2008年07月28日 (月)7月27日(日)のお客さまは、香川京子さんと池辺晋一郎さんでした。


今年の春で32年目を迎えた
    
「日曜喫茶室」。    waitress.jpgmaster.jpg

 

当喫茶店のモットー・・・
「吟味したコーヒーの味もさることながら
お客様の興にまかせてのおしゃべりを
何よりものおもてなしと考えております」

 

 

            日曜喫茶室 7月27日(日)のお客さま

最終日曜日の午後、コーヒーを片手にお客さまをお迎えする日曜喫茶室。7月27日(日)は、香川京子さん(女優)と池辺晋一郎さん(作曲家)をお迎えし、「思い出の黒澤明監督」をテーマに、お話をおうかがいしました。


                     ~お客さまのご紹介~

香川京子(かがわ・きょうこ)さん
東京都生まれ。1950年、島耕二監督の「窓から飛び出せ」でスクリーン・デビュー。その後、成瀬巳喜男、今井正、小津安二郎、溝口健二など日本の映画史を代表する巨匠、名匠たちの作品に数多く出演。(2008年9月公開予定の「東南角部屋二階の女」まで、出演した映画作品は119本にのぼる。)黒澤明監督作品には、1957年の「どん底」、「悪い奴ほどよく眠る」「天国と地獄」「赤ひげ」、そして遺作となった「まあだだよ」まで5作品に出演。 
池辺晋一郎(いけべ・しんいちろう)さん
1943年茨城県生まれ。東京芸術大学在学中からプロの作曲家として活動。ザルツブルグTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞など、日本国内だけでなく海外のさまざまな賞を受賞。交響曲から、映画音楽、演劇音楽、テレビドラマの音楽まで活躍の場は幅広く、1996年からは教育テレビ「N響アワー」の司会も務めている。黒澤明監督作品では、「影武者」「夢」「八月の狂詩曲(ラプソディー)」「まあだだよ」4作品の音楽を担当。

  日曜喫茶室インタビュー、今回は、1994年からのご常連、ドイツ文学者の池内紀さんにお話をおうかがいしました。

 

ikecuhisan4.jpg― 今日のテーマは「思い出の黒澤明監督」でしたが、池内さんは、黒澤作品をたくさんご覧になってらっしゃるようですね。
そうですね。黒澤さんの代表作といわれるものは、ほぼ同時代に見ていたり、あとから名画座で見たりして、ある程度作品を追っかけてました。

― 黒澤監督の絵(絵コンテ)などもご覧になったとのことでしたが。
どういう映画作りの方法があるのかな? なんて思った時に、日本の映画を作った人でまず・・・というと黒澤明監督ですからね。何かの時にいつも教科書を開くように 黒澤監督だったらどういう作り方をしたのかな? そういうことが気になって絵コンテを見たりしました。黒澤監督は日本映画の一種の神様みたいなものですからね。

― 映画はわりとご覧になる方ですか?
我々の世代は、だいたい映画大好き! みんな映画少年じゃなかったのかなぁ。映画館が唯一自分たちの逃げ場だったし、そこには、自分たちの知らない世界があったり、華やかな世界があったり・・・映画に対してはたぶん今の人たちよりもはるかに強い思いがあるでしょうね。

― じゃぁ香川さんにお仕事で会うなんて言ったら・・・
はかまさんが、番組の中で“銀幕のスター”なんて言い方をしてましたが、映画俳優で、特に人気のある人は“スター”つまり星ですよね。当時我々は、遠くの方に光っている星を見るような感じで彼らを見てましたね。映画館に行って一人暗闇の中で、じっとそのスクリーンを見ながら、映画という別世界に行ってまた現実に戻ってくるという感覚、我々の世代はそういった感覚が好きでしたね。

― そうすると、今日の収録は非常に楽しい収録だったのでは・・・
そうですね、番組に出させていただいて嬉しい日でしたね(笑)。

ieuchisan3.jpg ― 以前、安野さんにお話をきかせていただいた時に「池内さんは、小泉さんへのお話の振り方も上手でね」なんておっしゃってましたが、収録の時に心がけてらっしゃることなどは?
常連さんにあたる我々は、出しゃばっちゃいけないし、かといってずっと黙っているのも失礼だし、ほどほどというのがなかなか難しいんですよね。小泉さんはいつも日曜喫茶室のウェイトレスさんとして、自分でも目立たないようにしてらっしゃるんだけど、目立たないようにしてらっしゃる方がいらっしゃるということはとても大切なことでね、同じ喫茶店でもマスターだけしかいなかったら「行くのやめようかなぁ」なんて思っちゃうし(笑)。

― 池内さんは、はかまさんと長いおつきあいになりますが、池内さんから見たはかまさんは?
はかまさんといえば、ラジオ世代からの生き字引のような方ですからね。ラジオからテレビへとメディアが大きく変わった中で、特にラジオの世界で大きな仕事をなさった方ですから、ラジオというメディアに対する評価と、テレビに対する評価と批評と、いろんな要素をはかまさんなりに上手に仕事にいかしてらっしゃるなぁと思います。

― 池内さんご自身もご常連さんとしての出演が今年で15年目。ずいぶんと長く「日曜喫茶室」に通われてますね。
えっ、そんなになりますかねぇ。自分では覚えてないな(笑)。最初は、ゲストで来てしばらくしてから「ご常連さんとしての出演はどうですか?」というお話があったんですよね。

― ゲストとして出演されたのが、ご常連になるきっかけだったのですね。
そうですね、他のみなさんもだいたいそうですね。ここに来ると日ごろお会いできないような方にも、たくさん会えるし、出演された方の中には、その後も非常に親しくおつきあいしている生涯の友人にあたるような方が何人かいらっしゃるので、僕にとっては、「日曜喫茶室」というのは、非常にありがたい存在ですね。

ikeuchisan2.jpg― では最後に、番組を楽しみにしてらっしゃるみなさんへメッセージをお願いいたします。
地方で講演会などをすると、終わった後、お話に来てくださる方が何人かいらっしゃるのですが、その際に不思議なのは、「日曜喫茶室いつも聞いてますよ!」ってみなさん大きな声ではおっしゃらないことなんですよね。「池内さん、今日の話よかったですね~」なんて講演の感想をおっしゃった最後にひそひそ声で「日曜喫茶室いつも聴いてますよ」って共通の秘密みたいにこっそり話してお帰りになられることが多い(笑)。だから僕も「ありがとうございます」ってついひそひそ声でこたえちゃう。小声でささやきあってるの(笑)。だから共通の秘密を持っている方々が全国にいらっしゃるような気がして僕は、それが非常に楽しいですね。プライベートな時間を共有しているような気持ちになるから「ああいう声になるんでしょうね」(←とひそひそ声)なんて(笑)。そういう番組ですよね「日曜喫茶室」って。これからも番組を是非楽しんでいただきたいですね。

― どうもありがとうございました。

映画少年だった池内さんにとって今回の収録は、とても楽しいテーマだったとのことでしたが、日曜喫茶室のいいところは、番組のスタイルは同じでも、テーマによっていろんなゲストの方がいらっしゃるので毎回全然違った番組になることですよね。と池内さん。そんな池内さんもきっとまたいらっしゃる「夏の特別営業」のお知らせです!

 

★「日曜喫茶室」夏の特別営業が決定★

8月25日(月)~27日(水)午後4時~6時(3日連続放送)

「もっと放送を聴きたい!」という日曜喫茶室ファンのみなさまからのご要望におこたえし、8月は通常の放送プラス3日間の特別営業が決定いたしました! 放送時間も15分拡大し2時間のスペシャルバージョンです。素敵なお客様をお迎えする予定です。「日曜喫茶室」からみなさんへ夏の終わりのプレゼント♪ どうぞお聴き逃がしなく
 

番組ホームページはこちらから 

没後10年黒澤明特集(BS2で監督作 全30作放送中) 

投稿時間:10:50

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