全国高校放送コンテスト優勝者からのエール

第66回 NHK杯全国高校放送コンテスト
ラジオドキュメント部門 優勝者

大館燎太さん 「ダイナミックルーキー」制作

皆さんこんにちは、元東播磨高校放送部の大館燎太です。

「ダイナミックルーキー」を制作したメンバーと(真ん中が大館さん)

優勝した時はあまり実感がなく、うれしさよりも感謝の方が強かったです。取材させていただいた方々や支えてくれた同輩、後輩、先生方、思いを託してくださった先輩への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

NHKホールにて撮影

「ダイナミックルーキー」は先輩が引退した後すぐに制作に取りかかった作品で、緊張と迷いの中で作ったことを覚えています。そんな中、私が大事にしたことはやりたい事は全部やってみるということでした。私が代表で番組を作れるのはこの一年間だけなので、やるだけのことはやって楽しく悔いのない番組作りがしたかったからです。取材にはできるだけたくさん行き、ナレーションも「あーでもない、こーでもない」と何度も撮り直した記憶があります。どんなに小さなことでも実際にやってみると新しく見えてくるものがあり、よりよい番組になっていきました。また、聞きやすい番組であることも大事にしていたことです。決して自己満足的な番組ではなく、誰が聞いても分かる内容と聞きやすさを意識しました。相手に伝えるということは、放送部を離れてもすごく大切なことです。特に昨今の情勢では画面越しということが増え、相手を意識しづらくなっています。相手を意識することを忘れずに番組を作ってください。

オープンハイスクールでの学校説明会で、司会を務める大館さん

今回の大会が皆さんにとって出し惜しみと悔いのない大会であることを願っています。そのためにとことんやってやるというチャレンジ精神を持って番組制作にあたってほしいです。素敵な放送部人生を謳歌してください。頑張れ!