フランスの若手奏者、アントアーヌ・タメスティと、中堅のタベア・ツィンマーマン。そして、ケルンWDR放送交響楽団の首席ソロ奏者であるシュテファン・ブラウマーです。秋にふさわしい音色をお楽しみください。 |
Listen♪♪NHK-FM
NHK-FMの番組を、
どうぞ今週もお楽しみください。
投稿時間:16:35 | カテゴリ:今週のおすすめ番組 | 固定リンク
トラックバック (0)
多彩な内容で、楽しみ膨らむ10月のA・B・Cプロ 近藤滋郎
■もっとも興味が持たれる円熟を増したクーパーのシューマン
Aプロでもっとも興味が持たれるのがイモジェン・クーパーによるシューマンの《ピアノ協奏曲》だ。イギリス生まれのクーパーは古典、ロマン派作品のスペシャリストとして今日の地位を築いている。とくに現役ピアニストのなかでも屈指のモーツァルト弾きとされていて、N響とも多くの名演を重ねてきた。真摯さと誠実さに支えられた微妙な音色変化が魅力の彼女ならではの世界が繰り広げられる。シューマンの《協奏曲》は20年も前にN響と演奏しているが、今回は円熟味を増した彼女の名演を楽しみにしている。
アメリカ生まれの指揮者アンドリュー・リットンは昨年暮れの《第9》公演を指揮しており、N響との共演は今回が3回目。チャイコフスキーの《交響曲第2番「小ロシア」》(《ウクライナ》の訳もある)は7 曲の交響曲のなかではとくに民族色が色濃い作品なので、リットンがドライに処理するのか、それともウェットに歌い上げるのかに興味が持たれる。
■1 0年後、20年後の指揮界を担っていく逸材ノセダ
[B・Cプロ]
トスカニーニやジュリーニはもとより近年ではサンティ、アバド、ムーティなど数多くの名指揮者を輩出しているイタリアで、今もっとも注目を集めているジャナンドレア・ノセダは1964年生まれだから、まだ40歳代の前半。10年後、20年後の指揮界を担っていく逸材とされているだけに、オーケストラ・ファンやマエストロ・ウォッチャーにとっては聴き逃せない。N響とは2年半ぶり、期待の再登場である。Bプロでのレスピーギ《ブルレスカ》とCプロでのスメタナの両作品はともに最初期の珍しい作品だけに、持ち前の果敢な指揮で楽しませてくれそうだ。
■オーケストレーションの名手、レスピーギのラフマニノフ
オペラの名作に比べるとオーケストラ曲がそれほど多くないイタリアにあって、1人輝いているのがレスピーギで、交響詩「ローマ3部作」はその代表的な作品である。実はこのレスピーギは編曲(オーケストレーション)の名手でもあり、ラフマニノフのピアノの名作《音の絵》をオーケストラ化したこの作品は、レスピーギのそうした才能があますところ無く発揮された秀作である。《音の絵》ということでピアノ協奏曲にラフマニノフの《第2番》が選ばれている。2人の作曲家の3つの作品を、ノセダがどのように聴かせてくれるのか、腕の見せどころである。
■ラフマニノフで評判のアンスネス
ソリストのレイフ・オヴェ・アンスネスはラフマニノフの演奏で評判をとっているノルウェー生まれのピアニスト。1970年の生まれで、彼もノセダと同様に今後を担っていくピアニストの1人として注目されているから、両者の共演には意義深いものがある。
ノセダの再登場としては、日にち的にCプロのほうが早く、しかもBプロに比べると一見まとまりのない選曲のようにみえるが、各曲それぞれに聴きどころが秘められている。
■初期3部作の《ハーコン・ヤール》、「 これがスメタナの作品?」
スメタナの交響詩《ハーコン・ヤール》は「初期3部作」の第3曲で、代表作の《わが祖国》のような民族的な音楽ではないところがスメタナとしては異色の作品といえる。民族色のないスメタナをどのように聴かせてくれるのだろうか。ひょっとすると「これがスメタナの作品?」と驚かされるかもしれない。
■ノセダの特質がより明確にでてくるメンデルスゾーン《スコットランド》
イタリア人指揮者ノセダが選んだメンデルスゾーンの交響曲が、第4番の《イタリア》ではなくて第3番の《スコットランド》である。「そんな安易な選曲はしないよ」という声が聞こえてきそうだが、《スコットランド》はノセダの特質がより明確に浮かび上がってくる曲だけに明快な演奏になるだろう。
■同郷・同世代のディンドとの息の合った演奏を期待
ショスタコーヴィチの《チェロ協奏曲第1番》を弾くエンリコ・ディンドは、ノセダと同じイタリア生まれで1歳年下。名門ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の首席を11年間つとめたあと1998年からソリストとして活動を始めている。あの、ロストロポーヴィチが「偉大な芸術家」と激賞している俊英で、すでに多くの名指揮者と世界各地のオーケストラと共演している実力者だけに、N響との初共演が楽しみである。同郷、同世代の指揮者ノセダと呼吸の合った演奏を聴かせてくれるだろう。
(こんどう・じろう 音楽評論家)
NHK交響楽団10月のコンサート情報(クリックするとNHKサイトを離れます)
投稿時間:11:00 | カテゴリ:N響の聴きどころ | 固定リンク
トラックバック (0)