全国高校放送コンテスト優勝者からのエール

第65回 NHK杯全国高校放送コンテスト
創作テレビドラマ部門 優勝者

高橋碧さん

素敵な仲間と乗り越えてきたもの

現在は、法政大学にある自主マスコミ講座という、放送業界を目指す人のための特別講座に参加しています。また、法政大学のオープンキャンパススタッフとして、ムービー制作チームにも所属しています。

オープンキャンパススタッフのムービー企画チームミーティング

最後に制作した『影松伸男の成長記録』は、長時間かけ本当に沢山の人に協力していただきました。部員総出の出演に加え、放送部以外の生徒、顧問の先生、OBの先輩方、友達、両親などから、感想や意見、応援を沢山いただきました。途中で行き詰まり、良い方向に進めない時期もありましたが、とにかく諦めない姿勢で取り組みました。最後までやり遂げられたのは、周りの人たちの支えがあったからこそ。周りの支えってとても大きいなと実感しました。
それから、“人に楽しんでもらえるもの”というのは、まず自分自身が楽しむことで生まれるものだと思います。当時は、もちろん優勝したい気持ちはありましたが、それ以上に制作するのが楽しい気持ちの方が大きかったです。
支えてくれた仲間と、心から活動を楽しめたからこそ、皆で優勝できたと思っています。放送部での活動とNコンのおかげで「今まで頑張ってきてよかった」と、自信と誇りを持つことができ、支えてくれる人の大切さを改めて考えることができるようになりました。自分たちの練習や都合があるにも関わらず、協力してくれた当時の部員には、とても感謝しています。

自主マスコミ講座活動中

もう一つ大切なのは、高校生らしさとメッセージ性はもちろん、どれだけ“印象に残るもの”であるか。そして“自信を持って発表できるもの”であるか、です。堂々とすることで印象は良い方向にぐっと変わります。私達はどうしたらインパクトを残せるのかを考え、視聴者にとって、1番わかりやすい演者の魅力を最大限に引きだすことを意識しました。
そのために必要なのは、演者のことをよく知り、制作陣と演者の間でコミュニケーションをとりチームワークを良好にすることです。大学は人と関わる機会が多く、特に自主マスコミ講座とオープンキャンパススタッフなどの活動では、“自信”、“好印象”、“コミュニケーション力”がステップアップに繋がるので、放送部での経験がとても役に立っています。

優勝した時の集合写真(左から4番目が高橋さん)

信頼できる仲間がいること、支えてくれる人への感謝を忘れないでください。部内では、人によって部門は違うと思いますが、良いものを作りたいという気持ちは同じなはずです。一生懸命やってきたことが、きっと何かのきっかけになります。
今まで頑張ってきたことを信じ、後悔の無いよう楽しんでください。大会が終わる最後の最後まで仲間と過ごす時間を大切に、出場される皆さんにとって、Nコンに出てよかったと思える素敵な思い出になりますように!