NHK NHK杯フィギュア2009
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第5期 2003年〜2007年
強豪国日本の時代へ
村主章枝
荒川静香
中野友加里
浅田真央
2002年ソルトレークシティー五輪で起きたペア審判不正疑惑をきっかけに、新たに導入されたのが新採点方式である。それまでの6点満点システムが廃止され、技の持点が加算されていく今の方式が正式に採用されたのが2004年秋。ジャンプのみならず、スピンやステップなどにもこれまでにない比重がおかれるようになり、競技スポーツとしての大きな進化をとげた。
そんな中で、この時期から本格的に世界のトップへと進出していった日本人選手の活躍は、世界中を驚かせた。NHK杯では2002年(第24回)から2006年(第28回)までの5大会連続、日本の女子が優勝を独占。しかも5回ともすべて違う選手がタイトルを獲得している。2005年(第27回),2006年(第28回)のNHK杯では男女シングルとも日本選手が優勝し、特に2006年NHK杯長野大会では、男女すべての表彰台を日本の選手が独占するという前代未聞の偉業を成し遂げた。

の時代の日本女子の先駆者として世界への道筋を切り開いたのは村主章枝だった。2002年の世界選手権で銅メダルを手にし、様々なスタイルに挑戦するチャレンジ精神は今も衰えていない。荒川静香は小学生時代から高い運動能力に注目されていたが、スケーターとして本格的に開花したのは2004年世界タイトルを得た時である。2006年トリノ五輪ではジャンプと表現力を兼ね備えた演技を披露し、日本人スケーター初の金メダルを手にした。中野友加里はトリプルアクセルをこなす高い運動能力だけではなく、毎シーズン着実に洗練され、全体のレベルアップを見せてくれるスケーターである。安藤美姫といえば4回転サルコウばかりが話題にされてきた。だが彼女のジャンプは全体的に質が高く、伊藤みどりに続いて日本が生んだ天才ジャンパーであることは間違いない。そして現世界チャンピオンの浅田真央。ジュニア時代から天才少女の名に相応しい活躍を見せてきた彼女だが、今ではすっかりシニアらしい存在感を身につけた。高度なジャンプと、毎年磨かれていく表現力で女子のフィギュアスケートをまた一段と高いレベルで導きつつある。

子は情熱的な音楽表現とステップのうまさに定評のある高橋大輔が、2006年(第28回)、2007年(第29回)のNHK杯を2連覇した。2005年(第27回)にNHK杯のタイトルを獲得した織田信成は足首や膝のクッションをうまく利用して安定したジャンプの着氷が最大の武器だ。現世界チャンピオン、カナダのジェフリー・バトルが初めてシニア国際大会でメダルを獲得したのは2001年(第23回)NHK杯だった。しかし2010年の地元バンクーバー五輪での活躍を期待されながらも、先日、突然の引退を発表した。米国のジョニー・ウェアは、美を競わせたら右に出るものはいないという優雅なスケーティングが持ち味の選手。中性的な容貌だが、トリプルアクセルの質の高さは現役男子の中でも指折りである。

ップル競技では、一時期のロシアの全盛にかげりが出始めていた。ペアではアスレチックな演技を得意とする中国のザン&ザン、洗練されて質の高いスケーティングが魅力のドイツのサブチェンコ&ゾルコーヴィー、アイスダンスでは端正なスケーティングと個性的なリフトが特徴のカナダのデュブレイユ&ローゾンなどが活躍し、群雄割拠の時代を迎えている。


   
 
第25回 2003年

旭川・旭川大雪アリーナ
男子シングル 女子シングル
1位 ジェフリー・バトル カナダ
2位 ティモシー・ゴーベル アメリカ
3位 ソン・ガオ 中国
1位 村主章枝 日本
2位 エレーナ・リアシェンコ ウクライナ
3位 恩田美栄 日本
ペア アイスダンス
1位 マリア・ペトロワ/アレクセイ・ティホノフ ロシア
2位 アナベル・ラングロワ/パトリス・アーチェット カナダ
3位 ドロタ・ザゴルスカ/マリウス・シュデク ポーランド
1位 アルベナ・デンコワ/マキシム・スタビースキー ブルガリア
2位 エレーナ・グルシナ/ルスラン・ゴンチャロフ ウクライナ
3位 ガリット・チャイト/セルゼイ・サフノフスキー イスラエル
第26回 2004年

名古屋・名古屋市レインボーアイスアリーナ
男子シングル 女子シングル
1位 ジョニー・ウィアー アメリカ
2位 ティモシー・ゴーベル アメリカ
3位 フレデイック・ダンピエール フランス
1位 荒川静香 日本
2位 安藤美姫 日本
3位 エレーナ・ソコロワ ロシア
ペア アイスダンス
1位 マリア・ペトロワ/アレクセイ・ティホノフ ロシア
2位 チン・パン/ジャン・トン

中国
3位 ドロタ・ザゴロスカ/マリウス・シュデク ポーランド
1位 アルベナ・デンコワ/マキシム・スタビースキー ブルガリア
2位 タチアナ・ナフカ/ロマン・カストマロフ ロシア
3位 イザベル・デロベル/オリビエ・シェーンフェルダー フランス
第27回 2005年

大阪・なみはやドーム
男子シングル 女子シングル
1位 織田信成 日本
2位 イワン・ライサチェック アメリカ
3位 高橋大輔 日本
1位 中野友加里 日本
2位 村主章枝 日本
3位 エレーナ・リアシェンコ ウクライナ
ペア アイスダンス
1位 ダン・ザン/ハオ・ザン

中国
2位 アリオナ・サフチェンコ/ロビン・ソルコビー ドイツ
3位 ウタコ・ワカマツ/ジャン・セバスチャン・フェクトー カナダ
1位 マリー・フランス・デュブレイユ/パトリス・ローゾン フランス
2位 アルベナ・デンコワ/マキシム・スタビスキー ブルガリア
3位 アナスタシア・グレベンキナ/ワズゲン・アズロヤン アルメニア
第28回 2006年

長野ビッグハット
男子シングル 女子シングル
1位 高橋大輔 日本
2位 織田信成 日本
3位 小塚崇彦 日本
1位 浅田真央 日本
2位 村主章枝 日本
3位 中野友加里 日本
ペア アイスダンス
1位 シュウ・シェン/ホンボー・ツァオ 中国
2位 ダン・ザン/ハオ・ザン

中国
3位 バレリー・マルコー/クレイグ・ブンタン カナダ
1位 マリー・フランス・デュブレイユ/パトリス・ローゾン カナダ
2位 ヤナ・ホフロワ/セルゲイ・ノビツキー ロシア
3位 メリッサ・グレゴリー/デニス・ペチュホフ アメリカ
第29回 2007年

仙台・仙台市体育館
男子シングル 女子シングル
1位 高橋大輔 日本
2位 トマシュ・ベルネル チェコ
3位 スティーブン・キャリエール アメリカ
1位 カロリーナ・コストナー イタリア
2位 サラ・マイアー アメリカ
3位 武田 奈也 日本
ペア アイスダンス
1位 アリオナ・サフチェンコ/ロビ・ソルコビー ドイツ
2位 キオーナ・マクラフリン/ロックニー・ブルベーカー アメリカ
3位 ジェシカ・デュベ/ブライス・デービソン カナダ
1位 イザベル・デロベル/オリビエ・シェーンフェルダー フランス
2位 テッサ・バーチュー/スコット・モワ カナダ
3位 ヤナ・ホフロワ/セルゲイ・ノビツキー ロシア
第30回 2008年

東京・国立代々木競技場
男子シングル 女子シングル
1位 織田信成 日本
2位 ジョニー・ウィアー アメリカ
3位 ヤニック・ポンセロ フランス
1位 浅田真央 日本
2位 鈴木明子 日本
3位 中野友加里 日本
ペア アイスダンス
1位
ほう・せい/とう・けん
中国
2位 井上怜奈/ジョン・ボールドウィン

アメリカ
3位 ジェシカ・デュベ/ブライス・デービソン カナダ
1位 フェデリカ・ファイエラ/マッシモ・スカリ イタリア
2位 ナタリー・ペシャラ/ファビアン・ブルザ フランス
3位 エミリー・サムエルソン/エバン・ベーツ アメリカ
 
国際スケート連盟(ISU)   (財)日本スケート連盟

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