2008年12月24日 (水)『サタデーホットリクエスト』杏子さん選曲マイベストソング!


1.jpgNHK-FMは2009年3月1日に放送開始40年を迎えます。
それを記念して特設サイトをオープンしました。

特集番組のお知らせなどのほか
「あの日あの頃のマイベストソング」のコーナーでは、
みなさまのFMにまつわる思い出や曲を大募集しています。

NHK-FMで番組を担当しているDJのみなさんの
マイベストソングも随時公開中ですが、
今回は、文字数の都合でページに載せきれなかった
『サタデーホットリクエスト』杏子さんのマイベストソング全曲詳細解説を一挙公開します!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

kyokosan20081204.jpg『サタデーホットリクエスト』
杏子さんのマイベストソング

1. Whatever / Oasis
2. Vogue / Madonna
3. In My Life /Bette Midler
4. Supervixen / Garbage
5. Holidays(愛の休日) / Michel Polnareff
6. The Cort Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)
                        / King Crimson

1. ソロ活動をスタートして初めての海外レコーディング(※1)でロンドンに行った時に、街でこの曲が流れているのを聴いて、ロックなのにストリングをたくさん重ねているのにびっくりして、弦アレンジが素晴らしいなぁと思いました。とても寒い日だったなぁ・・・アビーロードスタジオでトラックダウン出来るということでとてもワクワクしていて、そんな時に街からこの曲がよく流れてきていました。この曲が素敵だったので、その次にロンドンでレコーディング(※2)をした際には、この"Whatever"の弦アレンジを担当されたニック・イングマンに自分達のアルバムレコーディングに参加していただいたという思い出があります。

(※1)アルバム「Dear Me」1995.4.10発売  
(※2)アルバム「TOKYO DEEP LONDON HIGH」1997.6.18発売

2.マドンナに興味を持ったのは、映画『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』(※)を見てからですね。ライブのパフォーマンスだけではなくオフステージすらプロデュースしているんじゃないか?というマドンナの姿を見て「すごいことをしようとしている人なんだな」と思いました。ライブで"Vogue"を歌うシーンがあるのですが、そこでマドンナがちょっと涙ぐむ場面があって、それを見てとても感動しました。"Vogue"は、現在もツアーなどで歌われている曲で、その時代時代の要素を取り入れたアレンジや衣装、例えばそれは中世のドレスであったり乗馬のコスチュームだったり、数年前のツアーでは、ゴルチエの衣装を着て三点倒立しながら登場していましたし、この間1泊3日で見に行ったデトロイトのライブでは、この曲をクラブアレンジで歌っていました。1990年に発売された曲だけど、時代とともに進化している曲だなぁと思います。とてもかっこいい!

(※)1990年、日本を皮切りにスタートしたワールド・ツアー"ブロンド・アンビション・ツア-"のオンステージとオフステージ両方を撮影したドキュメンタリー 監督 アレック・ケシシアン(1991年製作 アメリカ)

3. 第二次大戦から朝鮮戦争そしてベトナム戦争と半世紀に渡って軍隊慰問をし続けた男女のエンターテナーの半生を描いた『フォー・ザ・ボーイズ』(※)という映画の中で登場する1曲。ベトナム戦争中、兵士たちが、確固たる正義のために戦っているんだという意識もなく、ただひたすら目的もなく戦地に行って人を殺してしまう罪悪感にさいなまれる日々が続く中で迎えたクリスマス。ベット・ミドラーが、兵士たちの前でこの曲を歌うんですね。そこで若い兵士たちが、それを聴いて、家族、恋人、自分の故郷を思い出して泣くシ-ンがたまらなくて・・・。これは普遍的な愛を歌ったビートルズの曲なんですが、あえてベット・ミドラーのバージョンで挙げたい1曲です。

(※)主演 ベット・ミドラー、ジェームズ・カーン 監督 マーク・ライデル (1991年製作 アメリカ)

4. これは、1995年に発売されたGarbageのデビューアルバム「G」の1曲目ですね。当時ミュージシャンの間で「Garbageっていいらしいよ」と話題になっていて、車の中で初めて聴いた時、曲が始まって3~4小節目で音がとぎれた感じがして「針とび?」「壊れた?」って思ったのですが、それは、今では当たり前のこととなったアナログのテープとテープをばさっと切って繋いで編集するという画期的な編集の仕方だったんです。このバンドの登場は衝撃的でしたね。またプロモーションビデオもユニークで、リスナーとしてももちろん、ミュージシャンとしても研究するために何度も見聴きしましたね。

5.彼がデビューした当時のフランスは、英語で歌うということがまだあまり認められてなかった時代なのですが、そこをあえて英語で歌ったり、ライブでも派手なステージ演出をしたり・・・と、とにかく奇抜でした。日本でも"シェリーに口づけ"が大ヒットしてよく来日されていたと思います。そういえばNHKのTV番組でも何回か見た記憶がありますね。元々クラシック音楽出身の方なので、メロディラインが美しくて、中でも"愛の休日"はメロディが切なくてとても綺麗です。

6.リリースよりだいぶ遅れて、大学受験の時によく聴いていた曲です。当時私は、千葉に住んでいたのですが、なぜかNHK水戸放送局の電波をキャッチすることが出来たので、土曜の3時から放送されていた番組を毎週楽しみに聴いてましたね。自分が知らない曲や、ELP(※)やキング・クリムゾンなどの長い曲もふんだんにかかっていたので、そこでエアチェックをしていました。プログレ(プログレッシブ・ロック)を好きになったのもラジオ番組がきっかけですね。学生だったので、たくさんレコードを買うことがまだ出来なかったので、「エアで聴く」ということがとても大事でしたね。

※ エマーソン・レイク・アンド・パーマー(キース・エマーソン、グレッグ・レイク、カール・パーマーの3人によるイギリスのプログレッシブ・ロックバンド)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

プログレとの出会いはラジオだったという杏子さん! なぜか電波をキャッチできていたたという水戸放送局のラジオ番組のお話をはじめ、レコーディング時に出会った曲や、ミュージシャンならではの視点で選ぶ1曲、映画に登場する珠玉の1曲など、素敵なマイベストソングをおうかがいすることが出来ました。知らない曲があったらみなさん是非チェックしてみて下さいね!

杏子さん公式ホームページ

投稿時間:19:31

トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

ページの一番上へ▲

カテゴリー

最近のトラックバック


RSS

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません