全国高校放送コンテスト優勝者からのエール

第66回 NHK杯全国高校放送コンテスト
朗読部門 優勝者

才川陽妃さん

66回大会朗読部門で優勝した、佐賀清和高校出身の才川陽妃です。

全国大会優勝時のお写真

私は皆さんに毎日練習が大きな糧になることをお伝えしたいと思います。
私は高校から放送部に所属しました。なので、初めての時の活舌練習は全く上手くいかずに悔しい思いをするばかりでした。ですが、毎日毎日繰り返し練習することで言えなかった単語が言えるようになっていったのです。1年生の秋には朗読の奥深さにすっかりはまってしまって、毎日無意識に声に出して原稿を読んでいました。しまいには私の妹が私の原稿を覚えてしまっていました。

高校二年生の時の決勝前

その練習の成果が発揮されたのが、2年生の全国大会です。初めての全国大会で、決勝まで残ることができました。私はその時初めて、練習はうそをつかない。その時は分からなくてもいつかは成功するのだと気づきました。
そこから1年は全国優勝に向けていろいろな練習に取り組みました。顧問の田川先生が熱心に指導してくださり、毎回新しい発見でドキドキしていました。部活動後に家に帰ると、先生との”読み”の練習を早く自分のものにしたくて、家でも練習していました。NHKホールで読めたことももちろん良い思い出ですが、部活の思い出は?と聞かれると、田川先生とのエレベーター前での練習が思い浮かびます。あの練習は今でも私の糧になっています。

3年の時の大会の原稿

練習してすぐに結果が出るわけではありません。日々の積み重ねが、いつか花を咲かせます。ふとした時にその練習の成果が花開くかもしれません。その時を信じて”今“を一生懸命頑張ってみてください。

大学一年生の時、テレビ局でのナレーションをした際のお写真