2008年5月

6月2日(月)~6月8日(日) 今週のおすすめ番組


    「今週のおすすめ番組」では、1週間のFM番組の中から、
    おすすめの番組をピックアップして紹介していきます。

   6月2日(月)からの週のおもな番組をご紹介いたします。

sundyacla.jpg「サンデークラシックワイド」
6月8日(日)後7:20~9:00
メトロポリタン歌劇場2007/2008年シーズンから、モーツァルトの歌劇「後宮からの誘拐」をお送りします。とらわれの身となるヒロイン・コンスタンツェ役に進境著しいディアナ・ダムラウ、また彼女の救出にむかう恋人のスペイン貴族ベルモンテ役には、METの看板歌手に成長しつつあるアメリカ出身のテノール、マシュー・ポレンザーニという配役です。指揮は、2005年からセントルイス交響楽団音楽監督をつとめるデーヴィッド・ロバートソンです。

koredayoshimatsu.jpg「オーケストラの夕べ」
6月8日(日)後7:20~9:00
東京フィルハーモニー交響楽団第35回オペラシティ定期演奏会からお送りします。お届けするのは、「交響曲 第7番 ロ短調 “未完成”D.759」(シューベルト作曲)、「交響曲 第9番 ニ短調(ノヴァーク版)」(ブルックナー作曲)。指揮は、若杉弘です。

 ★午後11時台の番組★

rogoapw.jpg「アジアポップスウィンド」
6月2日(月)後11:00~前0:00
2月の「今日は一日“アジア音楽”三昧」でライブを披露し、大いに番組を盛り上げてくれたビッグ・バンが再び登場します。

livebeat.jpg「ライブビート」
6月4日(水)後11:00~前0:00

ハルコが登場します。シンガーソングライターでありながら、キーボード全般、ドラム、マリンバなど多くの楽器が演奏出来るマルチプレーヤーぶりを発揮したライブをごたんのう下さい。

logo_soul.jpgザ゙・ソウルミュージック
6月5日(木)後11:00~前0:00

ソウル・トゥー・ヒップホップ特集です。60年代から80年代のソウルの有名曲や、レア曲をサンプルし、新たな曲を生みだすことが多い当世のヒップホップや、R&B。この特集では、そうした最近の人気曲と、その元ネタであるオリジナル曲を並べて紹介します。親子2世代でもお楽しみいただけます。

listennhknidan.jpg         
        Listen♪♪NHK-FM
       NHK-FMの番組を、
    どうぞ今週もお楽しみください。
 

投稿時間:18:20 | カテゴリ:編成のイチ押し! | 固定リンク
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ゲンバの○○話 「気ままにクラシック」


kimakura_top.jpg「気ままにクラシック」                 
NHK-FM 金曜 後2:00~3:55
      (再)月曜 前7:20~9:15
          
初心者にも分かりやすくクラシックが
楽しめる番組としてみなさんに親しまれている
「気ままにクラシック」。4月から新パーソナリティーを務めているのは
笑福亭笑瓶さん・幸田浩子さんのお二人です。

笑福亭笑瓶さん・・・昭和55年大阪芸大芸術学部文芸学科卒業後、笑福亭鶴瓶に師事し 付人としてタレント修行。 修行中に、TV番組でレギュラーを得ると、関西での人気はゆるぎないものとなった。その後、東京に拠点を移し、サリーちゃんのよしこちゃんのものまねで中・高校生の絶大な人気を得る。お茶の間に明るい笑いを届けるタレントとして活躍中。 

幸田浩子さん・・・数々の国際コンクールで受賞後、カターニャ・ベッリーニ大劇場、ローマ国立歌劇場、シュトゥットガルト国立劇場等欧州の主要歌劇場へ次々とデビュー。2000年名門歌劇場ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。国内では新国立劇場等のオペラやNHK交響楽団定期などのコンサートで活躍。清冽な歌声と可憐な容姿で聴衆を魅了している。二期会会員。 

放送中、幸田さんの関西弁も飛び出すなど、すでに息もぴったりのお二人に
収録の様子や番組についてのお話をきかせていただきました。

kimakura.jpgQ お二人での放送がはじまってから1か月半が過ぎましたが、番組にはすっかり慣れましたか?
[笑瓶さん] どうでしょうね 慣れたのかどうか?
自分ではまだ分からないんですけど。(笑)  
[幸田さん] 私は毎回冷や汗をかいてます。
[笑瓶さん] 冷や汗かかせるように努力してますからね。(笑) 

Q 幸田さんは、ラジオのパーソナリティ初挑戦ということですが、実際ご担当されてみていかがですか?
[幸田さん] 毎回こちらにくるのが楽しみで、(収録自体も)すごく楽しいですけど、例えば毎回準備をしてきても、準備してることと違うことを必ず質問してくださるので・・・。
[笑瓶さん] あっ、準備してらしたんですね。(笑) 
(幸田さんは)もともとのお仕事が、クラシックのプロフェッショナルだから、どこの引き出しを開いても(引き出しには)何かしら入ってるんですよ。だからその引き出しを開くタイミングごとに違う、浩子ちゃんの反応が面白いんです。
[幸田さん] 引き出しに何かは入ってるんですけど1個だけしかなかったりして。(笑) 
[笑瓶さん] いや、今そうおっしゃいましたけど、たとえ1個だとしても内容が濃いんです。

Q クラシック初心者が聞きたいと思っていることを、笑瓶さんが幸田さんに聞いてくださるので、番組を聴いている方としては助かる部分も多いのですが・・・。
[笑瓶さん] 実際(クラシックのことを)知らないんですよね。だから無理なく聞ける。クラシックに関して言えば、リスナーの方よりも知らないですからね。だからお話を聴いて目から鱗が落ちることが多いです。
[幸田さん] 私も笑瓶さんのお話やリスナーの方のおはがきを通して知ることがたくさんあるんです。

Q (笑瓶さんへ)クラシックの番組を担当することが決まった時のご感想は?
[笑瓶さん] 初めの打ち合わせの時、どういうお気持ちなんですか? と制作スタッフの方に確認をしたんです。NHKでFMですし、タイトルに「気ままに~」とついてますけどクラシックでしょ。ラジオは好きですが、クラシックというベースがあるので、なんぼ気ままにといっても、ほんまに気ままになってしまいますよと。実際1回目の放送の時すっかりクラシックのことを忘れてしまいまして・・・。打ち合わせの時には、「ソプラノ歌手幸田浩子さんの新しい扉をトークの中で開いていただければ」という話だったのですが、初回の収録で新しい扉を開きすぎたみたいで「そない開かなくてもいいんですよ笑瓶さん・・・」みたいなことにはなったんですけど。でも僕としてはまだまだしゃべりたりない時があってですね。
[幸田さん] で、もっともっと・・・って二人で話をしてると、「そろそろ曲紹介行ってください」と天の声(スタッフからの指示)が。(笑) 

Q この番組では、幸田さんの新しい一面をたくさん見ることができますね。
[幸田さん] プラスの一面だといいんですけど♪ ほっておくと二人で楽しくお話しちゃって曲にいかないんですよね。楽しいのでどんどんおしゃべりしちゃうんです。
[笑瓶さん] クラシックといえど、その歴史においてのバックボーン含めて幸田さんがお話できるでしょ。だから面白いんですよ。どの引き出しを開いても何かを出してきてくれるし。

Q 今回はお二人の好きなようにどうぞ! と言われたらどんな放送をされますか?
[笑瓶さん] 気ままにクラシックというのは何年も続いてますからねぇ・・・このスタンスの中で楽しむことが楽しいかなぁとも思います。
[幸田さん] 私は、今後ある公開収録をとても楽しみにしてるんです!
[笑瓶さん] 好きなようにでいうと、今やってる「作詞・作曲に挑戦」のコーナー(※1)を最初から最後まで通しでやってもいいですよねぇ・・・。そこ違う~! まだまだ~とか言いながらね。(笑)
※ 1 「作詞・作曲に挑戦」・・・番組内で笑瓶さんと幸田さんお二人で1曲作ってみようというコーナー。幸田さんが手元のキーボードで演奏をしながら二人であれやこれやと試行錯誤中。23日(金)放送終了時点で16小節が完成。

Q あの曲は完成する予定なのでしょうか?
[笑瓶さん] もちろんもちろん!
[幸田さん] 完成どころCD発売から打ち上げまで計画立ててますから。(笑) 

Q では最後に、番組を楽しみにされているみなさんへメッセージをお願いいたします。
[幸田さん] お便りをたくさんいただいて、日本中のみなさんとつながっていると広がりを感じることが私たちのパワーの源になっています。これからも一緒に、気楽な気持ちで「クラシックの世界」を楽しんでいきましょう。お便りお待ちしております。
[笑瓶さん] 右に同じです。(笑) 

「作詞・作曲に挑戦」コーナーで完成した曲のCD発売の話は冗談ですよ! ということでしたが、いったいどんな曲が完成するのか? 今後の放送が楽しみですね。

「気ままにクラシック」ではみなさんからのメッセージ、リクエストをお待ちしております!(曲だけでなくこんなコーナーを作って欲しい!などなど)
                  番組ホームページはこちらから


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5月25日(日)のお客さまは、那須正幹さんと 鷲津名都江さんでした。


今年の春で32年目を迎えた
    
「日曜喫茶室」。    waitress.jpgmaster.jpg

 

当喫茶店のモットー・・・
「吟味したコーヒーの味もさることながら
お客様の興にまかせてのおしゃべりを
何よりものおもてなしと考えております」

 

 

            日曜喫茶室 5月25日(日)のお客さま

最終日曜日の午後、コーヒーを片手にお客さまをお迎えする日曜喫茶室。5月25日(日)は、那須正幹さん(児童文学作家)と鷲津名都江さん(目白大学教授)をお迎えし、「子どもたちの物語を追い続けて」をテーマに、ご自身の本の思い出や、子どもたちの本への思いをお伺いしました。


                     ~お客さまのご紹介~

 那須正幹(なす・まさもと)さん
1942年広島県生まれ。大学卒業後、同人誌に作品を発表するようになり、1970年、学研児童文学賞を受賞した初めての長編「首なし地ぞうの宝」でデビュー。「さぎ師たちの空」「絵で読む広島の原爆」「お江戸の百太郎」シリーズなど、たくさんの著書があり、野間児童文芸賞、巌谷小波文芸賞ほか多くの賞を受賞。中でも子どもたちに愛され続けている人気シリーズ「ズッコケ三人組」が、今年、誕生30周年を迎え、話題となっている。

 鷲津名都江(わしづ・なつえ)さん
愛知県生まれ。4歳のときに「小鳩くるみ」の名で、童謡歌手としてデビュー。NHKテレビ「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさんや、「お達者くらぶ」のアシスタントなど、テレビやラジオ、講演会などで活躍。青山学院大学院、ロンドン大学大学院修士課程を修了し、現在は目白大学教授として教壇に立つ。マザー・グースの研究者として、多くの著書を発表している。

番組の途中、那須さん、鷲津さんのお話の合間に絶妙なタイミングでコメントを入れるご常連のお客さまの姿が・・・そこには、暖かい雰囲気を漂わせた画家の安野光雅さんがいらっしゃいました。

今回は、1991年から17年以上もご来店いただいている、ご常連のお客様、安野光雅さんに「日曜喫茶室」についてのお話をいただきました。

― 安野さんにとって「日曜喫茶室」はどんな存在でしょう?
僕の仕事場からこの喫茶室までは意外と近くて、「行動半径」の中なんですよ。そのうえ、お店ではいろんな人の話も聴けて面白いし、これでギャラもらったら悪いなって・・・ (苦笑)

― 今回は「子どもの物語」、児童文学のお話でした。安野さんは子どもの絵本の絵も描かれていますが、子どもの頃に見た絵本の絵って、記憶に強烈にインプットされますよね。
それはそう、挿絵はみんなインプットされてる。僕は特にインプットされてるの。実は、ある出版社で、私が子どもの頃読んだことのある本を復刻して、もう一度出版したい、という話があったのね。その時の担当者たちは、その本を読んだことのない世代なんだけど、「漢字仮名遣いが今と違っていて・・・」と言うんだよ。だから「いや、昔のまま、そのまま出せばいいじゃない」と言ったら、「そうですね。さっそくやりましょう」という話になって、本を出版できた。僕より上の世代――とはいっても戦争があったからあまり残ってないんだけど――その世代の人たちから「当時は自分のお金で買うことができなかったけれど、今初めて自分の手で買うことができた」って、3人から長~い手紙をもらいましたよ。
子どもの頃の文化っていうのは大変大切なんだけども、今の人たちは大学生活が大事だというんだよね。でも、僕は子どもの頃の文化が大切だと思っている。だからその大事な時にテレビゲームなどでせせこましい毎日を送るのはなんともむなしいなと思うんだけど、現実だからしょうがない。子どもに本の「読み聞かせ」をすることも大事なんだよね。うちの子どもなんかもそうだった。

― 私が子どもの頃に読んでいた安野さんの本が、今でも書店に並んでいて、今の子どもたちもそれを読んでいるっていうのはすごいことだなと思います。いいものは時代を越えても変わらず・・・
今の子どもたちからもね、お便りとかもらうんですよ。嬉しいですよね。

― 「日曜喫茶室」の話に戻りますが、これまでの収録で印象深かったエピソードは?
収録の時間ギリギリに到着した回がありまして、スタジオに走りこんですぐに収録がスタート。ちょうどその時にいらしたゲストの方から「先生 大ファンです!」と言われ「え~っと この方は・・・」と慌てたことがありました。その後しばらく話を伺って、すぐにどなたか分かったんですけどね。あの時はちょっとひやひやしました。

― はかま満緒さんと小泉裕美子さんは、どんなマスターとウェイトレスさんでしょう?
はかまさんは、放送の世界に長くいらっしゃることもあって、ゲストの皆さんのことをよくご存知だし、お話がうまくて面白い。ご自身のことをお話しされるととても面白い方なのに、この喫茶室の中では、マスターとしてホスト役に徹していらっしゃる。そのあたりはさすがだなと思います。
小泉さんは、とても頼れるウェイトレスさんですよ。困った時なんかはね、なんでもすぐに小泉さんに聞いちゃう。僕もね、もう少し小泉さんに話振らないといけないんだろうなぁっていつも思ってるんだけど。池内さん(ご常連の池内紀さん)は、上手に話を振ってるんだよねぇ。

― 最後に、日曜喫茶室を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
「日曜喫茶室」を長くお聴きいただいている皆さん、これまでどうぞよくお聴きくださいました!今後ともどうぞごひいきに。
よく地方で講演が終わった時に、待っててくれて「日曜喫茶室、聴いてます」って声かけてくれる人がいるんですよ。たいてい男の人なんだけど。(笑)海外でもね、中国で声かけられて「なんで分かったのかなぁ」と思ったら「声聞いて分かりました」って。
美術展を見に行った時にも、ご夫婦に声かけられて、奥さんの方がね「先生は私たちのこと知らないと思いますけど、私たちは知ってます。ねっ、ねっ。」って・・・(笑)
電車の中でもね、声聞いて席譲ってくれた人がいて、今なら「ありがとうございます」って譲ってもらうけど、当時は「別にいいんだけどな・・・」って思いながらも。(笑)でも、ありがたいことだよね。

ここには書ききれないたくさんのお話をしてくださった安野さんですが、お声を聞いただけで、「『日曜喫茶室』の安野光雅さんですね。聞いてますよ」と声をかけられたというお話がとても印象的でした。これぞラジオならでは!「日曜喫茶室」に長く通われているご常連さんらしい素敵なエピソードでした。

「このお店は今も昔も変わらないですね。」とおっしゃる安野さん。「今も昔も変わらない」「いつ行ってもホッとできる」・・・ 「日曜喫茶室」が皆さんに長く愛される理由は、こんなところにあるのかもしれませんね。

 

            次回日曜喫茶室の開店は6月29日(日)後0:15~です
         どんなお客さまがご来店されるでしょうか? どうぞお楽しみに

              番組ホームページはこちらから

 

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5月26日(月)~6月1日(日) 今週のおすすめ番組


    「今週のおすすめ番組」では、1週間のFM番組の中から、
    おすすめの番組をピックアップして紹介していきます。

   5月26日(月)からの週のおもな番組をご紹介いたします。

★今年度から始まった新番組★

koredayoshimatsu.jpg「オーケストラの夕べ」
6月1日(日)後7:20~9:00
東京フィルハーモニー交響楽団第750回サントリー定期演奏会から、交響曲 第2番 ホ短調 作品27(ラフマニノフ)ほかを、渡邊一正の指揮でお送りします。 

biba.jpg「ビバ!合唱」
6月1日(日)後9:00~9:30

合唱大国イギリス。その歴史は、中世、家族だんらんの場で歌い楽しむ世俗合唱音楽から始まったといわれています。宗教曲から現代の作品までイギリスの合唱曲をお楽しみいただきます。

suisougaku.jpg 「吹奏楽のひびき」
6月1日(日)後9:30~10:00
昭和音楽大学吹奏楽部が、大学の新ホール落成を記念して開催した演奏会の録音から、「フィニッシュ・ライン」「レディアント・ジョイ」「シティスケープ」などをお聴きいただきます。

 ★午後11時台の番組★

rogoapw.jpg「アジアポップスウィンド」
5月26日(月)後11:00~前0:00
台湾の最新チャート曲を紹介します。

logo_soul.jpg 「ザ゙・ソウルミュージック」
5月29日(木)後11:00~前0:00
ゴスペラーズの村上てつやをレギュラーゲストに「ミッドナイト・ソウル・カフェ」のコーナーをますます充実させてお送りします。

★クラシック番組★ 

sundyacla.jpg「サンデークラシックワイド」
6月1日(日)後2:00~6:00

この日の放送では、ジャズや当時のポピュラーソングの要素を取り入れた作風で、20世紀音楽に独自の地位を築いたクルト・ワイルや、レナード・バーンスタインの作品をお聴きいただきます。

listennhknidan.jpg         
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       NHK-FMの番組を、
    どうぞ今週もお楽しみください。
 

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同世代をリードする指揮者のひとり、ザネッティN響2度目の登場!


■「歌劇場からのたたき上げ」指揮者として経験を積む

いわゆる「歌劇場からのたたき上げ」と呼びうる若手の指揮者は、いまやどのくらいいるのだろう。地道に歌劇場で練習ピアノなどを勤めながらレパートリーを増やし、経験を積んでいく指揮者のありようは、コンクールで一気に名を挙げることのできる機会が提供されている現代においては古くさい、と敬遠されがちなのだろうか。

N響には2003年12月に続き、2回目の登場となるマッシモ・ザネッティは、その両方の道を経験しながら実力をつけてきた、あまりほかに類例のない指揮者であろう。ミラノのヴェルディ音楽院で音楽教育を受け、オペラに並々ならぬ情熱を注ぎ続ける一方で、1990年代には各地の指揮者コンクールで高位入賞を果たし続けた。1997年には、ドイツでもっとも権威があるとされるオペラ雑誌『オーパンヴェルト(オペラの世界)』誌で、1998年には『フランクフルト・アルゲマイネ・ツァイトゥング』紙で最優秀若手指揮者に選ばれる。

20080428.jpgこの選出により、フランドル歌劇場(アントワープ/ゲント)で1999年から2002年の3年間首席指揮者に任命され、同世代をリードする指揮者のひとりと目されるようになった。すでにコヴェント・ガーデン王立歌劇場、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場など一流の歌劇場にも数多く出演しており、特に、ゼンパー・オーパーでは2006年9月に新演出の《オテロ》でシーズン幕開けを飾るという快挙も果たしている。2008年にはパリのオペラ・バスティーユ、サンフランシスコ歌劇場にも登場予定とのこと。前回2003年の初登場時と比べても、音楽界におけるその存在は遙かに大きさを増しており、ヨーロッパ大都市でのオペラ公演になくてはならない指揮者へと飛躍を遂げている。より自信に満ちた、スケールの大きな音楽を聴かせてくれることだろう。 


■オペラ指揮者「ザネッティ」のBプロ

今回のBプロで予定されている、モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスのコンサート・アリアや歌曲の数々では、「オペラ指揮者ザネッティ」としての実力を遺憾なく発揮してくれることだろう。超有名曲であるモーツァルトのアリア《私は行ってしまう、でもどこへ》K.583や、シュトラウスの歌曲《明日の朝》など計6曲を歌うのは、スウェーデン出身でN響初登場のリサ・ラルソン。バーゼルで音楽教育を受け、チューリヒ歌劇場でアルノンクールやウェルザー・メストの薫陶を受けたラルソンは、スザンナやツェルリーナなどのモーツァルト諸役で頭角を現わした。軽めながら清澄な声の魅力が、サントリーホールに満ちることだろう。


■重量級のCプロ

もちろん、ザネッティはオペラだけでなく、バンベルク交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、北ドイツ放送交響楽団、バーミンガム市交響楽団、フランス国立放送フィルハーモニック管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団といった、錚々たるオーケストラへの出演へも果たしている。こうした経験を生かして選ばれた曲は、Aプロのプロコフィエフ《ロメオとジュリエット》(抜粋)、Cプロのレスピーギ《ローマの松》《ローマの祭り》など、いずれも大オーケストラのもつ能力を存分に発揮させることのできる、重量級のものばかり。大音量のなかにどのような個性を聴かせてくれるのか、期待は尽きない。 


■Aプロ、N響再登場のヘルムヒェン

ピアニストとしてN響再登場を果たすのは、1982年(昭和57年)、ベルリン生まれのマルティン・ヘルムヒェン(Aプロ)。2001年にクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、2006年にはゲルギエフが指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演も果たしている。室内楽にも熱心で、石坂団十郎(チェロ)、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)などとの共演は大きな評判を勝ち得ている。チャイコフスキーやブラームスなど、豪壮な協奏曲を得意とし、前回(2005年)はブラームスの《第2番》を取り上げた。今回は、繊細さのなかに秘めた力強さで、ロマン派への先駆を成したベートーヴェンの《ピアノ協奏曲第4番》。若く、つややかな感性で演奏されるベートーヴェンも、聴きどころとなるに違いない。

 

                 (広瀬大介 ひろせ・だいすけ 音楽学/慶應義塾大学  非常勤講師)

 

NHK交響楽団6月のコンサート情報(クリックするとNHKサイトを離れます)

投稿時間:17:00 | カテゴリ:N響の聴きどころ | 固定リンク
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5月18日(日)のお客さまは、和田秀樹さんと勝間和代さんでした。


       東京・渋谷にある、不思議な本屋「トーキング ウィズ 松尾堂」
       新刊書も古本も、CDや懐かしいレコードも揃えた「松尾堂」には、
             “とっておきの一冊”や“旬な話題”を携えて、
             多彩なお客さま(ゲスト)が次々と訪れます。

       去年オープンし、毎月最終日曜だけの営業だった「松尾堂」も
         2008年4月からは毎週日曜お店を開くことになりました!
           (毎月最終日曜には「日曜喫茶室」を放送します)

              matsuo.jpg      satou.jpg                                    店主 松尾貴史       店員 佐藤寛子
      
               5月18日(日)の「松尾堂」には
           ~よく学び 自分に投資する~ をテーマに
           精神科医の和田秀樹(わだ・ひでき)さんと
          経済評論家の勝間和代(かつま・かずよ)さんが
                   いらっしゃいました 

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                  放送のくわしい内容は
お店にいらっしゃったお客様のことや、日々思うことをつれづれなるままに日記につづる
                 「書店員・寛子の日記」から


           おかけした曲・ご紹介した書籍はこちらから

            

 kokuchi.jpg

 

投稿時間:17:40 | カテゴリ:番組ここが聴きどころ | 固定リンク
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5月19日(月)~5月25日(日) 今週のおすすめ番組


    「今週のおすすめ番組」では、1週間のFM番組の中から、
    おすすめの番組をピックアップして紹介していきます。

   5月19日(月)からの週のおもな番組をご紹介いたします。

bescla.jpg「ベストオブクラシック」は日本人指揮者特集です。
5月19日(月)後7:30~9:10
1962年生まれの藤岡幸夫が指揮する西オーストラリア交響楽団の演奏会です。歌劇の序曲や間奏曲を柱に、人気のソプラノ、スミ・ジョーを迎えてのオペラ・アリアを取り混ぜた華やかなプログラムをお届けします。
5月20日(火)後7:30~9:10
ミラノ・スカラ座やメトロポリタン歌劇場にも登場するなどオペラ畑での存在感を増している大野和士(1960年生まれ)です。フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で、プロコフィエフの組曲「キージェ中尉」などをお聴きいただきます。
5月22日(木)後7:30~9:10
1961年生まれの佐渡裕指揮ウィーン放送交響楽団による、ムジークフェラインザール大ホールでの演奏会です。メインには、自らの師であるバーンスタインの「交響曲 第1番 “エレミワ”を据えた意欲的なプログラムです。
5月23日(金)後7:30~9:10
現在もウィーン国立歌劇場音楽監督として世界の第一線を走り続けている小澤征爾の登場です。フランス国立管弦楽団を相手に、ラヴエルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」などをお届けします。

5月21日(水)後7:00~は、NHK交響楽団第1621回定期公演の模様を、東京・サントリーホールからの生放送でお届けします。曲目は、歌劇「オイリアンテ」序曲(ウェーバー) チェロ協奏曲 ホ短調 作品85(エルガー)ほかです。

 

 ★午後11時台の番組★

rogoapw.jpg「アジアポップスウィンド」
5月19日(月)後11:00~前0:00
結成30周年を迎えたりんけんバンドのリーダー・照屋林賢が久しぶりに番組に登場します。 

livebeat.jpg「ライブビート」
5月21日(水)後11:00~前0:00

ニューヨークで活動しているノイズロックバンド、アニマル・コレクティブの来日公演の模様をお送りします。

logo_soul.jpg 「ザ゙・ソウルミュージック」
5月22日(木)後11:00~前0:00
先週に続いて、カバー・ソウル特集です。最新のR&Bからジャズ、UKソウル、ゴーゴーなど、ジャンルや時代を超えた選曲でお届けします。
 

listennhknidan.jpg         
        Listen♪♪NHK-FM
       NHK-FMの番組を、
    どうぞ今週もお楽しみください。
 

投稿時間:16:45 | カテゴリ:編成のイチ押し! | 固定リンク
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5月11日(日)のお客さまは、村上もとかさんと上橋菜穂子さんでした。


       東京・渋谷にある、不思議な本屋「トーキング ウィズ 松尾堂」
       新刊書も古本も、CDや懐かしいレコードも揃えた「松尾堂」には、
             “とっておきの一冊”や“旬な話題”を携えて、
             多彩なお客さま(ゲスト)が次々と訪れます。

       去年オープンし、毎月最終日曜だけの営業だった「松尾堂」も
         2008年4月からは毎週日曜お店を開くことになりました!
           (毎月最終日曜には「日曜喫茶室」を放送します)

              matsuo.jpg      satou.jpg                                    店主 松尾貴史       店員 佐藤寛子
      
                5月11日(日)の「松尾堂」には
           ~非現実の世界を生き生きと描く~ をテーマに
            マンガ家の村上もとか(むらかみ・もとか)さんと
      川村学園女子大学准教授の上橋菜穂子(うえはし・なほこ)さんが
                   いらっしゃいました 

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                  放送のくわしい内容は
お店にいらっしゃったお客様のことや、日々思うことをつれづれなるままに日記につづる
                 「書店員・寛子の日記」から


           おかけした曲・ご紹介した書籍はこちらから

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5月12日(月)~5月18日(日) 今週のおすすめ番組


    「今週のおすすめ番組」では、1週間のFM番組の中から、
    おすすめの番組をピックアップして紹介していきます。

   5月12日(月)からの週のおもな番組をご紹介いたします。

bescla.jpg「ベストオブクラシック」
5月15日(木)後7:30~9:10

ライプチヒ弦楽四重奏団の演奏で、弦楽四重奏曲 ニ長調 作品64 第5「ひばり」(ハイドン)、弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品96「アメリカ」(ドボルザーク)、弦楽四重奏曲 ニ短調 「死とおとめ」(シューベルト)をお届けします。2007年11月4日、トッパンホールの収録です。

5月16日(金)後7:00~9:10
NHK交響楽団第1620回定期公演の模様を、NHKホールからの生放送でお届けします。曲目は、ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37、交響曲第1番変イ長調作品55で、指揮は、尾高忠明。ピアノは、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーです。

sundyacla.jpg5月18日(日)午後2時からの、「サンデークラシックワイド」では、マクリーシュ指揮の歌劇「アチスとガラテア」(ヘンデル)などをお聴きいただきます。
午後7時20分からの「オーケストラの夕べ」は、大阪フィルハーモニー交響楽団特別演奏会から、交響曲第60番ハ長調「うっかり者」(ハイドン)などをお届けします。

 ★午後11時台の番組★

rogoapw.jpg「アジアポップスウィンド」
5月12日(月)後11:00~前0:00
韓国から飛び出したティーンエイジャー・アイドルバンド゙のFTアイランドが登場します。 

livebeat.jpg「ライブビート」
5月14日(水)後11:00~前0:00

アフロビートをベースに世界のさまざまなリズムを組み合わせた無国籍グループを生み出すKINGDOM☆AFROCKS。新感覚のサウンドをお楽しみ下さい。

logo_soul.jpg 「ザ゙・ソウルミュージック」
5月15日(木)後11:00~前0:00
先週に続いて、カバー・ソウル特集です。最新のR&Bからジャズ、UKソウル、ゴーゴーなど、ジャンルや時代を超えた選曲でお届けします。
 

listennhknidan.jpg         
        Listen♪♪NHK-FM
       NHK-FMの番組を、
    どうぞ今週もお楽しみください。
 

投稿時間:14:55 | カテゴリ:編成のイチ押し! | 固定リンク
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『今日は一日○○三昧』たくさんのメッセージ、リクエストありがとうございました!


大型連休中4日間にわたりお楽しみいただいた『今日は一日○○三昧』

5月3日(土) 今日は一日 DJサミット三昧
5月4日(日) 今日は一日 ボサ・ノバ三昧
5月5日(月) 今日は一日 「ラ・フォル・ジュルネ」三昧 ~熱狂の日音楽祭~
5月6日(火) 今日は一日 ギタリスト三昧

たくさんのメッセージ、リクエストありがとうございました。

放送当日におかけした曲はこちらからご覧いただけます!

 zanmai1.jpg

 

zanmai2.jpg

 

 

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投稿時間:18:50 | カテゴリ:番組ここが聴きどころ | 固定リンク
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次回5月11日(日)のお客さまは、村上もとかさんと上橋菜穂子さんです!


        東京・渋谷にある、不思議な本屋「トーキング ウィズ 松尾堂」
       新刊書も古本も、CDや懐かしいレコードも揃えた「松尾堂」には、
             “とっておきの一冊”や“旬な話題”を携えて、
             多彩なお客さま(ゲスト)が次々と訪れます。

       去年オープンし、毎月最終日曜だけの営業だった「松尾堂」も
         2008年4月からは毎週日曜お店を開くことになりました!
           (毎月最終日曜には「日曜喫茶室」を放送します)

              matsuo.jpg      satou.jpg                                    店主 松尾貴史       店員 佐藤寛子
      
    4月27日(日)日曜喫茶室、5月4日(日)今日は一日“ボサ・ノバ”三昧
              と2週放送がお休みの「松尾堂」ですが

                  次回5月11日(日)放送は
           ~非現実の世界を生き生きと描く~ をテーマに
           マンガ家の村上もとか(むらかみ・もとか)さんと
    川村学園女子大学准教授・作家の上橋菜穂子(うえはし・なほこ)さんが
              いらっしゃいます。 どうぞお楽しみに!

            kokuchi.jpg

               これまでの放送のくわしい内容は
                 「書店員・寛子の日記」から

            番組にまつわるさまざまな情報やエピソード
             番組ホームページよりご覧いただけます


       これまでの放送でおかけした曲・ご紹介した書籍はこちらから

 

 

            

投稿時間:14:35 | カテゴリ:番組ここが聴きどころ | 固定リンク
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5月5日(月)~11日(日) 今週のおすすめ番組


    「今週のおすすめ番組」では、1週間のFM番組の中から、
    おすすめの番組をピックアップして紹介していきます。

              大型連休中、「今日は一日“○○”三昧」では、
            クラシック、ボサ・ノバ、ギター音楽などを大特集します。
            みなさまから、リクエストやお便りを募集しています。
               詳しくは番組ホームページをご覧下さい。

   5月5日(月)からの週のおもな番組をご紹介いたします。

 「今日は一日“○○”三昧」は、5月5日(月)は、「“ラ・フォル・ジュルネ”三昧」6日(火)は、「“ギタリスト”三昧」を放送します。
どうぞお楽しみに。fm04.jpgfm03.jpg

 午後11時台の番組です。
livebeat.jpg「ライブビート」
5月7日(月)後11:00~前0:00

スカパンク/スカコア・シーンで絶大な人気を誇る男性6人組バンド、スキャフルキングと、ブルースやソウル、ロック、あらゆるジャンルを独自の発想で昇華させるバンド、カットマン・ブーチェのライブをお送りします。

logo_soul.jpg「ザ゙・ソウルミュージック」
5月8日(木)後11:00~前0:00
最近のソウル・シーンではさまざまなシンガーーによる、いわゆる名曲のカバーが流行しています。
そこで今月は、3週にわたって、古今東西のソウル・ナンバーの名カバーを一堂に集めてお楽しみいただきます。
フレッシュな最新カバーから知る人ぞ知るマニアックな逸品まで、幅広く懐の深いセレクションでお楽しみ下さい。

gontiti.jpgこのほか、5月10日(土)午前9時からの、「世界の快適音楽セレクション」は、万国ルー祭りです。
以前、予想以上に盛り上がったロー祭りに続く企画です。

sundyacla.jpg5月11日(日)午後2時からの「サンデークラシックワイド」では、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の2007/2008シーズンから、プッチーニの名作ボエームをお送りします。

koredayoshimatsu.jpg5月11日(日)午後7時20分からの「オーケストラの夕べ」は、
東京フィルハーモニー交響楽団の第36回オペラシティ定期演奏会から、マーラーの交響曲第6番イ短調「悲劇的」をお届けします。

listennhknidan.jpg         
        Listen♪♪NHK-FM
       NHK-FMの番組を、
    どうぞ今週もお楽しみください。
 

投稿時間:14:33 | カテゴリ:編成のイチ押し! | 固定リンク
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