最後の大会で制作した「あの夏の記憶」が優勝した時、とても感動したことを今でも覚えています。当時は本当にこの題材で良いのか迷いがあり、本格的に制作に取りかかったのが４月の下旬。正直、大会までに間に合うかとても不安でした。それでも沢山の方にインタビューをさせていただくうちに、この番組を一人でも多くの方に聞いてほしいと思うようになり毎日番組と向き合いました。
時には班のメンバーや顧問の先生方と意見がぶつかり少し揉めてしまうこともありましたが、今となっては良い思い出です。いろいろなことがありましたが、Nコンを通じて“伝えること”の楽しさや難しさを学び、チームとしての大切さを改めて実感しました。

私は、3年間同じメンバーで番組を制作していました。最初は地区予選も通過できませんでしたが、最後まで諦めずに頑張って良かったなと思っています。
放送部は学校を裏方として支えることが多いと思います。だけどその放送部の活動を、家族や友だち、顧問の先生など多くの方が支えてくださっている。それがあるからこそ大会に出場できる。そのことを当たり前だと思わず、感謝の気持ちを忘れないでいてほしいです。

全国大会に出場される皆さん、本当におめでとうございます。最後まで自分を信じてやり抜いてください。そして、仲間と共に今“この瞬間”を楽しんでくださいね！