“センパイ”に聞いちゃいました!!

Case3.ラジオディレクター

最後まで諦めない

關川勇介さん

 関西のラジオ放送局のディレクターとして、洋楽オールディーズを紹介する番組や、地球環境をテーマにしたトーク番組などをメインに、イベント制作や音響にも携わっている關川(せきかわ)勇介さん。ラジオ放送局版Nコンとも言うべき、「高校生マイクバトル」という番組もご担当されているとか!今回は、關川さんの“Nコン”時代に迫ります。

『高校生マイクバトル』の収録風景

現役時代に参加したNコンの思い出は?

 1994~1997年の高校3年間で、さまざまな部門にエントリーしました。作品提出前には学校で合宿を行い、より良い作品にしようと仲間と意見を戦わせながら作品を仕上げたものです。制作終了時の達成感、そしてその作品が評価された時の喜びは今も忘れられません。

Nコンに参加してよかったことは?

 Nコンがあることで、他校の作品を聞いて学ぶだけでなく、他校とのつながりができ、それによって部内の結束力も高めることができたことです。
放送部の活動は校内が主ですが、他校との交流や比較ができたことで練習方法や新しい技術も獲得することができました。その事で、部内もより良い作品を作るために、より結束して高めることができたように感じます。

現在の仕事で役立っていることは?

 作品作りに「完成」はないこと、そして、最後まであきらめないことを学びました。
できた!と思っても、そこからさらに考え、工夫していくことによって、より良い作品に仕上げていくことができると思います。また、良い作品をつくるためには最後まであきらめずに努力することが必要で、「これで完成」としてしまったら、それ以上のものは目指せない。そんな最後まであきらめない姿勢は、仕事だけでなく、人生においても大切なことだと思っています。

ラジオ卓で真剣な表情の關川さん

先輩からのエール

 自分たちが伝えたいこと、やってみたい企画などが一つはあると思います。それを作品にするための下調べ、取材を行い、まずは自分で理解し、咀嚼(そしゃく)し、その思いを伝えるにはどのように番組構成をしたらよいのかを考えてください。思いが人に伝わるというのは楽しいですよ。まずは自分たちが楽しむことを忘れずに、人に伝える作品を作ってください。


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