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【えぬきこう】
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"明日は必ずやってくる!" 今だからこそ、あなたに届けたい物語。栃木県宇都宮市で朗読劇「すっぴん」上演!

20210120_0.jpg2020年12月13日(日)、栃木県総合文化センターでとちラブ朗読劇「すっぴん」を上演しました。

NHK宇都宮放送局では、2019年3月に小山市で、とちラブ朗読劇「コミチャン!」を上演し、第2弾となる今回も、地域に根差した内容の朗読劇となりました。

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舞台は戦後の高度経済成長期の栃木。食べる幸せをたくさんの人に届けようと、まんじゅうの自動製造機の開発に挑む夫婦の物語です。
林和子さん原作の実話を元に、大野泰広さんが脚本・演出を担当しました。

コロナ禍ということで、大ホールを利用し、客席は前後左右隣り合わないように間をあけて対策、舞台上も十分なソーシャルディスタンスを設けました。
役者のみなさんが動き回らない代わりに、そこにあるのは衣装の数々…

「機械に手作りの温もりを込めていく職人たちをオーケストラの演奏者に見立てて、衣装は燕尾服とドレスにしました。それをベースにシーンや役柄ごとにその場で早替えをしてもらいました。楽器の代わりに用意したのは小道具です。効果音として使ったものもあるので、役者のみなさんは大変だったと思います。でも、せっかくの生の舞台ですから、見に来てくださった方に少しでも楽しんでいただきたくて…!」と大野さん。

 

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物語は、虎彦(村上新悟)を追いかけて、和子(田中美里)が
栃木・鬼怒川へやってくるところから始まる

 

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機械づくりは困難を極め、失敗の連続
それでも、ひたむきに前をむく二人

 

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虎彦と同じ夢を持つ良き相棒・柏木善男(高木渉)と 熟練の技を持つ鍛冶職人・佐藤ひさし(迫田孝也)

 

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母のように和子を支える旅館の女将・八木岡麻子(遠山さやか)
あたたかい励ましに涙ぐむ和子

 

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コメディタッチなシーンで使われた懐かしい黒電話
受話器を取ると音が止まる効果音の小道具

 

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林田虎彦役の村上新悟さん(栃木県出身)と妻・和子役の田中美里さん

 

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迫田孝也さんと遠山さやかさんは、老舗和菓子屋の職人頭・野中卓三と弟子・尾野のコンビも演じました

 

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高木渉さんは、老舗和菓子屋の三代目・柏木善兵衛のほか、鍛冶職人・佐藤ゆうじ、和菓子店店主などを熱演
脚本・演出の大野泰広さんは、黒子として衣装を着せたり、手拍子を促したり…さらに支配人も演じて大活躍

 

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音楽とピアノ演奏は山本清香さん
虎彦さんがベートーベンを聞きながら製図を書いていたという逸話をヒントに、ベートーベンの交響曲第7番のほか、ピアノソナタ「月光」やバイオリンソナタ「春」など、おなじみの曲をアレンジして、物語を彩りました。

2回公演で来場してくださったお客様は460人。アンケートからは、「広い会場で感染対策もしっかりしていて、安心して観覧できました」「久しぶりに生の舞台を見て、お芝居っていいなあ~と改めて思いました」という声もいただきました。

 

朗読劇「すっぴん」は、栃木県内向けにFMで放送します。ぜひお聞きください!
放送予定:2021年1月24日(日)午後2時~【FM/栃木県のみ】

ネットラジオ「らじる★らじる」でも1月25日(月)午後4時から1週間配信します。
こちらも、ぜひお楽しみください!

「らじる★らじる」ホームページ https://www.nhk.or.jp/radio/

(放送・配信予定は変更になる場合があります)