NHK杯全国高校放送コンテスト

第69回 大会リポート

会場の高校生のみなさん、顧問の先生方に久しぶりの参集開催への思いなどを聞いてみました!
インタビューにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!

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①3年ぶりの参集開催となった全国大会!参加への思い・意気込みは?

  • 🎤(東京都/アナウンス部門 2年)
    アナウンスというのは目の前に人がいてなんぼだと思っているので、実際に会場に来られて良かったです。これまでの練習の成果を出せるのかと緊張もしましたが、やはり目の前の人に伝えたいという感情の方が上回り、自分の原稿を思うように読めて楽しかったです。
  • 🎤(茨城県/アナウンス部門 2年)
    私の高校がNコン準決勝に出場するのは50年ぶり、茨城県でも10年ぶりだそうです。他県ほど高校間の交流などが活発ではないので、放送部員や上手な方が大勢いることを実感できたし、私が取材したことを伝えたいという思いで楽しく読むことができました。
  • 🎤(北海道/ラジオドキュメント部門 2年)
    全国大会に来たのは初めてで、来ることができて本当によかったなって思っています。先輩たちの思いも引き継いで、これからも頑張っていきたいと思いました。北海道から来たので、東京の湿気と暑さに驚いています。首が冷えるタオル巻いているんですけど、なかなか涼しくならないので、来年は手持ち扇風機をたくさん持って来たいです。
  • 🎤(富山県/ラジオドキュメント部門 2年)
    全国大会に来たのは初めてで、緊張感を感じましたね。他校のレベルの高い作品を聴いて参考にさせていただきました。全国大会は本当にいい刺激をもらえる場所だなと思います。
  • 🎤(北海道/創作ラジオドラマ部門 2年)
    制作を頑張って来ましたが、準決勝出場が決まって、東京に来られることが信じられませんでした。どの高校もオリジナリティーのある作品ばかりで、こだわって作っているのが伝わってきて、本当に勉強になりました。
  • 🎤(愛知県/創作テレビドラマ部門 2年)
    県大会でも最優秀賞をいただいたり、Nコンの準決勝に進ませていただけて、すごくうれしかったです。
    他校の作品を見ると、すごい発想だなと思ったものがいっぱいありました。コロナ関連の作品もあって、大人の方たちにも、いま私たちが何を思っているかをしっかり伝わる作品が作れたらいいなと思いました。
  • 🎤(宮城県/創作テレビドラマ部門 3年)
    全国大会は、読む人も作る人も個性があって、1人1人違う人間なんだなとすごく感じられる場でした。後輩たちにも全国大会で、自分と違う人の考え方を目で見て感じてもらいたいと思います。
  • 🎤(北海道/ラジオドキュメント部門 顧問)
    3年生は、コロナの影響を大きく受けた学年で、ちょっとかわいそうな思いをしていたので、最後に全国大会に来られて本当に良かったです。
    テレビドキュメントで準々決勝まで進んでいた子たちも、東京に連れてきました。会場の雰囲気を感じてもらって、来年につなげてくれたらと思っています。
  • 🎤(北海道/創作ラジオドラマ部門 顧問)
    久しぶりに参集で開催されて、何よりも子どもたちにとって良かったなと思います。生徒がただ参加するだけでなく、作品を評価しあったり、生徒同士でコミュニケーションをとっている姿は、すごくいいですね。
    ラジオドラマ部門の作品を見て思ったのは、コロナ禍で活動が制限され、アイディアが狭くなってもおかしくないのに、さびれることなく、みんなきちんと表現できていたこと。子どもたちの想像力は素晴らしいですね。
  • 🎤(北海道/創作テレビドラマ部門 顧問)
    今回3年ぶりに対面形式で北海道の大会も開催されました。大会の場で交流することができたのは生徒にとっては非常に新鮮な感覚だったんじゃないかな。これまでは普通にやっていたことが一時できなくなりましたが、また少しずつ今まで通りできるようになってうれしく思います。
  • 🎤(宮城県/創作テレビドラマ部門 顧問)
    久しぶりに全国大会に来ることができたことは、大変うれしいです。県大会を勝ち抜いたことも、対面で大会が開催されたことも、とても幸せなことだなと思っています。
    コロナ禍でしたが、逆にそれを利用して、マスクをつけていて先生の顔がわからないということで、先生に笑顔を見せてくださいという番組を作って、文化祭で生徒たちが発表していたのが印象に残っています。

②コロナ禍での活動について(苦労したこと・工夫したこと等)

  • 🎤(宮城県/創作ラジオドラマ部門 顧問)
    思い出すだけで悲しくなっちゃうんですけど、3年前に用意していた作品が、ダメになって…。あの時の悔しさを考えると全国大会の場に、戻ってこられて本当に良かったです。
    コロナ禍でドキュメントを作ったときに、対面で取材ができず、電話取材になりました。電話取材は音声のクリアさに限界があって、大切なことを言っているのに、技術的な面ばっかり見られてしまって。伝えたいことが伝えられなかったこともありました。心残りなことはありますが、コロナ禍でも取材に協力してくださった方には励ましの言葉をいただいて、本当にうれしかったですね。
  • 🎤(北海道/創作テレビドラマ部門 3年)
    コロナ禍の取材は、少数人数で行かないといけないので、それが本当に大変でしたね。
    制作で気をつけたことは、いろんな人の意見を聞くこと。学年関係なく、局員みんなでアイディアを集めて、ネタを作るようにしました。
    大会では賞を狙いたくなるけど、後輩たちには自分たちが作りたいものを楽しんで作ってほしいなと思います。
  • 🎤(愛知県/創作テレビドラマ部門 顧問)
    高校生という多感な時にコロナでいろんな行事が中止になって。その経験を通して、コロナを絡めた作品がありました。やっぱり高校生に与える影響が大きかったんだなと改めて感じました。マスクをして撮影している学校が多い中で、音声の明瞭さを出すためにみなさん工夫されていて、勉強になりました。

③Nコンに向けて努力したこと・作品への思いについて

  • 🎤(宮城県/創作ラジオドラマ部門 2年)
    実際にあった出来事をテーマに作品を作りました。あまり誇張もせず、控えめにもせず、ただ伝えることを大事にしました。
    作品を作るときに、誰かが亡くなるというストーリーは、感情移入しやすく、話のアップダウンを作りやすいですが、私たちはそれをやめようと決めました。そうした自分たちが決めたルールの中で、何度も練り直し完成した作品が、準決勝に進出して、すごくうれしいです。
  • 🎤(広島/校内放送研究発表会 2年)
    日頃から何に困っているのかを具体的にまとめておかないと、調査している途中で混乱して前に進めなくなってしまいます。どういう結果に導くか、見通しを立ててから実際に活動を進めていくことに注意しています。
  • 🎤(静岡/校内放送研究発表会 2年)
    原稿が大量にあったなかで、8分以内に収めるのは大変でした。いかに聴きやすいまま、時間内に収められるスピードで読むかは、一緒に発表する子と何度も練習しました。
    私たちはレーザーポインターを使いましたが、ある学校では、矢印の棒を画用紙で作って、それを使っていました。とてもわかりやすかったです。