2008年06月30日 (月)6月29日(日)のお客さまは、大野豊さんと小林宏之さんでした。


今年の春で32年目を迎えた
    
「日曜喫茶室」。    waitress.jpgmaster.jpg

 

当喫茶店のモットー・・・
「吟味したコーヒーの味もさることながら
お客様の興にまかせてのおしゃべりを
何よりものおもてなしと考えております」

 

 

            日曜喫茶室 6月29日(日)のお客さま

最終日曜日の午後、コーヒーを片手にお客さまをお迎えする日曜喫茶室。6月29日(日)は、大野豊さん(北京オリンピック野球日本代投手コーチ)と小林宏之さん(日本航空 機長)をお迎えし、「とっさの判断は一日にしてならず」をテーマに、一瞬にかける集中力やとっさの出来事に対する判断力についてお話をうかがいました。


                     ~お客さまのご紹介~

 大野豊(おおの・ゆたか)さん
1955年島根県生まれ。高校卒業後、3年間の会社勤めを経て、1977年、ドラフト外(テスト)で広島東洋カープに入団。江夏豊氏の指導により頭角を現す。1991年にはストッパーとして胴上げ投手になるなど赤ヘル黄金時代を築く。1998年に現役引退。2004年アテネオリンピック野球日本代表投手コーチとして銅メダル獲得に貢献。2008年北京オリンピックでも野球日本代表投手コーチを務める。

小林宏之(こばやし・ひろゆき)さん
1946年愛知県生まれ。1968年日本航空入社。ジャンボ機(B747-400)のベテラン機長で、これまでの飛行時間は17,000時間を超える。1990年、湾岸危機の際には、日本人を救出する救援機を操縦した。2006年に定年を迎えた後も、嘱託として国際線を中心に乗務を続けるほか、後進の指導や、危機管理、安全管理の講演活動もおこなっている。2007年、観測史上最小の海氷面積を記録した北極海を上空から写真撮影して話題となった。

  日曜喫茶室インタビュー、今回は、2000年からのご常連、ジャーナリストの轡田隆史さんにお話をうかがいました。

― 「日曜喫茶室」ご常連としての出演も9年目になられますが、毎回収録にいらっしゃる時はどんなお気持ちでいらっしゃるのですか?
それはもう100%以上(収録を)楽しみにしていて、毎回いそいそと現場にやってくるんです。いろんな方がゲストとしていらっしゃるので、今日はどんなお話をお伺いできるのかな? という楽しみがとても大きいです。もちろんちょっぴり緊張もありますね。みなさんのお話にうまく僕がついていけるかな? という不安がありますよ。

― 今日のテーマは「とっさの判断は一日にしてならず」でしたが、番組の最後に、ご自身の感想をおっしゃる場面は、まさに"とっさの判断"。その場でぱっと意見をまとめるのは大変ではないですか?
おしゃべりを楽しみながらも、番組の後半、テーマから離れず、全体が盛り上がっている状態を短い言葉でどう伝えられるかなぁ? って、意識する時もあります。途中メモをとることもあるのですが、その全部を話せるわけじゃないですし、頭の中で要約しているので、最後になって、それまでにぽつぽつと考えてきたことの大半を捨てちゃうこともあります。だから"とっさの判断"が、かなり入ってきますね。自分でこういうことをしゃべろうと思っていても、しゃべった言葉が音になって出た瞬間に、"とっさの判断"が次々と変わってくることもある。そういう意味では、しゃべるということは、怖いことですよね。でも同時に面白いし、楽しいし、スリルもある。これまで番組の最後に何度もはかまさんから「轡田さん今日のご感想は?」と言われて、毎回"今日こそはぴたっといい感想で着地したいな"と思っているんだけど、実際終わってみると、鉄棒で例えるなら、最後の着地で僕がよろよろっとしたなと思うこともありますね。だから逆に言うと、毎回今日こそはきちっと着地するぞ!っていうのも楽しみの一つとしてやってるところもありますね。

 

― 聴いている方としては、轡田さんの今日の感想を、さすがだなぁと思いながら聴いているのですが・・・
いやぁ、毎回しゃべり終わった瞬間に反省点が出てくるんです。今もすでに今日の反省がはじまっているんです。反省が多いから、反省しながら飲むお酒の回数が多くなるんです。といってもやけ酒飲むわけじゃないですがね(笑)。

― 日曜喫茶室は、フリートークが多いのですが、そういった番組のスタイルについて、どう思われますか?
台本をいただくとね、まずは読んで楽しんで、僕もそれなりに準備するんですよ。今日も、最初に、はかまさんが僕にお話をふってきた内容が、台本とは違う内容だったので、こちらも"とっさの判断"で話を切り替えたんだけど、ああいうの僕は好きですね。台本ももちろん楽しいし大事だけど、台本通りじゃなくて、はかまさんが、ぱっと話題をふってくると、こちらも"とっさの判断"で、どう受けこたえができるかっていうのが楽しいんです。そういう意味じゃ"とっさの判断"っていうのは人間の生き方の基本になるわけだからね。いつもこの番組の台本とテーマは、とてもいいところをついているなと思う。今回も、そうかぁ人間っていうのは、いろんな形でとっさの判断をしながら生きていると・・・環境問題でいうと、今我々が直面している巨大なとっさの判断は、地球環境の問題だろう。っていうね、そこにうまく着地したかったんだけど、ちょっともたついたなぁ。(と本日のご自分のトークを振り返る轡田さん)。う~ん常に反省です。

― 「日曜喫茶室のここが好きだ!」というのはどんなところでしょう?
ここがって言われると「すべてが」ということになりますね、"とっさの判断"で言うと(笑)。でも「すべてが」というとなんだかいい加減みたいだなぁ(笑)。でも正直言ってそうだし。毎回、番組の構成、メインテーマから教わることは多いし、それに応じたゲストの方がおいでになって、お話を聴けて、はかまさんが巧みに話しを引き出して、小泉さんが場の空気を盛り上げる。そこには、大勢のスタッフさんがいらっしゃって、その場をくるんでいるとても大きな空気がある。僕たちは、その中にこっぽり包まれてしばしおしゃべりをする。しかも、単なるおしゃべりじゃなくて実に深みのあるおしゃべりを楽しませてもらっている。これはもう、どこをとったっていいじゃないですか(笑)。さらに言うなら、僕は普段あまりコーヒーを飲まないの。普段は紅茶を飲むことが多いんですけどね、日曜喫茶室に来ると例外的にコーヒーを飲む。日常では、外で喫茶店に入ってコーヒーを飲むこともないし、家でもほとんどコーヒーは飲まない。"コーヒーは日曜喫茶室で飲もう"っていう僕の一種の不文律みたいなものがあるんだなぁ。日曜喫茶室でだけ例外的にコーヒーを飲むのは、う~ん、それは雰囲気なんだろうなぁ。

― では最後に、番組を楽しみにされているリスナーのみなさんにメッセージをお願いします。
これも"とっさの判断"だね(笑)。僕ね、いろんなところで「日曜喫茶室楽しみにしてます」って声かけてもらうんだけど、そういうのって本当に嬉しいですよね。おおいに楽しんでいただけるといいなぁと思うし、それと同時に、あんまり大きな声でしかられるのはちょっと困るけれど、お聴きになりながら"轡田はなんて間の抜けたことを言ってるんだろう"ってどうぞ内心ご批判もいろいろくださいと(笑)。つまりね、文章も映像も話した音声も、こちらから一方的に発信するだけでなく、それを読んでいただいて、見ていただいて、聴いていただいて、みなさんそれぞれの立場から批評あるいは批判をしていただく。もちろん褒めていただくのも結構なんだけど、そういうことがあって、初めて我々の作業は、完結するわけですよ。そうじゃなきゃ(送り手が発信した内容が)届いたことにならないじゃない? 批判をいただくにしても、ハガキを送るには、文面やあて先を書いて切手を貼ってポストに投函しなくちゃいけない。それは大変エネルギーのいることだし、(批判をいただくことも)とてもありがたいことですよ。みなさんからのそういったリアクションがあって、初めて送り手の作業は終わるんだと思う。

― つまりキャッチボールですよね。
まさにキャッチボールですよ。一方的に投げただけで、球がどこに転がったか分からないっていうんじゃキャッチボールにならないわけですから。

― 今日はどうもありがとうございました。

番組テーマ「とっさの判断は一日にしてならず」にちなんで、インタビューでは、轡田さんが日曜喫茶室収録中にする"とっさの判断"についてお話しいただきました。記者、コメンテーターなどの豊富なご経験からも"とっさの判断"については、プロフェッショナルの轡田さんですが、「毎回しゃべった後には、ああ言えばもうちょっとうまく伝わったかも、なんて思うんです」という話を聞き、"とっさの判断"の難しさを痛感。また、「日曜喫茶室を聴いて楽しむだけじゃなく、どうぞご批判もください」といった言葉は、ジャーナリストの轡田さんらしいメッセージですね。

普段コーヒーを飲まない轡田さんも、
ここではおいしくコーヒーが飲めるという「日曜喫茶室」
次回の開店は7月27日(日)後0:15~です
どんなお客さまがご来店されるでしょうか? どうぞお楽しみに

番組ホームページはこちらから


投稿時間:10:18

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