私からNコン出場を控えている皆さんに、作品を制作する中で心がけたことや気づいたことを伝えたいと思います。

ラジオドラマは音だけで表現する番組です。ですから、現実では起こり得ないことや近未来の世界も創り出すことができます。その分、登場人物のセリフや言い回しに少しでも違和感があると聴き手は作品に入り込めなくなります。そこで私はラジオドラマの録音をする際、セリフを自然なトーンで言うよう心がけていました。どれだけ自然な言い回しの脚本を書けていても、不自然なトーンやテンポでセリフを読んでしまうと台無しになってしまいます。

そして、番組制作はチームワークが何よりも大切だと感じました。8分の短い作品でも制作は長期間に及びます。その間に部員同士で意見が食い違ったり、思うように進まないことが何度もあると思います。その時に投げ出してしまうのか、逃げずに部員と話し合って解決策を見つけ出そうとするのかで作品の質が大きく変わってくると感じました。

皆さんも上手くいかない時こそ部員との対話を大切にし、素敵な番組を作ってください！応援しています。